横浜市西区のお客様より1989年式メルセデスベンツ300SEをお預かりさせて頂きました。
こちらのオーナー様からは2台目のご依頼となります。
いつも当店をご愛顧頂き誠に有難う御座います。
メルセデスベンツが誇るSクラスの2代目モデルであるW126の御入庫です。新車から35年以上が経過したお車で御座いますが非常に状態の良いお車です。以前から当店をご利用頂いているお客様よりニュークラシックの車両も出来ますかとご相談を頂きました。当店では新車から今回のようなクラシックカーまで塗装状態に合わせた施工が可能で御座いますのでお気軽にご相談くださいませ。また弊社の会長はW126を新車で当時磨いていた職人でもあります。長年の経験と知識を現代の技術と組み合わせて施工を行えるのも当店の強みの一つであります。
今回の施工内容
・4Cプレミアムガラスコーティング
・ドライアイス洗浄クリーニング
今回は35年以上経過したお車という事もあり細部に固着している汚れが想定されます。しかし水洗いでの洗浄や強力なクリーナーでの洗浄はかえってボディやパーツを傷めるリスクも存在します。そこで今回はカーディテイリング業界で新たに注目されているドライアイス洗浄機をメーカー様に協力して頂き、水洗いを避けたい箇所やこびり付いてしまった汚れ箇所にドライアイス洗浄を行い仕上がりを高めていきます。
それでは早速施工に取り掛かって参ります。
まずはいつも通りボディチェックからスタートです。
年式としましては非常に状態を良いお車ですが経年劣化による塗装ダメージや汚れの付着が見られます。
通常の太陽光や蛍光灯では分かりにくいですが当店施工ブースで確認すると塗装状態がしっかり確認出来ます。見てみると上記写真のように薄い洗車傷が連なっているのがお分かり頂けるかと思います。この洗車傷を磨きで整えてあげると更に塗装の光沢度が上がり仕上がりが変わって参ります。
ルーフ部分にはシミの付着も確認出来ます。
また所々にワックスの拭き残しあとも確認出来ます。
また下回りや細部にはピッチやタール、虫の死骸などの固着が見受けられました。おおよその状態が確認出来ましたら、まずはこれらを綺麗にクリーニングし車両本来の美しさを取り戻す作業からスタートです。
まずは塗装の厚みを施工前に計測しておきます。使用する計器は弊社が日本総輸入代理店を行っているポーランド製膜厚計NexPTGプロフェッショナルを使用します。塗装の厚みを計測してみると膜厚には問題が無い事が確認出来ます。
しかし塗装を目視でしっかり確認していくと塗装内部から突起のようなものが確認出来ます。恐らく年式が古いとう事もあり内部から錆びが上がってきれいる・もしくはブリスターの初期症状と推測されます。このような塗装に強力な洗浄液や溶剤の強いコーティング剤を使用してしまうと症状が悪化してしまう場合が御座います。今回はオーナー様より「ベストな施工」という事でお任せ頂いておりますので状態に合わせた最善の施工を行っていきます。
今回は出来るだけ水洗浄も控えたいため今回は水なし洗車で初期洗浄を行っていきます。水なし洗車と聞くと「拭き傷が付いてしまうのでは?」と思われる方もいらっしゃると思いますが、タオルの管理さえしっかり行えば水なし洗車でも通常の洗車以上のクオリティに仕上げる事は可能です。むしろ塗装状態や細部の汚れ、シミ状態を確認し易いため余程酷く汚れている車でなければ有効的と言えます。10年以上前になりますが当社は通常の洗車が出来ない2階建物内部でコーティング作業を年間1000台以上施工していた経験が御座います。
洗車が完了しましたら付着物をクリーナーで除去していきます。冒頭でお話しした通り、クラシックカーとなるため溶剤で塗装が変色したり悪化する場合が御座います。状態を見ながら慎重に付着物を取り除いていきます。
ビフォー
アフター
固着していた付着物も綺麗にクリーニング完了です。
通常の下地処理クリーニングが完了しましたら、ここからドライアイス洗浄を行っていきます。
使用する機械はグリーンテックジャパンのCT-22というドイツ製のドライアイスクリーナーになります。ドライアイス洗浄はドライアイスを綺麗にしたい対象物に吹きかける事でドライアイスが対象物と汚れの間に入り込み、ドライアイスが個体から液体に変わる際に元の体積の750倍となりその膨張力を利用し対象物から汚れを除去する仕組みとなっております。(サーマルショック)ドライアイス自体が非常に柔らかい事から対象物を傷める事無く汚れを除去出来る製品として注目されています。
機械にドライアイスペレットを投入し準備を整えます。
今回はエンジンルームやホイールに固着している汚れをドライアイスクリーナーを使用し洗浄していきます。ドライアイスクリーナーは基本どこにでも使用可能であり、ドライアイスよりも材質の弱いシール類や内装のレザーなど以外であればどこでも洗浄可能と言われております。今回のような固着した油汚れやプラスチックパーツの白ボケなどの洗浄に大変有効です。
ビフォー
アフター
ブレーキダストが固着していたホイールもまるで新品のように生まれ変わりました。
ビフォー
アフター
油汚れなどで汚れていたエンジンルームも綺麗になりました。
ドライアイス洗浄が完了しましたら、ここから磨き作業に入っていきます。塗装エッジ部分やゴムパーツ・プラスチックパーツをマスキングテープで養生し安全かつ的確に磨くための準備を整えます。この際もパーツによってはマスキングテープを貼って剥がす際にダメージが入る箇所が稀にあります。そのような箇所も見極めながら作業を進めていきます。
準備が整いましたら研磨作業を進めて参ります。遮光を行い特殊スポットライトで塗面をしっかり確認出来る状態にし慎重に磨きを行っていきます。
塗装の硬さや傷の深さなどに応じてポリッシャーやバフ・コンパウンドの選定を変えながら丁寧に磨き上げていきます。
通常であればメルセデスベンツの塗装は硬く、加えて新車から35年経過しているとなると更に硬くなっていると見当が付きますが、補修もしている箇所もあるため一概にそうとも言い切れません。ですのでより柔軟な磨きな対応と技術が求められます。
サイドパネルも1枚1枚ライトで確認しながら丁寧に仕立てていきます。
下回りの塗装は通常塗装と異なりサテン塗装となっており通常の研磨は出来ない箇所となります。こちらも長年の経験と知識で特殊な磨き方法でサテンパーツも整えていきます。
ビフォー
アフター
洗車傷や薄傷が除去され乱反射していた光がくっきり映り込むようになりました。
ビフォー
アフター
シミや付着物で汚れていた塗面も光沢感を取り戻しました。
ビフォー
アフター
ワックスなどの付着物なども綺麗にクリーニング完了です。
ビフォー
アフター
ボディ外側はもちろんですがドアを開けた内側のメッキパーツまで全て磨き上げました。
全ての下地処理クリーニング・研磨処理が完了しましたら再度お車を洗浄し、ここからようやくコーティング施工に入っていきます。
今回使用する液剤は当店のオリジナルガラスコーティング「4Cプレミアムガラスコーティング」をクラシックカーのために調合を変えた特別モデルでコーティングを行っていきます。コーティングは性能が高いものや高価なものが良いと思われがちですが、全てのお車に合う訳では御座いません。当店ではお客様のお車の車種や状態に最適なコーティング・フィルムの保護方法のご提案が可能です。
1パネルづつ丁寧にコーティングを塗布していきます。コーティングを塗り込む際も塗り傷や拭き傷などが入らないよう慎重に作業を進めていきます。
下回りパーツはサテンパーツとなるため、こちらも艶や色味が違和感ないものをチョイスし隅々までコーティングを行っていきます。
もちろん先程クリーニングを行ったドアやトランクの内側部分にもコーティングを施します。
コーティングが塗布完了しましたらコーティング確認用ライトを使用し、コーティングのムラや拭き残しなどがないか慎重にチェックを行いながら仕上げ作業を行っていきます。
当店ではあからさまな拭き残しなどのチェックではなく、わずかなコーティングの濃淡を整えるためにこの作業を行います。ここまでチェックする施工店も少ないかもしれませんが、このわずかな違いが最終的に仕上がりへの差と変わっていきます。
外装が終りましたら最後に窓ガラスや内装など全体を整え完成となります。
仕上がったMercedes-Benz300SEがこちらになります。
仕上がったお車を見て「こんなに綺麗になるとは思わなかった!」とお喜びの声を頂戴する事が出来ました。この度は2台目のご依頼誠に有難う御座いました。引続き宜しくお願い致します。
4C Detail フォーシーディテイル
045-315-4880
info@4c-detail.com
神奈川県横浜市保土ヶ谷区保土ヶ谷町1-49
https://www.4c-detail.com