神奈川県横須賀市のお客様よりポルシェマカンターボをお預かり致しました。
この度はご依頼誠に有難う御座います。
2015年式という事もありお車を全体リフレッシュさせたいとご相談を頂きました。
施行前にお車を一度お持ち込み頂き、状態に合わせた施工内容をお打合せさせて頂きました。
施行前は年式としては塗装状態は良いものの、未塗装樹脂が白化しており年式を感じる印象となっておりました。ボディ部分のみの作業ですと塗装面整い綺麗になるものの、黒いパーツが黒くないと引き締まった印象になりません。そこでボディと合わせて未塗装樹脂パーツのクリーニングとコーティングで改善を行うご提案をさせて頂きました。
せっかく外装を綺麗に整えるのであれば、一番車の状態を感じやすい内装も綺麗にしたいとオーナー様からご要望を頂きました。内装レザーも汚れてくると上記のように艶っぽくなってきてしまいます。内装レザーもクリーニングとコーティングを行い新車時のようなマットな質感に改善を行っていきます。
今回の施工内容
・セラミックコーティング「FEYNLABセラミックULTRA」
・未塗装樹脂セラミックコーティング「GTECHNIQ C4」
・内装レザーセラミックコーティング「ULGOレザーセラミックフロントセット」
それでは施工を行っていきます。
まずはボディチェックからスタートです。
ボディ塗装面は新車から10年経過したお車としては綺麗な状態ですが、薄傷や付着物などで塗装本来の色味が薄れ白ボケた印象となっております。リアスポイラーやピラーなどはピアノブラック塗装となっておりますが、やはりこちらもシミや薄傷などが目立っております。
先程ご紹介した未塗装樹脂部分となります。未塗装樹脂は外部からの様々な影響を受けやすく、紫外線や熱などにより未塗装樹脂表面に微細なクラックが起こる事から白化すると言われております。クラックの隙間から入り込んだ汚れを出来る限り取り除き、コーティングで保護してあげる事で復元を行っていきます。
内装も先程ご紹介した通り皮脂汚れや日焼け止めクリームなどの付着物が付き汚れてしまっております。こちらもレザーに優しいクリーナーを使用しながらレザーをクリーニング・コーティングしていきます。おおよその状態を把握出来ましたら、まずはコーティング前にこれらの状態をリセット・整える事から始めていきます。
まずは洗車は行った後、クリーナーで固着した汚れを浮かして取り除いていきます。
未塗装樹脂部分も抜かりなくクリーニングしていきます。
固着汚れを取り除きましたら、続いてトラップ粘土を使用し鉄粉などの付着物を取り除いていきます。この工程を入れる事で付着物が取り除かれツルツルの手触りにする事が可能です。
下地処理クリーニングが完了しましたらマスキングテープで養生を行ってから塗装磨き作業に入っていきます。長年蓄積された薄傷・洗車傷などを取り除き、塗装の光沢感を引き出していきます。
職人が塗装状態や洗車傷などの状態に合わせてその場でポリッシャー・バフ・コンパウンドのマッチングを作り出し磨きを行っていきます。研磨力が弱いと磨けず、強すぎると磨き傷が入ってしまいます。1台1台塗装の硬さや状態は異なるため、こマッチングを状態に合わせてセットする事が重要となります。
サイドパネルも特殊スポットライトで塗装面を確認しながら丁寧に仕立てていきます。
ポリッシャーが入らない箇所や危険な箇所は手磨きで1か所ずつ丁寧に磨いていきます。
ビフォー
アフター
磨き上げた事でボンネットの色味も鮮やかになりました。
ビフォー
アフター
ピアノブラックパーツも薄傷やシミが取り除かれクッキリとしました。
下地処理クリーニングと研磨処理が終りましたら、ここからコーティング作業となります。
今回お選び頂いたコーティング剤は「FEYNLABセラミックULTRA」です。アメリカFEYNLAB(ファインラボ)社のセラミックシリーズ(非自己修復タイプ)の最上級セラミックコーティングです。こちらをボディの塗装面に丁寧に塗布していきます。
1パネルづつコーティングを行い、都度コーティングの微細なムラや拭き残しなどがないかチェックを行い仕上げていきます。
通常塗装面と同様、ピアノブラックの樹脂塗装パーツもコーティングを施していきます。樹脂パーツは塗面が繊細なため、コーティング時でも塗り傷が入る可能性があります。傷が入らないよう慎重に進めていきます。
ドアを開けた内側部分なども隅々までコーティングを施していきます。ボディコーティングが完了しましたら続いて未塗装樹脂プラスチックコーティングを行っていきます。
未塗装樹脂コーティングで使用する液剤は「GTECHNIQ C4」です。当店でも様々な未塗装樹脂コーティングを試したどり着いたコーティング剤です。未塗装樹脂コーティングの中には油分が多く、施工して直後は綺麗なものの時間経過と共に汚い膜を形成してしまったり油っぽくなってしまうものもありますが、このコーティング剤は最長2年の耐久性を持ち綺麗な状態を維持する事が弊社テストでも確認しています。当店では必ずお客様に提供するコーティング剤は半年~1年以上の実車テストを行い性能を確認し、その中でオススメ出来るものだけをご提供するよう心掛けています。
クリーニングした未塗装樹脂にコーティングを塗布していきます。
フロントグリルをはじめ、リアディフューザーやワイパーカウルなど全体をコーティングしていきます。
ビフォー
アフター
ビフォー
アフター
白化してしまっていた未塗装樹脂も新車時のような美しさに戻す事が出来ました。マカンのような未塗装樹脂パーツが多いお車やSUVなどは、この未塗装樹脂の美しさが重要と言えます。
外装コーティングが全て完了しましたら、続いて内装レザーの施工に入っていきます。内装も外装と同様にコーティング前に下地処理クリーニングを施していきます。掃除機でレザーの隙間などに入り込んでいる塵埃・食べ物カスなど取り除いてから、内装レザークリーナーで表皮を綺麗にしていきます。この際、マイクロブラシを使用してクリーニングする事でレザーの目地の汚れも掻き出していきます。
レザークリーニングが完了しましたら、ここからコーティングに入っていきます。今回使用する液剤はULGOレザーセラミックコーティングです。こちらを使用する事でレザーの汚れ防止、色移り軽減、耐擦り傷性が上がりレザーを綺麗に保ちやすくする事が可能となります。
また当店独自の施工方法により、レザーの見た目や質感をほとんど変える事なく施工を行う事が可能です。レザーが艶々になってしまったり、ツルツル滑ってしまい運転しにくいという事も御座いません。
今回はレザーシートコーティングフロントセットでご依頼頂いておりますので、ハンドルやドアトリムなど手が触れやすい箇所を全体的にコーティングしていきます。
ビフォー
アフター
汚れが取り除かれ新車時のようなマットな質感に。
ビフォー
アフター
見比べてみると違いは歴然です。このように室内も乗っていると汚れが付いてくるので定期的なクリーニングとコーティングがオススメです。
これで全てのコーティング作業が完了しました。最後にホイールや内窓などお車全体を綺麗に整え完成となります。仕上がったPorsche Macan Turboがこちらになります。
新車から10年経過しているとは思えない美しいマカンに仕上がりました。仕上がったお車をオーナー様が見て「こんなに綺麗になると思わなかった!これは頼む価値がありますね!」とお喜びの声を頂戴する事が出来ました。この度はご依頼誠に有難う御座いました。今後も綺麗な状態が維持できるようサポートさせて頂きますので引続き宜しくお願い致します。
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