2018年式ポルシェ911GTS(991.2) プロテクションフィルム剥がし&ナノクリスタルワンガラスコーティング 東京都港区芝浦
2023/8/8 

東京都港区芝浦のお客様より2018年式ポルシェ911GTSをお預かりさせて頂きました。

東京都内よりご来店誠に有難う御座います。

ポルシェ911 991.2 gts ナノクリスタルワンガラスコーティング

前オーナー様がどこかのショップでのプロテクションフィルムを施工さていたものの、現オーナー様としては塗装本来の美しさでお乗りになりたいとご相談を頂きました。プロテクションフィルムは飛び石傷などから塗装を保護するには現時点で最適ではありますが、美しさではまだまだコーティングの方が綺麗と言えます。

「いつ・どこで・どのメーカーのフィルム」を施工してあるのか分からない状況のため、プロテクションフィルム剥離時のリスクとして塗装剥がれが起きる可能性についても事前にご説明させて頂きご納得の上施工に取り掛かる事となりました。

 

今回の施工内容

・プロテクションフィルム剥離作業(フロントセット+ルーフ)

・下地処理

・ナノクリスタルワンガラスコーティング

 

それでは施工を行っていきます。

911 991.2 ppf肌

911 991.2 ppf剥がし前

ご覧のように切れ目がある部分以外はフィルムが貼ってあるのか分からない状態ですが、

プロテクションフィルムの厚み分塗装本来の色味とは少し異なったように見え、肌感も異なります。

ポルシェ911 プロテクションフィルム剥がし

まずは高温スチーマーを使用しながらプロテクションフィルムを剥離していきます。

2018年式という事もありプロテクションフィルム剥がし時の糊残りを心配しておりましたが平面部分に関しては綺麗に剥がれていきます。こうやって見てみるとフィルムと塗装の色味や肌感が違う事がお分かり頂けるかと思います。

ポルシェ911 ppf剥がし

とは言えペイントプロテクションフィルムは厚さ約150μ、コーティングの10倍以上の厚みを持つポリウレタンフィルムであり塗装を強固に守る事が可能です。プロテクションフィルムとコーティングを上手く使い分ける事で愛車を強固に美しく守る事が可能です。

911 991.2 PPF残骸

こちらが剥がした後のフィルムです。

少し黄ばみが出ていますが今まで保管状況は良かったと推測されます。

911 991.2 糊残り

911 991.2 ppf糊残り

911 991.2 ppfつなぎ目糊残り

塗装エッジ部分は施工する際にフィルムが浮かないよう処理を行う事がほとんどですので、やはり糊残りは発生しております。フィルムを剥がし終えた次はこの糊を除去していきます。

911 991.2 糊除去

シリコンオフを使用し糊を溶かしながら絡めとっていきます。

全てを溶剤で取るのは不可能なため大まかに落とした後、研磨処理で最終的に処理します。

研磨前にボディのその他部分も下地処理クリーニングを行います。

911 991.2 エンブレム周り汚れ

ポルシェの汚れやすい箇所でもあるリアのエンブレム周り。

黒ずみが発生しております。

911 991.2 エンブレムクリーニング

クリーナーとソフトブラシでエンブレムの細かな隙間までクリーニングしていきます。

911 991.2 エンブレム仕上げ

黒ずみが取れスッキリ致しました。

リアエンブレムが綺麗だと印象が全然違います。

ドアを開けた内側のヒンジ部分も洗車時の水の拭き残しによるスケールが固着しております。同様にクリーニングしていきます。

ビフォー

911 991.2 ドアヒンジスケール

アフター

911 991.2 ドアヒンジクリーニング

細かな部分も綺麗になると最終的な仕上がりも当然よくなってきます。

ボディ全体のクリーニングが完了しましたら、ここから磨き作業に移ります。

911 991.2 磨き

塗装エッジ部分やプラスチックパーツ部分などにバフが当たらないようマスキングで養生を行い磨きを行っていきます。今回はプロテクションフィルムが貼ってあった箇所ははじめエッジ部分にマスキングを行わず絶妙な力加減でバフをエッジに当て、プロテクションフィルムの糊を除去していきます。

911 992 糊除去磨き

コンパウンドがエッジに付着している糊の絡みつき、糊の有無確認と除去を行えるのです。

糊除去が完了しましたら通常通りボディを安全かつ的確に磨いていきます。

ポルシェ911カレラ 磨き

リアセクションも丁寧にマスキング処理を行い磨いていきます。

ポルシェ911 991.2 磨き

サイドパネルも1パネルづつライトで状態を確認しながら蓄積された薄傷を除去していきます。

911 991.2 細部研磨 磨き

911 991.2 細部磨き

細かな箇所はミニポリッシャーを使い隅々まで磨いていきます。

ビフォー

911 991.2 薄傷 2018

アフター

911 991.2 研磨 薄傷除去

プロテクションフィルムが施工してあった箇所も施工環境や下地処理によっては薄傷が存在します。

ビフォー

911 991.2 薄傷

アフター

911 991.2 薄傷除去

運転席のドア後ろには樹液のような付着物がこびりついております。

911 991.2 付着物

粗目のコンパウンドから磨いていき除去していきます。

ポルシェ911 付着物除去磨き

プロテクションフィルムの合わせ箇所で糊が残っていた箇所も磨きで綺麗に。

ビフォー

911 991.2 ppfつなぎ目糊残り

アフター

911 992.2 ppfつなぎ目跡除去

全ての下地処理・研磨処理が完了しましたら再度洗車を行いボディを綺麗に整えます。

洗車が完了し水気を切り乾燥を終えましたら、ここからコーティング施工となります。

911 991.2 ナノクリスタルワン

今回お選び頂いたコーティングは「ナノクリスタルワンガラスコーティング」です。

当店のスタンダードガラスコーティングであり高い艶感と高硬度被膜が特徴です。

911 991.2 コーティング塗布

こちらを1パネルづつコーティングを隙間なく塗布していきます。

911 991.2 細部コーティング

リアスポイラーの端なども格納していると施工出来ないため、リアスポイラーを開け施工していきます。

911 991.2 ドア内側コーティング

ドアの内側ステップ部分など細かな部分も丁寧にコーティングを塗布していきます。

911 991.2 ppf用セラミックコーティング

ロッカーパネル部分もプロテクションフィルムが施工してありましたが、こちらの部分は傷が入りやすい箇所ですし美観にも大きな影響を与えないためフィルムはオーナー様とご相談し剥がしませんでした。こちらの部分はフィルムをクリーニングし、プロテクションフィルム用コーティングを別に施工しておきます。

911 991.2 コーティングチェック

全てのコーティング施工が完了しましたら、コーティング確認用ライトを使用しコーティングのムラや拭き残しがないか徹底的にチェックを行います。

コーティング施工が完了しましたらボディ全体を整え作業終了となります。

仕上がったPORSCHE911GTS(991.1)がこちらになります。

ポルシェ911GTS ナノクリスタルワンガラスコーティング

ポルシェ911gts ナノクリスタルワンガラスコーティング 艶

ポルシェ991.2gts ナノクリスタルワンガラスコーティング

ポルシェ911 991.1 疎水性ガラスコーティング

911 991.2 ナノクリスタルワンガラスコーティング

オーナー様も仕上がりを見て「綺麗になった!」とお喜び頂く事が出来ました。この度はご依頼誠に有難う御座いました。最後に日頃の洗車方法や今後のメンテナンスについてご案内させて頂きご納車完了です。

 

4C Detail フォーシーディテイル

045-315-4880

info@4c-detail.com

神奈川県横浜市保土ヶ谷区保土ヶ谷町1-49

https://www.4c-detail.com