FEYNLAB社は世界ではじめてセラミック被膜のガラスコーティング開発に成功した高い技術力を持った会社です
最上級セラミックコーティング「クリスタルセラム・ウルトラ」は塗装と共有結合しソフトなベースレイヤーとハードなトップレイヤーの2層を形成します
セラミックプロ9Hは3Dセラミックマトリックス分子構造を持ち、最高硬度9Hの非常に硬い被膜を形成し、優れた耐擦傷性・耐薬品性を誇ります
servFaces(サーブフェイス)は、革新的で高品質なカーケア製品を提供するドイツ発のカーディテイリングブランドです
東京都港区芝浦のお客様より2018年式ポルシェ911GTSをお預かりさせて頂きました。
東京都内よりご来店誠に有難う御座います。

前オーナー様がどこかのショップでのプロテクションフィルムを施工さていたものの、現オーナー様としては塗装本来の美しさでお乗りになりたいとご相談を頂きました。プロテクションフィルムは飛び石傷などから塗装を保護するには現時点で最適ではありますが、美しさではまだまだコーティングの方が綺麗と言えます。
「いつ・どこで・どのメーカーのフィルム」を施工してあるのか分からない状況のため、プロテクションフィルム剥離時のリスクとして塗装剥がれが起きる可能性についても事前にご説明させて頂きご納得の上施工に取り掛かる事となりました。
今回の施工内容
・プロテクションフィルム剥離作業(フロントセット+ルーフ)
・下地処理
・ナノクリスタルワンガラスコーティング
それでは施工を行っていきます。


ご覧のように切れ目がある部分以外はフィルムが貼ってあるのか分からない状態ですが、
プロテクションフィルムの厚み分塗装本来の色味とは少し異なったように見え、肌感も異なります。

まずは高温スチーマーを使用しながらプロテクションフィルムを剥離していきます。
2018年式という事もありプロテクションフィルム剥がし時の糊残りを心配しておりましたが平面部分に関しては綺麗に剥がれていきます。こうやって見てみるとフィルムと塗装の色味や肌感が違う事がお分かり頂けるかと思います。

とは言えペイントプロテクションフィルムは厚さ約150μ、コーティングの10倍以上の厚みを持つポリウレタンフィルムであり塗装を強固に守る事が可能です。プロテクションフィルムとコーティングを上手く使い分ける事で愛車を強固に美しく守る事が可能です。

こちらが剥がした後のフィルムです。
少し黄ばみが出ていますが今まで保管状況は良かったと推測されます。



塗装エッジ部分は施工する際にフィルムが浮かないよう処理を行う事がほとんどですので、やはり糊残りは発生しております。フィルムを剥がし終えた次はこの糊を除去していきます。

シリコンオフを使用し糊を溶かしながら絡めとっていきます。
全てを溶剤で取るのは不可能なため大まかに落とした後、研磨処理で最終的に処理します。
研磨前にボディのその他部分も下地処理クリーニングを行います。

ポルシェの汚れやすい箇所でもあるリアのエンブレム周り。
黒ずみが発生しております。

クリーナーとソフトブラシでエンブレムの細かな隙間までクリーニングしていきます。

黒ずみが取れスッキリ致しました。
リアエンブレムが綺麗だと印象が全然違います。
ドアを開けた内側のヒンジ部分も洗車時の水の拭き残しによるスケールが固着しております。同様にクリーニングしていきます。
ビフォー

アフター

細かな部分も綺麗になると最終的な仕上がりも当然よくなってきます。
ボディ全体のクリーニングが完了しましたら、ここから磨き作業に移ります。

塗装エッジ部分やプラスチックパーツ部分などにバフが当たらないようマスキングで養生を行い磨きを行っていきます。今回はプロテクションフィルムが貼ってあった箇所ははじめエッジ部分にマスキングを行わず絶妙な力加減でバフをエッジに当て、プロテクションフィルムの糊を除去していきます。

コンパウンドがエッジに付着している糊の絡みつき、糊の有無確認と除去を行えるのです。
糊除去が完了しましたら通常通りボディを安全かつ的確に磨いていきます。

リアセクションも丁寧にマスキング処理を行い磨いていきます。

サイドパネルも1パネルづつライトで状態を確認しながら蓄積された薄傷を除去していきます。


細かな箇所はミニポリッシャーを使い隅々まで磨いていきます。
ビフォー

アフター

プロテクションフィルムが施工してあった箇所も施工環境や下地処理によっては薄傷が存在します。
ビフォー

アフター

運転席のドア後ろには樹液のような付着物がこびりついております。

粗目のコンパウンドから磨いていき除去していきます。

プロテクションフィルムの合わせ箇所で糊が残っていた箇所も磨きで綺麗に。
ビフォー

アフター

全ての下地処理・研磨処理が完了しましたら再度洗車を行いボディを綺麗に整えます。
洗車が完了し水気を切り乾燥を終えましたら、ここからコーティング施工となります。

今回お選び頂いたコーティングは「ナノクリスタルワンガラスコーティング」です。
当店のスタンダードガラスコーティングであり高い艶感と高硬度被膜が特徴です。

こちらを1パネルづつコーティングを隙間なく塗布していきます。

リアスポイラーの端なども格納していると施工出来ないため、リアスポイラーを開け施工していきます。

ドアの内側ステップ部分など細かな部分も丁寧にコーティングを塗布していきます。

ロッカーパネル部分もプロテクションフィルムが施工してありましたが、こちらの部分は傷が入りやすい箇所ですし美観にも大きな影響を与えないためフィルムはオーナー様とご相談し剥がしませんでした。こちらの部分はフィルムをクリーニングし、プロテクションフィルム用コーティングを別に施工しておきます。

全てのコーティング施工が完了しましたら、コーティング確認用ライトを使用しコーティングのムラや拭き残しがないか徹底的にチェックを行います。
コーティング施工が完了しましたらボディ全体を整え作業終了となります。
仕上がったPORSCHE911GTS(991.1)がこちらになります。





オーナー様も仕上がりを見て「綺麗になった!」とお喜び頂く事が出来ました。この度はご依頼誠に有難う御座いました。最後に日頃の洗車方法や今後のメンテナンスについてご案内させて頂きご納車完了です。
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