横浜市中区のお客様より2019年式ポルシェ911カレラ4Sをお預かりさせて頂きました。
こちらのオーナー様からは2台目のご依頼となります。
いつも当店をご愛顧頂き誠に有難う御座います。
以前別のお車のボディコーティング施工等をご依頼頂き、
仕上がりを気に入って下さり2台目のお車もお任せ頂きました。
こちらのお車は新車から5年程が経過し、
まだまだこれから乗り続けるためリフレッシュさせたいとのご要望です。
事前にお車を見せて頂き、ご要望等を含め施工内容をお打合せさせて頂きました。
今回の施工内容
・セラミックコーティング「GTECHNIQクリスタルセラムBLACK」
・PPF用セラミックコーティング「GTECHNIQ HALLO」
・レザーシートクリーニング
・レザーシートコーティング
・純正ストーンガードフィルム貼り替え
・ドアエッジプロテクションフィルム貼り替え
それでは早速施工を行っていきます。
まずは洗車を行いボディ表面の汚れを洗い流したらボディチェックからスタートです。
非常に綺麗にお乗り頂いているようにお見受け致しますが、ソリッドブラックパーツを見てみるとやはり多少なりとも薄傷が入っているのがお分かり頂けます。シルバー塗装部分も見えにくいだけであり、このような薄傷がボディに入っております。
細部を見てみると経年劣化により多少のシミ(スケール)の付着も確認出来ました。
こちらはオーナー様が気にされていた内装レザーシートの汚れです。黒ずみやテカりは汚れです。今回はリペアまでは施工しないため擦れや色抜けは直しませんが、シート全体をクリーニングしリフレッシュさせていきます。
お車全体の状態が把握出来ましたら、施工に取り掛かって参ります。
まずはコーティング前にこれらの薄傷やシミ、汚れを除去する事からスタートです。
まずは酸性クリーナーを使用し細部に固着した無機汚れ(シミ・スケール)を取り除いていきます。
細かな部分はソフトブラシを併用しながら隅々までクリーニングを行っていきます。
見落とされがちなリアウイングの内側も丁寧にクリーニングしていきます。
基本停車している際にこのウイングが上がっている事は中々ありませんが、
走行中後ろから見た時に綺麗な方が良いですよね。
無機汚れのクリーニングが完了しましたら、続いて有機汚れを専用クリーナーで除去していきます。
有期汚れは油汚れや排気ガスなどが主な汚れです。
クリーナーをマイクロファイバーに少量付け、ボディを拭きながらクリーニングしていきます。
こちらの911にはフロント周りにペイントプロテクションフィルム(PPF)が施工されていますが、その表面もこちらのクリーナーを使用しクリーニングしていきます。
ボディを拭いたタオルを見てみると洗車後にも関わらずタオルが黒いのがお分かり頂けます。
これが通常の洗車では落とせない有機汚れとなります。
ボディ全体同様にクリーニングしていきます。
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細部の固着していた汚れやシミがリセットされ、美しさを取り戻しました。
フロントガラス周りには水漏れ防止のためかブチルがはみ出して入っておりました。
美観を損ね、洗車時にもブチルが伸びて他の場所が汚れる可能性が御座います。
はみ出しているブチルを丁寧に整えていきます。
良い感じに収まったのではないでしょうか。
ボディの下地クリーニングが完了しましたら続いて磨き処理を行っていきます。
塗装エッジ部分や未塗装樹脂、ゴムパーツなどを中心にバフを当てたくない箇所は事前にマスキングテープで養生を行い、安全かつ的確に磨くための準備を整えます。
フロント周りは先程も見たようにPPFが施工してありますので、リア周りを中心に磨きをかけていきます。遮光を行い特殊スポットライトで塗装を確認すると通常光下では見えない薄傷まで捉える事が可能となります。
スポットライトが当たっている周辺に細かな薄い線傷のようなものが見えるかと思います。
このような薄傷が連なる事でボディがくすんで見えたりするのです。
当店ではこのような薄い傷も出来るだけ除去を行い、
より良い美しい状態に出来るよう日々施工に取り組んでおります。
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磨きを入れ薄傷を更に細かく処理した事で除去する事が出来ました。
このような形で1パネル1パネル状態を確認しながら、
大きな傷から小さな傷まで処理を行っていきます。
ボディの形状や傷の状態に合わせて数種類ポリッシャーやバフ・コンパウンドを組み合わせながら丁寧に磨き上げていきます。
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ソリッドブラックパーツに入っていた薄傷も磨かれ、鏡面状態へと復活しました。
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ドアミラーに入っていたかなり深い傷も完全ではありませんが、ほぼ見えなくなる程綺麗に修正する事が出来ました。
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クーペモデルなど付きやすいサイドシルの足が当たる部分も綺麗に修正致しました。
全ての下地処理クリーニング・研磨処理が完了しましたら再度洗車を行い状態をリセットします。
洗車が完了しましたらボディ全体の乾燥を行っている間にプロテクションフィルムの貼り換え作業を進めていきます。
ポルシェの純正ストーンガードは黄ばんでしまう事から貼り替えをご検討されるお客様も多くいらっしゃいます。こちらも綺麗に剥がしXPELアルティメットプラスを使用し綺麗にリセット致します。
ドアエッジプロテクションもフィルムの際が汚れてきているため貼り換えとなりました。
既存のフィルムを温めながら丁寧に剥がし、新しいフィルムに入れ替えていきます。
(他店でフィルムを施工してある車両や中古車の場合はフィルムを剥がす場合、最初にどのような処理を行ったのか・どのような塗装状態に施工したのか分からないため塗装剥離のリスクが御座います。)
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アフター
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綺麗にリセット完了です。
プロテクションフィルムの際はどうしても経年劣化で汚れてきてしまうため、
定期的な貼り換えをオススメ致します。
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アフター
フロントタイヤの後ろ側のフィルムも剥がれかけており美観を損ねていたため、
こちらはサービスで貼り換えさせて頂きました。
プロテクションフィルムの貼り換えが完了しましたら、
続いてボディコーティングに入っていきます。
今回お選び頂いたコーティング剤はセラミックコーティング「GTECHNIQクリスタルセラムBLACK」です。イギリス製のハイエンドセラミックコーティングであり、世界中の過酷な環境下においても性能を認められている製品です。非常に硬く外的要因からの耐性が強い特徴があり、撥水性も世界トップレベルです。GTECHNIQセラミックコーティングはイギリス本国のメーカーから認証を受けた施工店のみが施工可能なコーティングであり、当店は神奈川県内第一号店となります。
1パネルづつ丁寧にセラミックコーティングを塗布していきます。
美しく仕上げるには非常に施工難易度の高いコーティングでありますが仕上がりは別格です。
1パネルづつコーティングが完了する事にコーティング確認用ライトを使用し、
コーティングのムラや拭き残しなどがないか念入りにチェックを行っていきます。
GTECHNIQセラミックコーティングは一度硬化すると磨き以外では除去出来ないほど強固なコーティング被膜を形成するためです。
上記のように1パネルづつ施工と確認を繰り返しながら施工を行うため、コーティング施工時間も通常のガラスコーティングの2倍~3倍ほどの時間が必要となります。当店では1台1台に時間をかけ仕上がりを重視した施工を行っております。
塗装部分のセラミックコーティングが完了しましたら、続いてペイントプロテクションフィルム(PPF)部分専用のセラミックコーティングをフィルム部分に施工していきます。
今回使用するコーティング剤は「GTECHNIQ HALLO」です。
フィルム用に設計された専用コーティングであり、フィルムにしっかり定着しプロテクションフィルムの弱点であるシミの固着を低減する事が可能となります。
綺麗に整えたフィルム表面にコーティング剤を塗布していきます。
フィルムへのコーティングの場合、コーティングに失敗してしまうと最悪の場合フィルムを貼りかえる必要があるため慎重に作業を進めていきます。
今回貼り替えを行ったストーンガードなどにもコーティングを施していきます。
ベースコートが完了しましたら一晩乾燥を行った後、トップコートを施工していきます。
トップコートはベースコートを保護すし、撥水性や艶感を高める効果が御座います。
ベースコート同様、1パネルづつ丁寧にコーティングを塗布していきます。
トップコートも同様にコーティング後は専用ライトで徹底的なチェックを行いながら仕上げていきます。ドアを開けた内側部分や下回り部分なども隅々までコーティング・チェックを行います。
外装ボディコーティングが完了しましたら続いて内装セクションに移ります。
外装部分を綺麗にしたら内装も綺麗にリフレッシュしたいですよね。
室内のシートやハンドルは特に体が直接触れる部分でもありますので、
定期的なクリーニングをオススメ致します。
非常に綺麗にお乗り頂いておりますが、やはり汚れの付着によるテカりやシミの付着が見られます。
まずは外装同様、レザーコーティングの前にレザーをクリーニングする事からスタートです。
レザーシートの隙間やフロアカーペットなどトータル的にバキュームで清掃を行っていきます。
バキュームが完了しましたらレザー専用クリーナーとマイクロブラシを使用し、レザー表皮の隙間に入り込んだ汚れも含めクリーニングを行っていきます。
表皮を傷めないよう状態を確認しながら丁寧にクリーニング処理を行います。
今回はフロントセット(運転席・助手席)にてご依頼頂いておりますので、
ハンドルやドアトリムなどもクリーニング・コーティングの対象となります。
各セクション丁寧にクリーニングを施していきます。
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アフター
ビフォー
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黒ずみやテカり、シミなどが除去され美しいレザーに復元致しました。
クリーニングが完了しましたらここからレザーコーティングを行っていきます。
コーティング剤を手塗りで1パーツづつレザーに塗り込んでいきます。
シートを動かしながらシートの隙間など細かな箇所も隅々までコーティングしていきます。
ハンドルや左右のドアトリム、センターコンソールまで手の触れる箇所を丁寧にコーティングしていきます。
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アフター
まるで新車のような美しい内装に生まれ変わりました。
当店のレザーシートコーティングは見た目や質感を変える事無くコーティングが可能です。
(テカテカ艶っぽくなってしまう事や手触りもほとんど変わりません)
またコーティングしてツルツル滑ってしまう事も御座いませんので安心です。
全てのコーティング施工が完了しましたら最後にお車全体を整え完成となります。
仕上がったPorsche911Carreraがこちらになります。
この度は2台目のコーティングのご依頼誠に有難う御座いました。
コーティング施工後のアフターメンテナンスもお任せくださいませ。
いつも当店をご愛顧頂き誠に有難う御座います。
4C Detail フォーシーディテイル
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