横浜市西区のお客様より2021年式BMW M3コンペティションをお預かりさせて頂きました。
いつも当店をご愛顧頂き誠に有難う御座います。
こちらのお車は2021年の新車時に当店でコーティング施工をさせて頂き、今回お車をリフレッシュさせたいと再施工でのご依頼となります。新車時には当店最上級セラミックコーティング「FEYNLABヒールプラスセラミックコーティング」をご依頼頂き4年以上経過した現在でも非常に綺麗な美観を維持されておりました。今回お車を海外のご自宅に移動させる事から海外に持っていく前にまた綺麗にしたいとのご依頼です。
今回の施工内容
・セラミックコーティング「servFacesサーブフェイスコートウルティマ」
・ホイールコーティング
・スリックフロントガラスコーティング
・窓ガラス全面コーティング
・レザーシートコーテインング(フロントセット)
・ストーンガードプロテクションフィルム貼り替え
・カーフィルム剥がし
それでは早速施工に取り掛かって参ります。
まずはボディチェックからスタートです。
非常に綺麗な状態を保たれておりますが施工ブースに入れて確認を行うと多少のシミ付着は確認出来るものの、FEYNLABヒールプラスの保護効果が発揮されております。
開口部の部分も美しさを保てています。当店ではボディコーティングの際に内側までコーティングを行うためその効果が発揮されております。(開口部は施工出来る箇所に限りが御座います)
乗り降りの際に足が当たりやすいサイドスカート部分は傷が目立つためこちらも修正します。
窓ガラス類は新車時に当店でコーティングを施工しなかったため、ボディと比べるとやはりシミの付着が目立ちます。
また純正のストーンガード部分はフィルムが劣化と黄変を起こし見た目を損ねているため、こちらも貼り換えを行いたいと思います。
また今回は内装部分もクリーニングとコーティングをご依頼頂きましたので、内装も汚れを落としコーティングで保護を行いリフレッシュさせていきます。
大凡の状態が把握出来ましたら、まずはこれらの薄傷やシミ・汚れなどを除去・修正を行う事からスタートしていきます。
まずは洗車を行いボディ表面の汚れや隙間汚れなどを丁寧にクリーニングしていきます。
外装部分は勿論ですがドアを開けた内側まで綺麗にしていきます。
洗車が完了しましたら続いて酸性クリーナーを使用しボディに付着している無機汚れ(水シミ等)を科学的に分解除去していきます。新車時に施工させて頂いたFEYNLABヒールプラスは酸性クリーナーにも耐えうる耐薬品性能を有しているため、塗装にシミや焼き付かなければクリーナーだけでシミの除去が可能です。
スケール除去作業が完了しましたら続いて鉄粉や付着物などをトラップ粘土で除去を行うクレイバー処理を行っていきます。付着物で少しザラザラとしていたボディがツルツルの塗装へと生まれ変わります。しかしこのクレイバー処理はトラップ粘土で物理的に除去を行うため多少の薄傷が付着します。次の工程の磨き作業で簡単に消せるものですが、日常の磨きコーティングを行わない時にクレイバー処理を行うとボディに傷が増える可能性が御座いますのでご注意下さい。
窓ガラスにも同様の付着物によるザラ付きが確認出来たため、こちらもクレイバー処理を行います。
ストーンガードは熱で温めながらゆっくり丁寧に剥がしていきます。この際に無理やりフィルムを引っ張ると塗装も剥がれる可能性があるため注意が必要です。
下地処理クリーニングが完了しましたらマスキングテープで塗装エッジやエンブレム・ゴムパーツなどを養生し磨きの作業を行っていきます。塗装表面のくすみや薄傷を除去し新車時のような美しい状態へと磨き上げていきます。
塗装状態に応じてポリッシャー・バフ・コンパウンドの組み合わせを変えながら丁寧に仕立てていきます。
遮光を行い特殊スポットライトで塗装面を確認する事で通常では見る事が難しい傷や付着物なども改善を行っていきます。
カーボンルーフ部分はゲルクリアが使用されておりシミや付きやすく取りづらい塗装となります。こちらも入念に磨きを入れ整えていきます。しかし通常クリアよりも塗装が弱いためあまり磨き過ぎてしまうと、その場は綺麗になっても後から劣化速度が高まる可能性があるため注意しながら磨く必要があります。
ドアを開けた内側開口部分やキドニーグリルの部分など細かな部分も可能な範囲で隅々まで磨きをかけていきます。
ボディの磨きが完了しましたら続いて窓ガラスの下地処理を行っていきます。窓ガラスもボディ同様シミや油膜など付着しています。これらを綺麗に取り除き素のガラスの状態にしてあげる事で美しく高耐久な窓ガラスコーティングが可能となります。
今回は窓ガラス全面コーティングにてご依頼頂いておりますので、リアガラスやサイドガラスも1枚1枚丁寧に下地処理クリーニングを施していきます。全ての下地処理クリーニング・研磨処理が完了しましたら再度洗車を行い磨き時に出たコンパウンドの粉などを洗い流し状態をリセットします。
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シミや汚れなどの付着物、薄傷なども除去され新車のような状態にリセット完了です。美しさを取り戻しましたらここからようやくコーティング施工に入っていきます。
今回お選び頂いたコーティング剤はドイツ製セラミックコーティング・servFacesサーブフェイス社の最上級モデル「Coat Ultimaコートウルティマ」を施工していきます。科学技術に基づいたハイブリットセラミックコーティングであり汚れを弾き、弾力性と硬度を兼ね備えた非粘着コーティング被膜を形成し塗装の深みが大幅に向上します。
こちらのコーティング剤を1パネルづつ丁寧に塗布していきます。
1パネル分のコーティングが完了しましたら、コーティング確認用ライトでコーティングムラや拭き残しなどがないか徹底的にチェックを行いながら仕上げていきます。サーブフェイスコートウルティマセラミックコーティングは一度硬化すると磨き以外では除去出来ないほど強固なコーティング被膜を形成するためチェックは欠かせません。
他のパネルも1パネルづつ塗装を保護していきます。
グリルやディフューザーなど細かな部分も隅々までコーティングを施していきます。
勿論前回同様、ドアを開けた内側部分のコーティングもしっかり行っていきます。ボディコーティングが完了しましたら続いてオプションコーティング施工に入っていきます。
まずはスリックフロントガラスコーティング+窓ガラス全面コーティング施工です。下地を整えた窓ガラスに高耐久フッ素ハイブリット窓ガラスコーティングを隅々まで塗布していきます。窓ガラスはすぐに油膜が付着してしまうため、コーティングを行う際もコーティングの下に油膜が入らないように慎重に施工を行う必要があります。またスリックフロントガラスコーティングは特殊ワイパーゴムへの交換もセットとなった人気のメニューです。輸入車によくあるワイパービビりを大幅に軽減し美しい窓ガラスを長期に渡り維持可能となります。
窓ガラスコーティングが完了しましたら続いてホイールコーティングを行います。
ホイールをリムの奥まで丁寧にクリーニングを行った後、耐熱性ホイールコーティング剤をスプレー工法で施工していきます。スプレー工法でコーティングを行う事でコンペティションの複雑なホイールにおいても隅々までコーティング施工が可能となります。ホイールコーティングを施工するとブレーキダストの固着が抑えられホイールのお手入れが非常に楽になります。ホイールコーティングは1度ご依頼頂くと<良かった!>とボディと合わせてリピート頂く事が多いメニューでもあります。
続いてストーンガードプロテクションフィルムを施工していきます。
ストーンガードが元々貼ってあった箇所に再度フィルムを施工していきます。メーカー純正品のフィルムとは異なりペイントプロテクションフィルム(PPF)のリーディングカンパニーXPEL社の最上級フィルムを使用し施工を行います。純正品よりも黄ばみづらく耐久性も良いため、新車時でもストーンガードをXpel社のフィルムに貼り変えたいとオーダーを頂く事もあります。
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ストーンガードも綺麗にリセット完了です。外装のコーティング・フィルム施工が完了しましたら続いて内装の施工に取り掛かって参ります。
まずはリア5面のカーフィルム剥がしからです。移送先の国では後付けのスモークフィルムが法律で禁止されているとの事で剥がし作業もご依頼頂きました。温めながらフィルムを柔らかくし、熱線が切れないよう丁寧に剥がしていきます。
リア5面綺麗に剥がし終わりました。
続いてレザーシートのクリーニングとコーティング作業に入っていきます。
まずは掃除機で車内全体とシートの隙間に入っている汚れを吸い上げていきます。
掃除機が完了しましたら植物性レザークリーナーでレザー表面の汚れを優しく取り除いていきます。
ファンデーションや日焼け止めなどがレザーの目に入り込んでしまっている箇所はマイクロブラシとクリーナーでレザーの目の中までクリーニングを行いリセットしていきます。
ハンドルなども皮脂などで汚れている箇所になります。このような箇所含め全体をクリーニングしていきます。
クリーニングが完了しましたら、ここからレザーコーティングを行っていきます。今回使用するコーティング剤はドイツ製geist社のRepelを使用します。最新の水性レザーコーティング剤でありレザー愛好家が立ち上げたレザー製品のためのブランドです。こちらのコーティング剤は繊細なレザーに優しく、水濡れ、色移りに非常に強い事が特徴です。
こちらのコーティング剤をレザーシートの隅々まで浸透させながらコーティングを行っていきます。
今回はレザーシートクリーニングとコーティングをフロントセットでご依頼頂いておりますので、運転席・助手席のレザーシートは勿論、ハンドルやフロントのドアトリムなど汚れやすい箇所を中心にフロント周りのレザーをコーティングしていきます。
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当店のレザーシートコーティングは独自の工法により見た目や質感をほとんど変える事無くコーティングが可能となっております。コーティングをしてレザーが艶々になってしまったり、ツルツル滑って運転しにくいという事も御座いません。
内装も新車時のようにリフレッシュ完了です。
全てのクリーニング・コーティング・フィルム施工が完了しましたら最後にお車全体を整え完成となります。仕上がったBMW M3 Competitionがこちらになります。
この度は再施工のご依頼誠に有難う御座いました。
また次車についてもご予約を頂戴し誠に有難う御座います。
今後とも永いお付き合いを宜しくお願い致します。
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