川崎市高津区のお客様より2021年式シボレーコルベットC8型3LTをお預かりしました。
中古車ご購入に合わせてご納車前よりご相談・ご予約誠に有難う御座います。
コルベット発のミッドシップモデルとなるC8の御入庫です。その中でも各所にカーボンパーツを施された上級グレード3LTとなります。現在中古車も新車以上に高いコルベットであり新車も合わせて探されておりましたが良い個体が中古車で見つかったとの事で内外装フルリフレッシュにてご依頼頂きました。
今回の施工内容
・セラミックコーティング「GTECHNIQクリスタルセラムBLACK」
・ホイールコーティング
・スリックフロントガラスコーティング
・窓ガラス全面コーティング
・Repel室内レザーコーティング
・セラミックプロアルカンターラコーティング
それでは早速施工に取り掛かって参ります。
まずはボディチェックからスタートです。
ご納車後すぐにドライブを楽しまれたようで既に前回りには虫の付着が多く確認出来ます。セラミックコーティングを施工する事でこのような虫の付着も従来コーティングよりも簡単に落とす事が可能となります。
ボディカラーがホワイトのため写真では分かりにくいですが、ブラック塗装の部分を見てみると洗車傷が入っている事がお分かり頂けます。
また前オーナー様がボディの角が全体的に強く擦れた跡が確認出来ます。これは全オーナー様がボディカバーにて保管していたためと思われます。
大凡の状態が確認出来ましたら、コーティング前に細部のクリーニングと塗装を整える下地処理から進めていきます。まずは洗車を行いながらボディの細部をクリーニング処理していきます。
洗車と細部洗浄が完了しましたら続いてトラップ粘土を使用してボディに付着しているザラ付きを除去していきます。
ボディが綺麗になるにつれボディに大量の鉄粉が付着している事が見えてきました。特に白いボディは鉄粉が目立ちやすいため丁寧に取り除いていきます。
鉄粉が深く刺さっている箇所は昔ながらの粘土を使用し1個づつ地道に取り除いていきます。
上面の鉄粉・付着物の除去が完了しましたら下回りの鉄粉やピッチ・タールも取り除いていきます。
下地処理クリーニングが完了しましたらマスキングテープで塗装エッジ部分やラッピング部分を養生し磨き作業を行っていきます。職人が塗装状態に合わせてポリッシャー・バフ・コンパウンドを選定し磨いていきます。
薄い洗車傷と深い傷が混在しているため傷が多い箇所はシングルポリッシャーで磨きを入れていきます。
細かな部分も丁寧に仕立てていきます。
通常のポリッシャーでは入らない箇所はミニポリッシャーを使用し磨いていきます。
場所によってはポリッシャーを使用する事の方がリスクが高い場合は手磨きで仕立てていきます。
ドアの内側にも擦ったような薄傷が確認出来ましたのでこちらも磨いていきます。
ビフォー
アフター
黒い部分の薄傷も綺麗にリセット完了です。
ビフォー
アフター
もちろんボディの白い部分の薄傷も綺麗に修正致しました。
ビフォー
アフター
白く曇っていたレンズ類も綺麗に修正完了です。
ビフォー
アフター
ボディの際に入っていたボディカバーによる擦り傷も元通り綺麗になりました。
ビフォー
アフター
汚れていたマフラーも手磨きで輝きを取り戻しました。下地処理クリーニング・ボディの研磨処理が完了しましたら、続いて窓ガラスの下地処理を行っていきます。
マスキングテープを貼り替え、フロントガラスから磨いていきます。窓ガラスに付着しているシミやウロコ・油膜などを取り除いていきます。
リアガラスやサイドガラスも同様に下地を整えていきます。全ての下地処理クリーニングが完了しましたら再度洗車を行いボディ全体を一度綺麗にリセットします。洗車の水気が飛びましたら、ここからようやくコーティング施工となります。
今回お選び頂いたコーティング剤は「GTECHNIQクリスタルセラムBLACK」セラミックコーティングです。イギリス製GTECHNIQ社の最上級セラミックコーティングであり、非常に硬く耐薬品性に優れたセラミックコーティング被膜を3層形成出来る人気のコーティングです。まずはベースとなるクリスタルセラムULTRAをボディ全体に塗布していきます。
ベースとなるクリスタルセラムULTRAはソフトレイヤーベースが塗装面の凹凸に入り込み強固に結合し、その上を硬度9H以上のハードレイヤーベースが塗装を強固に守ります。このベースコーティングは非常に施工が難しく綺麗に仕上げるには技術と経験が必要です。1パネルづつコーティングを行い丁寧に仕上げていきます。
ボディサイド部分も特殊ライトで塗装面を確認しながら隅々までコーティングしていきます。
ベースコーティングが完了しましたら乾燥後、トップコートを2層乗せていきます。
トップコートにはGTECHNIQ EXOを使用しベースコートの保護と同時に超撥水性被膜を付与していきます。GTECHNIQの超撥水性被膜は世界でもトップレベルの撥水性を誇ります。
ドアの内側など細かな部分もコーティングしていきます。ボディコーティングが全て完了しましたら、ここからオプションコーティングに入っていきます。
まずはスリックフロントガラスコーティングです。特許形状を持つワイパーゴムへの交換と専用コーティングをインストールしていきます。従来品よりも高耐久かつワイパービビりを大幅に低減出来る事から輸入車オーナー様から大変好評頂いているオプションメニューです。
その他の下地を整えた窓ガラスにも全面窓ガラスコーティングを施していきます。窓ガラスコーティングは雨天時の視界確保は勿論ですがシミやウロコ・油膜が付きづらくなるため窓ガラスの美観を維持し易くなります。ボディが綺麗でも窓ガラスが汚くては美観が半減してしまうためボディコーティングと合わせての施工をオススメ致しております。
続いてホイールコーティングを行います。リムの奥までクリーニングし脱脂まで完了しましたら、耐熱ホイールコーティング剤をスプレー工法で施工していきます。コーティング剤を吹き付ける事でホイールのような三次元の複雑な形状においてもムラなく隅々までコーティングが可能となります。ホイールコーティングを行う事でブレーキダストの固着を低減出来るためお手入れを楽にする事が可能です。
外装部分のコーティング施工が全て完了しましたら最後に内装コーティングに入っていきます。まずは外装部分同様、内装のクリーニングからスタートです。車内のゴミや塵埃等を掃除機で吸い取った後、クリーナーでレザー表面やアルカンターラ部分をクリーニングしていきます。
クリーニング下地処理が完了しましたら室内コーティングを行っていきます。今回のお車はレザーとアルカンターラのコンビネーションタイプのため材質に合わせてコーティング剤を使い分けながら施工していきます。まずはアルカンターラ部分にセラミックプロTEXTILEを使用しスプレー工法で施工していきます。
アルカンターラコーティングを行う事で防汚性と撥水性が付与されるため、お手入れの難しいアルカンターラのお手入れを楽にします。
ハンドル部分もアルカンターラとなっておりますので、こちらは手塗りで施工していきます。
アルカンターラ部分のコーティングが完了しましたらレザーコーティングを行っていきます。使用する液剤はドイツ製geist社のRepelです。最新の水性レザーコーティング剤であり、防汚性や繊維の色移りの耐性が強いコーティング剤です。
こちらのコーティング剤をレザー部分に丁寧に塗り込んでいきます。
見た目や質感を変える事無くコーティング施工完了です。当店の室内レザーコーティングは見た目や質感を変える事がほとんどないため、コーティングして艶々になってしまったりツルツル滑って運転しにくいという事も御座いません。レザーコーティングは施工直後見た目が変わらないため効果が分かりににくいですが、1年後クリーニングを実施してみるとコーティングしてある箇所とそうではない箇所は大きな差が出ますので綺麗な内にコーティングをオススメしております。
全てのコーティング施工が完了しましたら最後にお車全体を整え完成となります。仕上がったChevrolet Corvette C8 3LTがこちらになります。
仕上がったお車を見て「最初と全然違う!感動した!」と大変お喜び頂く事が出来ました。
この度は多岐に渡るご依頼誠に有難う御座いました。
ご納車時に日頃の洗車方法やメンテナンスについてご案内させて頂きご納車完了です。
今後とも永いお付き合いを宜しくお願い致します。
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