横浜市青葉区のお客様より2015年式メルセデスAMG C63Sをお預かりさせて頂きました。
今回中古車をご購入のタイミングでご納車前よりご相談を頂きました。
ご依頼誠に有難う御座います。
C63(W205)の初期発売限定モデルであるエディション1となります。
外装の各所に赤い差し色が入り、モールもブラックアルマイトモールが使用されております。
内装ではレッドカーボンが使用され、シートもダイヤ柄ステッチの特別仕様です。
このW205モデルも既に販売から9年以上が経過となりますが色褪せないモデルです。
今回は中古車をご購入されボディ全体のリフレッシュと、
メルセデスのウィークポイントを保護する施工内容でプランをお作りさせて頂きました。
今回の施工内容
・4Cプレミアムガラスコーティング
・モールプロテクションフィルム
・ヘッドライトスモークプロテクションフィルム(ブラックグレー)
それでは施工を行っていきます。
まずはボディチェックからスタートです。
こちらはボンネットの状態です。
新車から9年が経過しているお車としてはボディ状態が良好ですが、
やはり薄傷やシミが点在しております。
こちらはトランクの状態です。
ボンネットは中古車展示などで多少は磨かれているように見えますが、
その他の箇所は薄傷等が目立っております。
リアドア上部の写真です。
ボディカラーがオブシディアンブラックという事もありシミ(スケール)付着も目立ちます。
フロントドア上部です。
シミと一緒に線傷なども付着してります。こちらも後ほど除去していきます。
材質の弱いBピラーも多少磨いてあるものの、シミと薄傷が目立ちます。
細部や隙間などにもコンパウンドやシャンプーの成分残りなどが確認出来ます。
こちらはドアを開けたヒンジ部分です。
洗車時のシャンプーや撥水剤が拭き取り不足によりシミとなっております。
恐らく元々はボディ全体もこのようにシミが多かったものと推測出来ます。
ボディ全体の状態を把握しましたら、まずはこれらを除去する事からスタートです。
洗車を行いながらボディに蓄積した汚れを除去していきます。
ボディの隙間や窓ガラスの隙間など普段クリーニングがしにくい場所も綺麗にしていきます。
ビフォー
アフター
汚れのクリーニングが完了しましたら、続いてスケール除去剤でシミを除去していきます。
洗車などでは落ちない固着したシミを科学的に分解除去していきます。
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アフター
シミが固着して年月が経過しているためクリーナーだけでは除去出来ないシミもあります。
次の工程で磨きを入れ出来るだけ除去を行っていきます。
細部の黒ずみなどもクリーナーとソフトブラシで綺麗にクリーニングしていきます。
ビフォー
アフター
ビフォー
アフター
一見気付かない細かな箇所ですが細部が整っていくと仕上がった際の全体のクオリティを高めます。
スケール除去が完了しましたら続いて研磨処理に入ります。
磨きで荒れた塗装面を平滑化し、光沢感の高い美しい塗装面へと仕上げていきます。
まずは磨き前にマスキングテープで塗装エッジ部分やデカール部分を養生し、
安全かつ的確に磨けるよう準備を進めます。
養生が整いましたら遮光を行い特殊スポットライトで塗装状態を捉えながら磨き作業を行っていきます。傷や塗装面の状態に合わせてコンパウンドやバフのマッチングを見定めて磨き上げていきます。
必要箇所に応じてシングルポリッシャーを使用し塗装面に熱を加えながら、
塗装面を改善していきます。
リアバンパーやフロントバンパーなどは材質が樹脂のため塗装も繊細です。
状態を見極めながら丁寧に磨き上げていきます。
下回り部分なども丁寧に磨き、ポリッシャー使用が危険な箇所は手磨きで時間をかけて磨きます。
研磨力の高いコンパウンドとバフで磨いた後は、更に塗装面を仕上げていくために細かな番手のコンパウンドとバフの組み合わせで仕上げて磨きを行い塗装本来の光沢感を引き出していきます。
ドアを開けた内側部分も薄傷などが目立ちやすい箇所はマスカーで内装に粉などが飛ばないよう養生を行ってから丁寧に磨いていきます。
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アフター
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アフター
塗装に付着していた薄傷やシミ、塗装のくもりがなくない塗装本来の美しさが蘇りました。
今回は後ほどヘッドライトと窓枠のアルミモールにプロテクションフィルムを施工するため、こちらも下地を整えていきます。
こちらもエンジンルームにコンパウンド等が入らないよう養生を行い劣化したヘッドライトのポリカーボネートを磨きクリアに戻していきます。
ビフォー
アフター
白くボケていたヘッドライトに透明感が蘇りました。
こちらは後ほどプロテクションフィルムで保護を行います。
続いて窓枠のブラックモールもフィルム施工前に下地を整えていきます。
窓枠のアルミモール磨きは通常ボディよりも実は難易度が高い部分でもあります。
当店では30年以上欧州車の施工に携わっておりますのでモール磨きも安心してお任せ下さい。
ビフォー
アフター
劣化は酷くなかったものの、くもっていたモールが綺麗にスッキリ致しました。
全ての磨き作業が完了しましたら再度洗車を行いボディ状態をリセットします。
洗車が完了しましたら、まずはプロテクションフィルム(PPF)の施工から行っていきます。
まずはヘッドライトプロテクションフィルムです。
綺麗に整えたヘッドライトにプロテクションフィルムを施工していきます。
ヘッドライトにプロテクションフィルムを施工する事で、
ヘッドライトの黄ばみ防止や劣化予防を行う事が可能です。
また今回は透過率約50%のスモークプロテクションフィルムを使用し色味も少し変えていきます。
フィルムをヘッドライトの形状に合わせて施工していき、余剰分をカットし仕上げます。
さり気なく薄いブラックスモークがお洒落です。
続いてモールプロテクションフィルムを施工していきます。
予めメルセデスベンツCクラスセダン用にデータカットしたフィルムを使用し施工を行います。
同じ型式のCクラスセダンでもブラックモールの場合、モールサイズが実は少し違うのです。
ブラックモール用にデータを加工し使用します。
フィルムをモールの形状に合わせて施工を行っていきます。
ブラックモールへのプロテクションフィルム施工はフィルムラインが目に付きやすいデメリットが御座いますが、通常モールよりも劣化すると厄介ですので綺麗な内にフィルムを施工してしまうのがベストです。
一見フィルムが施工してあるか分からないクオリティに仕上がります。
PPFの施工が完了しましたらここからようやくコーティング施工となります。
今回お選び頂いたコーティング剤は「4Cプレミアムガラスコーティング」です。
耐薬品性(耐ケミカル性)を持つ強力な保護性能を持っており、艶感も抜群です。
また超疎水性によりセルフクリーニング機能も付いているため屋外保管のお車にもオススメです。
整えた塗装面にコーティング剤を丁寧に塗布していきます。
当店では完全室内にて空調設備を整えコーティング施工に最適な環境下で施工を行います。
ドア内側ステップ部分など汚れやすい細かな箇所も丁寧にコーティングを行っていきます。
コーティング施工後はチェック用ライトを使用しコーティングのムラや拭き残しがないか入念にチェックを行い仕上げていきます。
チェックが完了しましたら最後にボディ全体を整え完成となります。
仕上がったMercedes-AMG C63S(W205)がこちらになります。
新車から9年経過していると思えない程、美しく仕上がりました。
オーナー様にも仕上がりを確認して頂きお喜び頂く事が出来ました。
ご納車時に洗車時の注意点やメンテナンスについてご案内させて頂きご納車完了です。
この度はご依頼誠に有難う御座いました。
4C Detail フォーシーディテイル
045-315-4880
info@4c-detail.com
神奈川県横浜市保土ヶ谷区保土ヶ谷町1-49
https://www.4c-detail.com