FEYNLAB社は世界ではじめてセラミック被膜のガラスコーティング開発に成功した高い技術力を持った会社です
最上級セラミックコーティング「クリスタルセラム・ウルトラ」は塗装と共有結合しソフトなベースレイヤーとハードなトップレイヤーの2層を形成します
セラミックプロ9Hは3Dセラミックマトリックス分子構造を持ち、最高硬度9Hの非常に硬い被膜を形成し、優れた耐擦傷性・耐薬品性を誇ります
servFaces(サーブフェイス)は、革新的で高品質なカーケア製品を提供するドイツ発のカーディテイリングブランドです
東京都のお客様より2022年式アストンマーチンヴァンテージをお預かりさせて頂きました。
この度は都内よりご依頼誠に有難う御座います。

4世代目前期モデルのアストンマーチンヴァンテージとなります。
やはりアストンマーチンのデザインはカッコいいですね。
今回中古車をご購入され美しくリフレッシュしたいとご相談を頂きました。

お客様からは「撥水はよくしている状態だが、綺麗に感じない」「ライトの下に車両を停めると細かなシミが気になる」とご相談を頂きました。ボディカラーが白やシルバーの場合、一見綺麗に見えてしまいます。しかし実際はシミや薄傷が目立ちにくいものの、他のボディカラー同様汚れが固着しています。ボディカラーが白でも違いが出るようしっかり施工を行っていきます。
今回の施工内容
・セラミックコーティング「GTECHNIQクリスタルセラムBLACK」
・スリックフロントガラスコーティング
・窓ガラス全面コーティング
・ストーンガードプロテクションフィルム貼り替え
・内装レザーシートコーティング(フロントセット)
それでは施工を行っていきます。
まずはボディチェックからスタートです。

こちらの写真はボンネットとなります。一見綺麗見えますが丸いスポットライトを見てみると非常に細かなシミが多く付いている事が分かります。これがくすみの原因となり車が綺麗に見えない状態となっているのです。

ルーフはソリッドブラック塗装のためより状態が分かりやすいかと思います。塗装が白くボケてしまっております。これが白色塗装部分にも同じような状態となっているのです。


またルーフやドアミラーには前オーナーの洗車傷でしょうか。線傷も目立ちます。


また白い車が綺麗に見えない原因として、もう一つ上げられるのがボディ端部の黒ずみ固着です。

トランク内側の溝部分にも同様に黒ずみが固着しています。
この様な端部も全てクリーニングを行っていきます。

またこちらのお写真はリアフェンダー付近の写真となります。スポットライトの周辺に非常に細かな傷があるのがお分かり頂けますでしょうか。これは磨き傷になります。アストンマーチンをはじめとするスーパーカーの場合、このような磨き傷がかなりの確率で入っています。量産車とはいえ手作業による部分も多くメーカー工場で仕上げきれなかった箇所となります。こちらも修正を試みます。

またこのブラック塗装部分を見て頂くと見えやすいのですが、ボディ全体にコーティング剤がかなり乱雑に塗り広げられているのが分かりました。そのため購入して何もしていなくても撥水はしていたのです。撥水しているのと綺麗なのは別という事がお分かり頂けるかと思います。


リアディフューザー裏をはじめフロントグリルの細かな部分にはスケール(水シミ)が固着しています。これは洗車時に水の拭き取り不良により水道水のカルシム成分が固着してしまっているのです。



それ以外にも様々な箇所にシミが固着してしまっているのが発見出来ました。

エンジンルームなども洗車時の水の拭き取り不良による水シミの固着が見られます。

窓ガラスもコーティング剤を塗っていたのでしょうか。簡単には落ちない付着物が確認出来ます。

純正のストーンガードも黄変を起こしており見た目を損ねてしまっております。こちらも貼り換えを行っていきます。このように一見綺麗なお車でも実は様々な付着物・薄傷等が御座います。コーティング・プロテクションフィルムどちらを施工するにしても、まずは下地を整える(下地処理)が重要と言えます。(新車であっても同様)

状態をおおよそ確認出来ましたら、ここから綺麗を取り戻す作業を行っていきます。まずは洗車を行いボディ表面の汚れを洗い流していきます。

ドアやボンネットを開けた内側まで徹底洗車を行っていきます。

徹底洗車が完了しましたら、ここから洗車では落とす事の出来ないスケール(水シミ)をクリーナーで科学的に分解除去を行っていきます。

パーツの材質を見極めながら1パネルづつ丁寧シミ取り作業を行っていきます。特にスーパーカー等の場合、特殊な表面処理を行っている車も珍しくありません。むやみやたらにクリーナーでクリーニングすると変色する危険性もあるのです。

エンブレムなどの細かな箇所はソフトブラシとクリーナーで隅々までクリーニングしていきます。

リアディフューザー裏などボディ裏側まで抜かりなくクリーニングを行います。

スケール除去が完了しましたら続いてトラップ粘土を使用し鉄粉等の付着物を取り除いていきます。

ボディには上記写真のような鉄粉が何か所か付着している状態です。鉄粉は放置してしまうと塗装の中に入り込んでいってしまう可能性もあるため、しっかり取り除いていきます。

サイドスカートやリアバンパーサイド下に付着しやすいピッチ・タール除去も行います。

黄ばんでしまっているストーンガードはヒートガンでフィルムを柔らかくし塗装を引っ張らないよう慎重に剥がしていきます。
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洗車では落とす事の出来ない固着していた水シミも綺麗に分解除去完了です。
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隙間に入り込んでいた黒ずみも綺麗にクリーニング完了です。
下地処理クリーニングが完了しましたら、ここから磨きの作業を行っていきます。

マスキングテープで塗装エッジ部分やバフを当てると危険な箇所は養生を行い、安全かつ的確に磨くための準備を整えます。準備が整いましたら磨いていきます。車の塗装は車種や年式によって硬さや癖が異なります。塗装状態を確認しながらその場で最適なマッチングを導き出し塗装を仕立てていきます。

遮光を行い特殊スポットライトで塗装面を確認しながら丁寧に磨き上げていきます。

メーカーの磨き傷が酷い箇所は研磨力の高いシングルポリッシャーを使用し改善していきます。

ソリッドブラックパーツの細かな箇所も1か所ずつ丁寧に磨いていきます。

窓枠のモールも磨きます。

リアディフューザーの裏側も普段見えい箇所ではありますが、しっかしり磨いて整えます。

通常のポリッシャーでは入らない箇所はミニポリッシャーを使用し隅々まで仕立てていきます。
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入庫時は塗装面が細かなシミや薄傷に覆われ塗装がくもっておりましたが、綺麗な塗装肌に整いました。
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ルーフのソリッドブラックパーツも線傷や付着物でダメージが多い状態でしたが、色味の違いが分かるほど綺麗に整いました。
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その他の箇所も細かなパーツも含め、まるで新車のように生まれ変わりました。
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深く入っていたメーカーの磨き傷もご覧のように綺麗な状態に仕立てる事が出来ました。
全ての塗装磨きが完了しましたら、今回は窓ガラスの全面コーティングもご依頼頂いているので窓ガラスも磨きを行い下地を整えます。
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窓ガラスに固着しているシミ(ウロコ)・油膜・付着物などを取り除きクリアなガラスに仕立てます。全ての下地処理クリーニング・磨き作業が完了しましたら再度洗車を行いお車綺麗な状態にリセットします。

洗車が完了しましたら、コーティングを施工する前にプロテクションフィルムを施工していきます。先程純正ストーンガードを剥がした箇所にフィルムを施工していきます。今回はアストンマーチンヴァンテージのストーンガードデータがフィルムメーカーに無かったためデータからお作りしてフィルムをコンピューターカットしたものを施工しています。
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ストーンガードも綺麗に貼り変え完了です。
ここからようやくコーティング施工に入っていきます。

今回お選び頂いたコーティング剤はイギリス製ハイエンドセラミックコーティングのGTECHNIQ社の最上級セラミックコーティング「GTECHNIQ CRYSTAL SERUM BLACK」です。3層からなる非常に硬く撥水性の高いこのセラミックコーティングは世界でも高い評価を得ているコーティングです。まずはベースコートとなる「GTECHNIQ CRSTAL SERUM ULTRA」を施工していきます。このベースコートはソフトレイヤー層が塗装の細かな凹凸に入り込み結合し、その上を硬さ9H以上と言われるハードレイヤー層が保護するコーティング剤です。そのため塗装強度が高まり外的要因から塗装をしっかり保護する事が可能となります。

しかしこのコーティング剤は施工が非常に難しく、イギリス本国に認証を受けた施工店のみでした取扱いをする事が出来ません。当店はメーカー側から技術力に一目を置かれメーカー側からオファーを頂き、関東でもいち早く認定の取得を受けております。1パネルコーティングを塗布する事にコーティング確認用ライトで確認をしながら微細な濃淡までしっかり整えながらコーティングしていきます。

フロントフェンダー部分はフードが閉まっていると隠れてしまう部分も御座いますが、そのような箇所もしっかりコーティングを施していきます。

フロントグリルなど細かな部分も1か所ずつ丁寧にコーティングしていきます。

ベースコートの施工が完了し一晩乾燥させましたら、ここからトップコートを施していきます。使用する液剤は「GTECHNIQ EXO」です。ベースコートを保護し、撥水性や防汚性を高めていきます。

ドアの内側や細かな箇所も丁寧にコーティングしていきます。

ベースコート同様、トップコートもコーティング確認用ライトを使用し拭き残しやムラなどがないか徹底的にチェックを行いながら仕上げていきます。ボディセラミックコーティングが完了しましたら続いてオプションコーティングに移っていきます。

まずはスリック+窓ガラス全面コーティングです。窓ガラスコーティングを行う事で雨天時の視界確保は勿論ですが、シミや油膜などが付きづらくなるため美観維持に有効的です。せっかくボディが綺麗でも窓ガラスが汚いと美観を損ねてしまうためボディと合わせての施工がオススメです。また当店ではスリックフロントガラスコーティングという特殊ワイパーゴムと専用コーティングを組み合わせた特別なフロントガラスコーティングをご用意しております。これは輸入車に多いワイパービビりを低減するのに大変有効なため輸入車オーナー様から大変好評いただいております。

透明感ある美しい窓ガラスに仕上がりました。外装コーティングが全て完了しましたら、ここから内装のクリーニングとコーティングに入っていきます。



こちらのお車も中古車とは言え低走行ではありますが、やはりシートが汚れているのが確認出来ます。黒ずみやテカりなどは汚れている証拠です。これは中古車に限らず新車でも汚れている事は珍しくないため、内装レザーシートコーティングの前には外装同様下地処理が重要と言えます。

まずは掃除機でシートの隙間に入り込んでいる塵・埃・ゴミなどを取り除いていきます。

掃除機が完了しましたら続いてレザー専用クリーナーでレザー表皮を優しくクリーニングしていきます。クリーナーで黒ずみや皮脂汚れなどを浮かしタオルでからめとっていきます。
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汚れが取り除かれレザーがすっきりしたのがお分かり頂けるかと思います。

クリーニングが完了しレザーの下地が綺麗に整いましたら、ここからコーティングを行っていきます。レザーはメーカーや車種により表皮の処理が異なるため、当店ではそのレザーに合わせて毎回コーティングを選定して施工を行っております。特にアストンマーチンのレザーは良質で繊細なため注意が必要です。


レザーシートは勿論ですが手が触れて汚れやすい箇所は全体的にコーティングしていきます。

皮脂などで汚れやすいハンドルもしっかりとコーティングする事により汚れてもリカバリーしやすくなります。

またレザーシートコーティングは一度ムラや拭き残しなどを作ってしまうと修正が難しい箇所です。塗装面であれば最悪磨けば取り除く事が出来ますがレザーはそうはいきません。当店ではレザーコーティングに関しても熟練のスタッフがライトで確認しながら丁寧に施工を行いますのでご安心下さい。

また当店のレザーシートコーティングは見た目や質感をほとんど変える事無く施工出来るのも強みで御座います。レザーシートコーティングを施工して艶々になってしまったり、ツルツル滑って運転しにくいという事も御座いません。

これで全ての施工が完了いたしました。最後にお車全体の最終仕上げを行い完成となります。仕上がったAston Martin Vantage Coupeがこちらになります。










この度はご依頼誠に有難う御座いました。コーティング施工後も綺麗が維持出来るようサポートさせて頂きますので、末永いお付き合いを宜しくお願い致します。
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