神奈川県海老名市のお客様よりBMW M3を御入庫頂きました。
今回はペイントプロテクションフィルムでのご依頼です。
ペイントプロテクションフィルムとは?
ペイントプロテクションフィルム(PPF)は、厚さ150ミクロンの透明なポリウレタン素材で出来たフィルムです。150ミクロンと言われてもピンと来ない方がほとんどだと思いますが、通常のガラスコーティングの500倍の厚みになります。
ペイントプロテクションフィルムを施工する事により、物理的に飛び石傷や劣化などから塗装を守る事が可能です。
ペイントプロテクションフィルムの注意点
一見ペイントプロテクションフィルムはコーティングよりも優秀で、施工しておけば安心と思われる方がいらっしゃいますがそうでもありません。
注意点①シミが付き易い
ポリウレタン素材のためシミが非常に付き易い特徴があります。
施工後は洗車を頻度よく心がけて下さい。
デメリット②フィルムタイプの場合、形状によっては施工出来ない箇所などがある
厚みのあるフィルムのため、ボディに追従し難い特徴があります。
デメリット③剥がす際に塗装も一緒に剥がれるリスクも有り?
メーカー塗装であれば基本的に塗装剥がれは起きにくいですが、再塗装パネルや長期に渡ってフィルムを施工していた場合、塗装が剥がれるリスクも御座います。
注意点は多いですが、耐飛び石傷の対策としては最も有効です!
上記のようにプロテクションフィルムも万能ではない事がお分かり頂いたと思いますが、
現状飛び石傷や日焼けによる劣化などからボディを守るには最善の方法となっております。
ペイントプロテクションフィルムを部分的に活用するのがオススメです!
ペイントプロテクションフィルムをボディ全体に施工する事も可能ですが、
それには高額な費用と前述のような注意点が多く存在します。
そこでお客様が物理的に保護したい部分のみにペイントプロテクションフィルムを施工する事をオススメ致します。
例
飛び石傷から塗装を守りたい方向け
→フロントセット(ボンネット・フロントバンパー・左右フロントフェンダ)
*それぞれ単品での施工も可能です。
今回はM3のカーボンルーフとヘッドライトを紫外線劣化から守るため、
ペイントプロテクションフィルムを施工していきます。
まずは洗車を行いボディ表面の汚れを落とし、埃の混入を出来るだけ抑制します。
続いて塗装表面についている鉄粉や異物をトラップ粘土を使用し除去していきます。
施工前に異物を出来るだけ除去する事が重要です。
シミが既に多い状態のため、研磨でシミも除去していきます。
フィルムを貼る前に塗装面を綺麗にする事で最終的な仕上がりも変わってきます。
フィルム専門店と比べ、フィルム施工前の下地処理においてはコーティング専門店での施工の方が美しい状態からの施工が可能となります。
カーボンルーフが蘇りました。
ここからペイントプロテクションフィルムを施工していきます。
データカットしたフィルムをルーフに合わせていきます。
この際、フィルムが他の場所にあたり埃などを巻き込まないよう注意が必要です。
フィルムが塗装面に乗りましたら、位置を合わせてフィルムを貼り込んでいきます。
カーボンルーフへのプロテクションフィルム施工完了です。
遠目からでは施工してあるのか分からないですね。
ヘッドライトも同様に施工していきます。
ヘッドライトも遠目からでは施工してあるのか分からないクオリティです。
ヘッドライトの黄ばみ防止にもなるので、オススメです。
最後に全体をクリーニングして完成です。
この度はご依頼誠に有難う御座いました。
4C Detail フォーシーディテイル
045-315-4880
info@4c-detail.com
神奈川県横浜市保土ヶ谷区保土ヶ谷町1-49