横浜市都筑区のお客様より2021年式BMW M3コンペティションをお預かり致しました。
この度は新規でのご依頼誠に有難う御座います。
新車から3年以上が経過し愛車をリフレッシュさせたいとご相談を頂きました。
施行前に一度お車を拝見させて頂き、ご要望を踏まえながら施工内容をお打合せ致しました。
今回の施工内容
・セラミックコーティング「GTECHNIQクリスタルセラムBLACK」
・ストーンガードプロテクションフィルム貼り替え
それでは早速施工に取り掛かって参ります。
まずは状態チェックからスタートです。
ボディカラーがアルピンホワイトかつお手入れもしっかりされているため一見とても綺麗ですが、普段中々お手入れが難しい細部には汚れが蓄積されております。
ソリッドブラックパーツは日々の洗車傷や水シミの固着などで塗装が薄白に曇っております。ソリッドブラックパーツ部分は樹脂パーツという事もあり塗装が弱い事もありますが、アルピンホワイトの塗装部分も写真では写らないですが同様のダメージが見受けられます。大凡の状態を確認出来ましたら、新車から約4年経過したダメージをリセットする事からスタートです。
まずは洗車を行いお車を隅々まで丁寧に洗浄していきます。ボディ表面は勿論ですがドアやボンネットなどの開口部などもしっかりと手を入れていきます。
グリルなど細かな箇所も1か所ずつ丁寧にクリーニングしていきます。
細部洗浄まで完了しましたら、続いて洗車では落とす事の出来ない固着した水シミをクリーナーで科学的に分解除去を試みていきます。この際もお車によって使用されている材質や仕上げは様々です。クリーナーを使用しても変化・変色を起こさないから注意・確認を行いながら施工を進めていきます。
水シミ除去作業が完了しましたら、続いて鉄粉除去作業を行います。今回想像していたよりも鉄粉の付着が多く、ボディ全体に鉄粉が付着しておりました。職人がトラップ粘土を使用し1パネルづつ鉄粉を取り除いていきます。トラップ粘土等を使用しての鉄粉除去は擦り傷が付く作業のため、必ず鉄粉除去後は磨き作業が必須です。市販品でもトラップ粘土は売っておりますが、ご自身での使用はお控え頂くのが良いかと思います。
鉄粉除去作業が完了しましたら、マスキングテープで養生を行い磨き作業に入っていきます。先程の鉄粉除去作業の擦り傷は勿論ですが、蓄積された洗車傷や薄傷を磨きで整え、塗装の光沢感を引き出していきます。
職人が状態に合わせてポリッシャー・バフ・コンパウンドをその場で組み合わせ、丁寧に磨き上げていきます。
BMWのMモデルに採用されているカーボンルーフがゲルクリア塗装のため、磨きも注意が必要です。一度シミが固着すると除去しづらく、磨き過ぎてしまうと後から白化してしまうリスクもあるためです。最小限の研磨でシミを丁寧に取り除いていきます。
サイドパネルも1パネルづつ特殊スポットライトで確認しながら仕立てていきます。
細部のソリッドブラックパーツもポリッシャーを適宜変えながら、隅々まで磨き上げていきます。下地処理クリーニングと磨きの作業が完了しましたら再度洗車を行いお車を綺麗な状態に戻します。
ビフォー
アフター
白くボケていた塗装がまるで新車のような美しい光沢感ある状態に復元いたしました。せっかくコーティングやフィルムを施工するのであれば、このようにしっかりと下地を作りだす事が仕上がりやコーティングの耐久性に直結するため重要です。
コーティング施工前にリアフェンダーのストーンガードプロテクションフィルムを先に施工していきます。フィルムを予め車種専用データを使用しコンピューターカットしたものを使用します。
純正のフィルムは黄ばみやすいため、新車時からコーティングと一緒に貼り変えたいとのご要望も多くいただきます。
ビフォー
アフター
写真では少し分かりにくいですが、綺麗になるとかなり印象が異なります。
PPFが完了しましたらここからコーティング施工に入っていきます。
今回お選び頂いたコーティング剤は「GTECHNIQクリスタルセラムBLACK」セラミックコーティングです。事前にオーナー様より<屋外保管に強い・撥水が強いタイプ>がご希望と伺っていたため、今回こちらのコーティング剤をご提案させて頂きます。こちらのコーティング剤はイギリスのGTECHNIQ(ジーテクニック)社の最上級コーティングであり、3層の強固なコーティング被膜が塗装をしっかり保護してくれます。
まずはベースコートとなるGTECHNIQクリスタルセラムULTRAを施工していきます。ソフトレイヤー層とハードレイヤー層を形成するこのコーティング剤はイギリス本国で認定を受けた施工店のみが施工を許されているプレミアムコーティングです。ソフトレイヤーが塗装の凹凸に入り込み、その上を硬さ9H以上を言われるハードレイヤーが守るため洗車傷も入りづらいと言われています。
しかし施工が非常に難しく、施工には技術と経験・知識が必要です。当店はこだわりとしてコーティングの微細なムラ(通常では見えないもの)まで整えて施工を行っております。またこのGTECHNIQセラミックコーティングは一度硬化すると磨き以外では除去出来ない程、強固なコーティング被膜を形成するため1パネルづつ確認しながら施工を進めていきます。
ベースコートが完了しましたら、続いてトップコートを重ねていきます。トップコートにはGTECHNIQ EXOを使用します。ベースコートを保護しながら、世界でもトップクラスの撥水被膜を形成します。
ボディの細部やドアを開けた内側など細かな部分まで丁寧にコーティングを施していきます。全ての施工が完了しましたら、最後に窓ガラスやホイールなどお車全体を整えて完成となります。仕上がったBMW M3がこちらになります。
仕上がったお車を見てオーナー様から「新車みたいですね!白でもこんなに輝くとは思わなかった!」とお喜びの声を頂戴する事が出来ました。この度は御依頼誠に有難う御座いました。
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