横浜市南区のお客様より2023年式メルセデスAMG A35をお預かりさせて頂きました。
こちらのオーナー様からは4台目のご依頼となります。
いつも当店をご愛顧頂き誠に有難う御座います。
現行型のA35はパナメリカーナグリルに変更されよりアグレッシブな印象になっております。
今回中古車をご購入され外装をフルリフレッシュしたいご依頼頂きました。
今回の施工内容
・ボディガラスコーティング「ナノクリスタル・プロ」
・ホイールコーティング
・スリックフロントガラスコーティング
・窓ガラス全面コーティング
・モールプロテクションフィルム
それでは施工を行っていきます。
まずは洗車後ボディチェックからスタートです。
ボディ平面部分を見てみるとシミ(スケール)が付着してきており塗装を曇らせています。
ガラスルーフ仕様車のため、こちらにもシミの固着が確認出来ます。
こちらはドア下部分のシミです。
これは実は新車時から付着しているものです。
ドアガードとして新車輸送時にプロテクターが貼られているのですが、そこから垂れてきた水でほとんどの新車はここにシミが固着しています。デモカーか何かで磨きを入れていないのか、新車時のコーティング施工者さんが見落としたのかは分かりませんがこちらも除去していきます。
塗装の弱いピラーは洗車傷が多く入っております。
リアバンパーは新車時に補修を行い、その際の磨き傷(バフ目)が目立ちます。
こちらは欧州車の悩みの種である窓枠のアルミモール劣化です。
欧州車のアルミモールはアルミ素材にアルマイト保護処理が施されているものの、気候などによりこのように錆びが発生してしまいます。今回はこちらの錆も除去し再発しないよう透明フィルム(モールプロテクションフィルム)も施工を行っていきます。
状態が確認出来ましたらまずはボディ全体のスケール除去からスタートです。
酸性クリーナーを使用し水シミを科学的に分解除去していきます。
その際に酸性クリーナーが窓枠のアルミモールに付着すると劣化が酷くなるため、事前にマスキングテープで養生を行いボディを洗浄していきます。
細かな部分はクリーナーとソフトブラシを使用し隅々までクリーニングを行っていきます。
ビフォー
アフター
細かな箇所に固着していたスケールも綺麗に除去完了です。
ボディのスケール除去が完了しましたら続いて窓ガラスのスケールを取り除いていきます。窓ガラスのスケール除去は酸性クリーナーが窓ガラスの格子の目に入り込み酸焼けを起こす事があるため注意が必要です。クリーナーを薄めにし、浸透時間を短くしながら手早く除去を行っていきます。
ビフォー
アフター
透明感のある窓ガラスへと生まれ変わりました。
後ほど研磨作業時に油膜も磨きで取り除いていきます。
スケール除去作業が完了しましたら続いて鉄粉除去を行っていきます。
粘土(クレイパッド)を使用しボディに付着している鉄粉や付着物を取り除いていきます。
この作業を行う事でボディ表面の付着物が取れ、ザラザラが解消致します。
下地処理クリーニングが完了しましたら、今回オーナー様からエンブレムとステッカーを剥がして欲しいとご要望を頂いておりましたのでエンブレムとステッカーを剥がしていきます。
エンブレムは強力な両面テープで付いております。
糊残りをシリコンオフでふやかしてから除去パッドで取り除いていきます。
綺麗に剥がす事が出来ました。
下地処理クリーニングが全て完了しましたら続いて研磨作業に入っていきます。
塗装エッジ部分やゴムパーツなどをマスキングテープで養生し、
安全かつ的確に磨くための準備を整えてから磨きを行っていきます。
遮光を行い特殊スポットライトで塗装面を確認しながら丁寧に1パネルづつ仕立てていきます。
サイドパネルも形状に合わせてポリッシャーやバフ・コンパウンドを変え丁寧に磨いていきます。
細かな箇所はミニポリッシャーに切り替え磨いていきます。
普段では中々見る事のないリアディフューザーの裏も磨いていきます。
サイドステップの裏側は機械では状態把握が難しいため手磨きで処置を行っていきます。
ビフォー
アフター
リアバンパーのバフ目(磨き傷)も綺麗に修正出来ました。
ビフォー
アフター
繊細なピアノブラックのピラーパーツも輝きを取り戻しました。
ボディの磨き作業が完了しましたら続いて窓枠のアルミモール磨きを行います。
マスキングテープを貼り替えアルミモールを専用研磨剤で磨いていきます。
アルミモールの磨きはボディ研磨よりも時間と手間がかかります。
1本づつ丁寧に磨き上げていきます。
ビフォー
アフター
窓枠のアルミモールが綺麗に復元されました。
しかしこのままではまたアルミモールが腐食してしまいますので後ほどモールプロテクションフィルムで保護する施工を行っていきます。続いて窓ガラスの下地処理を行っていきます。
窓ガラスもコーティング前にシミや油膜などを取り除いてあげる事でコーティングの定着も高まると同時に透明感ある美しい窓ガラスに仕上げる事が可能となります。
窓ガラスの美しさはお車全体の美観に直結致しますのでボディと合わせて施工する事をオススメ致します。全ての下地処理クリーニング・研磨処理が完了しましたら再度洗車を行いボディ状態を一旦リセットします。
洗車が完了しましたら、コーティング前にモールプロテクションフィルムを施工していきます。
まずは塵や埃などがフィルム内に混入しないようモール周辺を清掃していきます。
清掃が完了しましたら予め2023年式メルセデスAMG A35ハッチバック用のデータを使用し、フィルムをコンピューターカットしておきます。それを先程清掃したモールの上にのせ、位置を整えていきます。
スキージーで施工液をフィルムの外に押し出しながらフィルムを圧着していきます。
施行後のモールがこちらになります。
一見フィルムが貼ってあるか分からないクオリティではないでしょうか。
これで屋外保管でも長期に渡りアルミモールの保護が可能で御座います。
今回はモールを復元するところから行っておりますが、
新車時にモールプロテクションフィルムを施工するのがオススメです。
モールPPFの施工が完了しましたら、ここからようやくコーティング施工となります。
今回お選び頂いたコーティング剤は「ナノクリスタルプロガラスコーティング」です。
無機と有機のハイブリットナノガラスコーティングであり、
透明感ある艶感と高い撥水性が特徴の人気ガラスコーティングです。
こちらのコーティング剤を丁寧にボディに塗り込んでいきます。
ボディコーティングが塗布出来ましたら窓ガラスにもコーティングを塗布していきます。
こちらはハイブリットフッ素窓ガラス専用コーティング剤を使用し窓ガラス全体へと施工を行っていきます。
最後にホイールコーティング施工です。
ホイールの内側まで丁寧にクリーニングを行い脱脂作業を完了させた後、耐熱性ホイールコーティング剤をスプレー工法で施工していきます。ホイールコーティングを行う事でブレーキダストの固着を低減出来るため欧州車をはじめブレーキダストの出やすいお車にオススメです。
全てのコーティング施工が完了しましたら最後にお車全体を整え完成となります。
仕上がったMersedes-AMG A35がこちらになります。
4台目のご依頼誠に有難う御座いました。
今回も仕上がったお車を見てオーナー様にお喜び頂く事が出来ました。
またメンテナンスでのご来店お待ち致しております。
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