FEYNLAB社は世界ではじめてセラミック被膜のガラスコーティング開発に成功した高い技術力を持った会社です
最上級セラミックコーティング「クリスタルセラム・ウルトラ」は塗装と共有結合しソフトなベースレイヤーとハードなトップレイヤーの2層を形成します
セラミックプロ9Hは3Dセラミックマトリックス分子構造を持ち、最高硬度9Hの非常に硬い被膜を形成し、優れた耐擦傷性・耐薬品性を誇ります
servFaces(サーブフェイス)は、革新的で高品質なカーケア製品を提供するドイツ発のカーディテイリングブランドです
川崎市中原区のお客様よりメルセデスAMG SL43をお預かりさせて頂きました。
こちらのオーナー様からは2台目のご依頼となります。
いつも当店をご愛顧頂き誠に有難う御座います。

前回もステルスフルプロテクションフィルム(マットPPF)をご依頼頂き、お乗換えに際しまして再度ご依頼を頂きました。前回のお車も中々見ないマットホワイトの仕上がりとなりオーナー様も街中で声をかけられる事が多かったとおっしゃっておりましたが、今回も他では見ないセンス溢れる仕上がりとなっております。

元色はメルセデスの人気オプションカラー「アルペングレー」。ご友人様からも「マットにしないでこのままでもカッコ良いよ!」と言われたとの事でした。確かにその通り十分カッコ良いです。しかしオーナー様の「しっかり保護・よりカッコ良く・人とは違った仕様」で楽しみたいと今回もマットプロテクションフィルムの施工をご依頼頂きました。

当店のプロテクションフィルムは単なるフィルムの施工ではなく、「施工前の下地の美しさ・フィルムの仕上がりの美しさ・施工後の継続的な美しさ」にこだわって施工を行っております。プロテクションフィルム専門店での施工の多くは、下地処理=洗車+αという内容がほとんでです。なぜか?それはフィルムを貼ってしまえば、多少の薄傷やシミは見えなくなってしまうからです。プロテクションフィルム専門店は基本フィルムのプロであるため本格的な磨きは行えないのです。弊社のお客様でも以前、塗装面のシミが少し気になっている状態で有名プロテクションフィルム専門店に相談したところ、貼れば隠れてしまうから大丈夫と言われたとの事でした。結果、フィルムを貼っても多少のシミは見えるし、そもそも塗装が汚い状態で貼っている事が気持ち悪いと弊社で再施工のご依頼を頂いた事も御座います。
コーティングもプロテクションフィルム(PPF)も施工前の下地処理(磨き)が重要です。
新車であっても薄傷やシミなどが多く付いている事は珍しい事では御座いません。まずはしっかり下地を整えてから、お客様のお車の使用用途や保管環境に応じてコーティングやプロテクションフィルムで保護を行うのがベストです。YoutubeやSNSでは「プロテクションフィルムが最強・安心」と謳う所も多くありますが、全ての方に当てはまる訳では御座いません。コーティング・プロテクションフィルムそれぞれのメリット・デメリットを理解する事が重要です。当店ではお客様のお車の使用用途や保管環境、ご要望に応じて施工のご提案が可能です。お気軽にご相談下さい。
今回の施工内容
・XPELステルスフルプロテクションフィルム(マットPPF)
・下地処理クリーニング+磨き処理
・FEYNLAB PPF専用セラミックコーティング
・ホイールコーティング
・スリックフロントガラスコーティング
・窓ガラス全面コーティング
・内装レザーセラミックコーティング
・ブラックアウトラッピング(フロントグリル・ドアノブ)
それでは早速施工に入っていきます。
まずはボディチェックからスタートです。

2025年式のディーラーデモカー上がりの認定中古車となります。ボディカラーがアルペンカラーのため屋外ですと一見綺麗な様に見えましたが、ボディ全体に洗車では落とす事の出来ない水シミが固着しているのが分かります。

グロスブラック部分を見てみるとより分かりやすいかと思います。このようなシミが部分的に付く事は基本ありません。このフロントガラス上部にこれだけ付いているという事はボディ全体に同様に付着している事を意味します。

トランク部分には先程のシミに加えて線傷のようなものも確認出来ます。

右側面には磨き傷によるオーロラ模様が確認出来ます。デモカーでコーティング施工を行なった痕跡もないため、恐らくメーカー出荷時からのものと思われます。

ボディの隙間やドア下からは製造時のグリースが流れ出ています。

リアディフューザーなど細部にも水シミや薄傷が多くあるのが分かります。


テールライトや窓枠モールなども同様です。

ホイールにも新車時のプロテクターフィルムの糊残りが確認出来ます。


室内のレザーシートに関しても、まだ走行距離3000km以下のお車ですが黒ずみ汚れが目立っております。このように低走行のデモカーや展示車、認定中古車なども汚れや薄傷などが多くあるのがお分かり頂けるかと思います。まずはこれらをリセットし、綺麗な状態を作り出す事からスタートです。

まずは洗車を行いボディ表面の汚れを洗い流していきます。

ボディ表面の汚れを洗い流しましたら細部洗浄を行っていきます。

まずはシリコンオフでボディに固着しているグリースやプロテクターフィルムの糊残りを取り除いていきます。
ビフォー

アフター

グリースも綺麗に分解除去完了です。

ホイールも1本1本状態を確認しながら隅々までクリーニングしていきます。
ビフォー

アフター

ホイールの糊残りも隅々まで除去完了です。

続いて酸性クリーナーを使用しボディ表面に固着している無機汚れを取り除いていきます。

タオルにクリーナーを付け、ボディ表面を拭いていきます。

無機の汚れが白く浮かび上がってきました。ボディカラーがグレーのため分かりづらいですが、非常に多く無機汚れ(水シミ)が多い事が分かります。


ボディの細部隅々まで丁寧にクリーニングしていきます。


洗車+αの下地処理を行っても上記のように塗装に入り込んだ水シミや薄傷が残っているのがお分かり頂けるかと思います。これらを除去・整えるにはしっかりとした磨き処理が必要となります。

マスキングテープで養生を行ってから磨き作業を行っていきます。薄傷やシミを取り除きながら塗装本来の美しさを引き出していきます。

塗装状態や形状に合わせて職人がポリッシャー・バフ・コンパウンドの組み合わせを変えながら塗装を整えていきます。

テールレンズなどの材質が異なる場所も材料を変えながら隅々まで整えていきます。

窓枠のブラックモールも磨きます。

通常のポリッシャーが入らない細かな箇所はミニポリッシャーで磨いていきます。

普段見えない下回り部分も丁寧に磨いていきます。


特にグロスブラックパーツは塗装が繊細なため磨き傷が出ないよう、より慎重な作業が求められます。
ビフォー

アフター

洗車+αの下地処理でも除去する事が出来なかったシミや薄傷も綺麗にリセット完了です。
ビフォー

アフター

線傷なども除去完了です。
ビフォー

アフター

オーロラ模様に乱反射してしまっていた磨き傷(バフ目)も整いました。
ビフォー

アフター

レンズ類もしっかりと綺麗になっています。
ビフォー


アフター


薄傷やシミが目立っていたグロスブラックパーツも新車のような輝きを取り戻しました。
ビフォー

アフター

細部のモールまでしっかり整えております。「神は細部に宿る」細部の仕上げも重要です。
ボディの磨きが完了しましたら続いて窓ガラスも下地処理クリーニングを行っていきます。

窓ガラス用のバフとコンパウンドに変え、窓ガラスも磨いていきます。窓ガラスにも蓄積されたシミや油膜などが付いているため、コーティング前に除去を行い美しく透明度の高い窓ガラスに仕立てていきます。全ての下地処理クリーニング・磨き処理が完了しましたら再度洗車を行い、車全体を一度綺麗にリセットします。




お車全体、綺麗に整いました。
綺麗な状態を作り出せましたら、ここからプロテクションフィルム(PPF)施工に入っていきます。

今回はフィルムを施工する前に下地を整えた窓ガラスに先にコーティングを施しておきます。窓ガラスコーティングは雨天時の視界確保はもちろんですが、シミや油膜などが付きづらくなるため美観維持に非常に有効的です。ボディが綺麗でも窓ガラスが汚くては車が綺麗には見えないからです。

準備が整いましたら車両をフィルムブースに移動させ、プロテクションフィルムの施工に入っていきます。今回使用するフィルムはXPEL社のSTELTHステルスマットプロテクションフィルムを使用し、塗装を保護しながらアルペングレーをマット化していきます。

ボディに施工液を塗布しフィルムを乗せていきます。フィルムを乗せたら慎重かつ素早く施工液をスキージーで抜いていき、フィルムをボディに密着させていきます。この際に施工液や空気の抜きがあまいと気泡等が出来てしまうため注意が必要です。

1パネルづつ丁寧にフィルムを施工していきます。フィルムは予めコンピューターカットしたものを使用しフィッティングさせていきます。

コーティング同様、プロテクションフィルムもバッテリーを消耗し易い作業です。しっかり充電器でバッテリー管理を行いながら施工を行ないますのでご安心下さい。当店では最新のリチウムイオンバッテリーにも対応出来る充電器を完備しております。

細かな箇所も丁寧にフィルムを施工していきます。

フロントグリルとドアノブもブラックアウトラッピングも進めていきます。こちらも予め大方のデータを作成しておきラッピングする事で安全かつ美しいカットラインで施工が可能となります。


プロテクションフィルム(PPF)とラッピングの作業が一旦完了しましたら、外したエンブレムを元に戻していきます。今回は外した純正のエンブレムを戻すのではなく、オーナー様がご用意したブラックに塗装されたエンブレムを付けていきます。(純正品ではないので規定位置に合いませんでしたが、こちらで上手く調整して取付いたしました)

車両をコーティングブースに戻しましたら、各種コーティング作業を行っていきます。まずはPPF専用セラミックコーティングを施工していきます。プロテクションフィルムは飛び石傷や外的要因から塗装をしっかり守れる反面、水シミなどが付きやすいデメリットが御座います。フィルムに一度シミが固着してしまうとクリーナーで除去出来るうちは良いですが、それでも取れなくなってしまうと最悪の場合フィルムを貼り変えないといけなくなってしまいます。フィルム専用セラミックコーティングを施す事で水シミの固着を低減でき、お手入れも楽にする事が出来るためプロテクションフィルムとセットで施工するのがオススメです。

しかしフィルムに乗せるコーティングも何でも良いわけではありません。当店ではフィルムを傷めず、しっかりフィルムに定着するフィルム専用セラミックコーティングを使用して施工を行ないます。またこのコーティング作業も精度が重要です。コーティングのチェックがあまくムラを出してしまうとフィルムのため磨いて直す事が出来ないのです。1パネルづつ慎重な作業が求められます。


リアスポイラーの内側やドアの内側など細かな部分も隅々までコーティングしていきます。

窓ガラスコーティングはフィルム施工前に施工しましたので、続いてホイールコーティングを行います。綺麗にクリーニングしたホイールに耐熱ホイールコーティング剤をスプレー工法で施工していきます。今回のホイールの様に複雑な形状のホイールでもムラなく隅々までホイールコーティングを行う事が可能です。ホイールコーティングを行う事でブレーキダストが固着しづらくなるため、ブレーキダストが出やすいお車への施工は大変有効的です。

続いて幌コーティングを行っていきます。幌もマイクロブラシで幌繊維の中まで綺麗にクリーニングした後、幌コーティング剤をスプレーと手塗りで何度も重ね塗りしていきます。コーティングを施工したらヒーターであたため、コーティング剤を立たせ撥水力を上げていきます。

外装の施工が一旦全て完了しましたら、最後に内装のクリーニングとコーティングを行っていきます。内装も外装同様、コーティング前に下地処理クリーニングを行います。まずは掃除機で車内全体のゴミを取り除いていきます。

続いてレザークリーナーを使用しレザーの表皮をクリーニングしていきます。マイクロソフトブラシを併用する事でレザーのシボの目の中の汚れもクリーニングしていきます。

ドアトリムやハンドルなど全体的にクリーニングを行います。
ビフォー

アフター

ビフォー

アフター

黒ずみや皮脂汚れも取れ、美しいレザー表皮に生まれ変わりました。

下地処理クリーニングが完了しましたら、ここからレザーシートコーティングを行っていきます。今回はULGOレザーセラミックコーティングを使用して保護を行っていきます。当店ではレザーの材質や色味に応じて数種類の厳選したレザーコーティングを扱っております。レザーの種類や色味、状態に応じて職人が一番適切なコーティングを選び施工を行ないます。

ヘッドレストなども動かし、隅々まで丁寧にコーティングを行っていきます。

ハンドルもコーティングいたします。

レザーシートコーティングはコーティングの拭き残しやムラを作ってしまうとリカバリーが難しい作業のため、慎重な作業が必要です。当店ではコーティングのプロが施工しますので安心してお任せ下さい。


いかがでしょうか?コーティングを施工してあるのか分からない自然な仕上がりとなっております。レザーシートコーティングにおいては、いかに自然な仕上がり出来るかが重要となります。当店のレザーシートコーティングは見た目や質感をほとんど変える事無くコーティングを行う事が可能です。艶々になってしまたっり、ツルツル滑ってしまい運転しにくいという事も御座いませんので安心してお任せ下さい。

これで全てのコーティング・プロテクションフィルムの作業が完了いたしました。最後にお車全体を整え完成となります。仕上がったMercedes-AMG SL43がこちらになります。








幌を開閉したバージョンでもどうぞ。



日本ではまだ珍しいマットアルペングレー仕様のSLが完成です。全てブラックアウトせず部分的にグロスブラックラッピングとブラックエンブレムにし、サテンシルバーを残したのもカッコよいです。仕上がったお車をオーナー様に見て頂き大変お喜び頂く事が出来ました。この度も多岐に渡るご依頼誠に有難う御座いました。今後も綺麗な状態が維持出来るようサポートさせて頂きますので、引続き末永いお付き合いを宜しくお願い致します。
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