横浜市保土ヶ谷区のお客様より2021年式メルセデスAMG GLE53クーペをお預かり致しました。
【いつも店舗の前を通っており気になっていた】と愛車のリフレッシュをご依頼下さいました。
新車から3年経過し外装もダメージが蓄積してくるタイミングとなります。
定期的なメンテナンスを行うか、2~3年に1度コーティングを再施工して頂くとベストです。
今回のお車も前回コーティング施工した被膜の劣化と汚れが蓄積され塗装がくもっている状態です。
ボディサイド部分も水シミがびっちり固着してしまっております。
今回はこれらを出来る限りリセットを行い、
今後このような状態にならないようしっかりとしたボディコーティングで保護を行っていきます。
今回の施工内容
・セラミックコーティング「FEYNLABヒールライト」
それでは早速施工を行っていきます。
まずは洗車を行いボディ表面部分をクリーニングしていきます。
今回のようなボディ状態の場合、屋外ではぱっと見艶感があったり撥水も良く効いているように見えるのですが、実は先程見て頂いた劣化被膜がボディを覆ってしまっています。
洗車が完了しましたらスケール除去剤を使用しボディに固着しているスケールや劣化被膜を科学的に分解除去していきます。
細かい部分にも汚れが蓄積しているため、ソフトブラシとクリーナーを併用しながら細部もクリーニングを行っていきます。
未塗装樹脂部分も汚れが蓄積しておりますので、こちらはマルチクリーナーとマイクロブラシの組み合わせで未塗装樹脂の目の中の汚れを掻き出しながらクリーニングしていきます。
ビフォー
アフター
クリーナーで分解除去したため劣化被膜が完全ではないですが除去され白っぽさが少し緩和され、今度は逆に劣化被膜の下にあった洗車傷が見えるようになってきました。
ここから塗装を磨いていきこの洗車傷等も除去を行っていきます。
まずは磨き前にトラップ粘土を使用し塗装に付着している鉄粉や付着物を取り除いていきます。
この作業を怠ってしまうと鉄粉などがバフに絡み磨き傷が入ってしまったり、
ボディがツルツルに仕上がらなくなってしまう場合が御座います。
粘土掛けが終りましたら、ここから磨き作業を行っていきます。
劣化した被膜と洗車傷を磨きで除去・整えていきます。
1パネルづつ丁寧に磨き上げ塗装を復活させていきます。
今回のような状態の場合、均一に満遍なく磨かないと綺麗に仕上がりません。
時間をかけながら隅々まで丁寧に磨き上げていきます。
施工前
クリーナー後・研磨前
磨き後
磨きを入れた事で劣化被膜や洗車傷などが除去され、
オブシディアンブラックの美しい塗装が蘇りました。
ビフォー
アフター
リアスポイラー付近の細かな部分も綺麗に復活して参りました。
ビフォー
アフター
クーペフォルムを代表するリアクォーター部分も美しさを取り戻しました。
ビフォー
アフター
側面の水シミ(スケール)がびっしり固着していた部分も鏡のような鏡面仕上げに生まれ変わりました。全ての磨き作業が終りましたら再度洗車を行い磨き時に出たコンパウンドの粉などを洗い流し塗装面を綺麗に整えます。
乾燥が完了しましたら、ここからようやくコーティング施工となります。
今回お選び頂いたコーティング剤は「FEYNLABヒールライトセラミックコーティング」です。
薄傷の自己修復機能を持った最新ボディコーティングであり、耐薬品性能と防汚性能に優れております。しかしこのコーティング剤は先程までの磨きの技術が上手でなければ、綺麗に仕上げる事が難しいコーティングなのです。(コーティングの溶剤により傷戻りする場合があります)そのため日本でも限られた施工店のみが施工を許されたコーティングであり、神奈川県内では当社のみがメーカーの認定施工店となります。
整えた施工面にファインラボセラミックコーティングを丁寧に塗布していきます。
ファインラボヒールライトは3つの液剤を使用し2層のセラミック被膜を形成していきます。
ベースコートは溶剤が非常に強いため材質が弱いパーツなどは事前にマスキングテープ等で養生を行ってからコーティングを行っていきます。
コーティングが1パネル終わる事にコーティング確認用ライトでムラや拭き残しがないか徹底的にチェックを行いながら施工を行っていきます。ファインラボセラミックコーティングは一度硬化してしまうと磨き以外では除去出来ないほど強固なコーティング被膜を形成するためです。
同様の手順で1パネルづつ丁寧に塗り進めていきます。
上記のような工程を1パネルづつ行うため通常のコーティングの倍以上の施工時間を要しますが、仕上がったパネルは陶器のような美しさとなります。
ベースコートが完成しましたら一晩乾燥させた後、トップコートを重ねていきます。
トップコートは耐薬品性を持ちながらも他のコーティング同様、溶剤が強くないため様々な箇所にコーティングを行う事です。ベースコートを塗布出来ない箇所もこちらでカバーしていきます。
ドアを開けた内側など細かな箇所も隅々までコーティングを行っていきます。
トップコートは溶剤は強くないもののベースコート同様、硬化しますのでコーティング後はチェック用ライトで同様にムラや拭き残しなどがないか丁寧にチェックを行いながら仕上げていきます。
全てのコーティング作業が完了しましたら最後にお車全体を整え完成です。
仕上がったMercedes-AMG GLE53 Coupeがこちらになります。
仕上がったお車を見てオーナー様にもお喜び頂く事が出来ました。
ご納車時に日頃のメンテナンスなどについてご案内させて頂きご納車完了です。
この度はご依頼誠に有難う御座いました。
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