東京都町田市のお客様より新型TESLAモデルYジュニパーをお預かりさせて頂きました。
こちらのオーナー様からは2台目のご依頼です。
いつも当店をご愛顧頂き誠に有難う御座います。
2025年春にモデルチェンジとなった新型モデルYを早速ご入庫頂きました。
モデルネームは【ジュニパー】、カラーはウルトラレッドになります。
ご納車前よりご相談を頂き施工内容をお打合せさせて頂きました。
今回の施工内容
・最上級セラミックコーティング「FEYNLABヒールプラス」
・スリックフロントガラスコーティング
・窓ガラス全面コーティング(ガラスルーフ追加)
・未塗装樹脂プラスチックセラミックコーティング
・窓枠マットモールプロテクションフィルム
・遮熱カーフィルムリア5面(8%)
*ホイールは後日カスタム予定のため無し
それでは早速施工に取り掛かって参ります。
まずはボディチェックからスタートです。
新型車の新車ですが、前モデルと同様に隙間の汚れはやはり酷い状態です。
リア部分にはバフを当ててしまったような磨き傷の痕跡も見られます。
通常太陽下では分かりにくいですが施工ブースに入れると細かな洗車傷なども確認出来ます。
ドア部分には薄い線傷のようなものも確認出来ます。
ボディの所々には付着物や細部スケールの固着も確認出来ます。
今回オプションでコーティングを予定している未塗装樹脂(プラスチック)部分も既に白くボケていたり付着物も確認出来ました。このように新型モデルの新車であっても様々な薄傷や磨き傷、シミ、付着物などが付いている事は珍しくありません。せっかくコーティングやフィルムを施工するのであれば、まずはこれらの状態をしっかり把握し整えて除去する事が大切と言えます。状態が把握出来ましたら、まずはこれらを除去し新車本来の美しさに整える作業からスタートです。
まずは洗車を行いながらボディの隙間汚れを掻き出しながらクリーニングを行っていきます。この際に注意しないと行けないのが窓の枠部分をクリーニングする際にゴムのパッキンをつぶしてしまわないように注意を払う必要があります。あまり無理してクリーニングを行うとゴムパッキンが中に入って戻せなくなってしまうからです。
未塗装樹脂部分も今回はコーティングをご依頼頂いておりますのでクリーニングを行っていきます。マイクロブラシとクリーナーで未塗装樹脂の目に入り込んだ汚れを浮かしながら取り除いていきます。
ボディの裏側や細かな部分まで状態を丁寧に確認しながらクリーニングを行っていきます。
ビフォー
アフター
ビフォー
アフター
隙間汚れや固着していた汚れが取り除かれスッキリいたしました。
下地処理クリーニングが完了しましたら、続いて磨き作業に入っていきます。磨き作業にあたりバフを当てたくない未塗装樹脂部分などは事前にマスキングテープで養生を行い磨くための準備を整えます。
準備が整いましたら研磨作業を行います。遮光を行い特殊スポットライト下で塗装面を正確に確認・判断を行いながら美しくコーティングに最適な下地を作っていきます。
塗装状態やボディに形状によりポリッシャー・バフ・コンパウンドを職人が選定し、丁寧に磨き上げていきます。
サイドパネルも1パネルづつライトで確認しながら磨き上げていきます。
細かな箇所はミニポリッシャーなどを使い隅々まで磨いていきます。
ビフォー
アフター
ビフォー
アフター
ビフォー
アフター
磨き傷や洗車等の薄傷、線傷までボディ塗装面の傷も綺麗にリセット完了しました。
今回は窓ガラス全面のコーティングもご依頼頂いておりますので、窓ガラスもボディ同様下地を整えていきます。
窓ガラスもボディ同様、新車であってもシミや油膜などが付いている事は珍しくありません。
マスキングテープを貼り替え、窓ガラス専用のコンパウンドとバフで1枚1枚丁寧に磨いていきます。
TESLA車特有の超大型のガラスルーフも磨いて下地を整えます。
ビフォー
アフター
窓ガラスも汚れやシミ・油膜が取り除かれスッキリといたしました。全ての下地処理クリーニング・研磨処理が完了しましたら再度洗車を行いボディを綺麗な状態に整えます。水気をしっかり除去し乾燥が完了しましたら、ここからようやくコーティング施工となります。
今回お選び頂いたコーティング剤は当店最上級セラミックコーティング【FEYNLABヒールプラス】です。6本の液剤を使用し4層の非常に分厚い自己修復機能付きコーティング被膜を形成する最新ボディコーティングです。艶感も他のセラミックコーティングよりも更に高く、外的用意から保護性能も非常に高い特徴が御座います。しかしこのコーティング剤は塗装に浸透しながら結合する性質を持っているため塗装ダメージの多いお車や材質の弱い塗装にはコーティング出来ないデメリットも御座います。またこの非常に特殊なFEYNLABヒールプラスは技術・経験・施工環境が整った施工店のみに施工を許されているプレミアムコーティングです。当店は神奈川県初のFEYNLAB社認定施工店として選ばれ、非常に多くの施工実績が御座いますので安心してお任せ頂ければと思います。
材質の弱い箇所は予めマスキングテープで養生を行ってからコーティングを行います。まずは1層目のベースコートを塗り込み、硬化状態を見ながら2層目・3層目と塗り重ね特殊コーティング被膜を形成していきます。
従来のボディコーティングは早いところだと1時間以内に塗布が完了するところも御座いますが、このコーティングはコーティングを塗り込むだけで丸2日間ほどかけて施工を行っていきます。FEYNLABヒールプラスセラミックコーティングは一度硬化すると磨き以外では除去出来ないほど強固なコーティング被膜を形成するため拭き残しやムラなどには細心の注意が必要です。
ベースコートを丸2日かけて施工が完了しましたら、続いてトップコートで全体を仕上げていきます。
細かな箇所も隅々まで丁寧にコーティングを施していきます。
トップコートも1パネルづつ丁寧に確認を行いながら作業を進めます。
ドアを開けた内側なども実は汚れやすい箇所です。ドア内も勿論綺麗に整えていますので、こちらも抜かりなくコーティングを行っていきます。
ボディコーティングが完了しましたら続いてオプションコーティングに入っていきます。まずはスリックフロントガラス+窓ガラス全面コーティングです。高耐久窓ガラス専用コーティング剤を窓ガラスに塗り込んでいきます。
窓ガラスコーティングは雨天時の視界確保は勿論ですが、窓ガラスへのシミ・ウロコ・油膜などの付着を大幅に低減させる効果が御座います。せっかくボディが綺麗でも窓ガラスが汚くてもは美しさが半減してしまいます。ボディと合わせて窓ガラスコーティングコーティングを行うのがオススメです。また当店でご提供しているスリックフロントガラスコーティングは特殊ワイパーゴムへの交換もセットで行うメニューとなっており、輸入車によくあるワイパービビりも低減する事から大変好評いただいております。
続いて未塗装樹脂プラスチックコーティングを行います。使用する液剤は未塗装樹脂プラスチック素材専用セラミックコーティング【GTECHNIQ C4】です。他店ではボディと同じコーティングを未塗装樹脂に塗るところもあるようですが、その場は綺麗でも後から油膜のような汚い状態になってしまう事が御座います。当店では材質に合わせた専用品を使用する事でしっかり定着を図りながら美しい仕上がりにする事が可能です。
コーティング剤を1パネル事にムラが出来ないよう慎重にコーティングしていきます。
右半分がコーティングを塗布した箇所となります。今回のモデルYは新車でも元々かなり白っぽくなってしまっているのが良くお分かり頂けるかと思います。今回のジュニパーに関しましては未塗装樹脂プラスチックコーティングはマスト施工かと思われます。
ビフォー
アフター
未塗装樹脂プラスチックも過度な艶は出ず、新品本来の色味になったのではないでしょうか。
続いて窓枠のモールプロテクションフィルム作業に移ります。
モデル3・モデルYに使用されているマットブラックモールですが、実はこれはアルミ素材で出来ており新車から半年~1年程でシミのような錆びが発生いたします。これはメルセデスベンツなどでも同様の現象が見られる事で珍しい事では御座いません。しかし問題なのではTESLA車の場合、モールがマット塗装だと言う事です。通常のアルミモールではシミ(錆)が発生しても、磨いてある程度復元する事が出来るのですがマット塗装は磨いてしまうと艶が出てしまうため磨く事が出来ません。そのため綺麗なうちにしっかり保護を行う事が重要です。
現在保護を可能とするのはこのモールプロテクションフィルムのみと言っても過言では御座いません。モールコーティングを施工しても耐久性もなく意味をなしません。初回に費用は掛かってしまいますが、劣化してしまうとモールを交換するしか手立てがないためマスト施工メニューとなります。
予めTESLAモデルY専用にモールデータを作成し、フィルムをコンピューターカットしたものを使い施工を行っていきます。コンピューターカットしても最後の位置調整や美しく施工するには職人の技術力が重要です。
施工液を抜きながらモールにフィルムを密着させていきます。
フィルム施工後はフィルムの縁が浮きにくいようにヒートガンで温めながら密着させていきます。
いかがでしょうか?一見フィルムが貼ってあるのか分からないクオリティに仕上げる事が可能です。こちらのフィルムは色変えを目的としたラッピングフィルムではなく保護を目的としたプロテクションフィルムで施工を行っております。そのためラッピングフィルムよりも耐久性が高くフィルムの肌も良いのが特徴です。逆に保護性能が高い分フィルムに厚みがあるため、モールを包み込んで施工する事が出来ず多少のクリアランスを開けての施工となりますが保護が目的のためプロテクションフィルムでの施工がオススメです。
最後にリア5面の遮熱カーフィルムを施工していきます。モデルYはモデル3と異なりリア5面は初めから色付きガラスとなっておりますが気持ち色味が薄いのと後席に奥様とお子様がお乗りになられるため遮熱とUVカットを目的としてリア5面の遮熱カーフィルム施工をご依頼頂きました。
ビフォー
アフター
今回は透過率8%の濃いめ遮熱スモークフィルムをお選び頂きました。色付きガラスに8%の遮熱スモークを施工しているので真っ黒です。夜間などはかなり後方視界が悪くなため、心配な方は15%や20%の遮熱スモークフィルムを施工すると良いかと思います。
全ての施工が完了しましたら、最後に最終チェックと仕上げを行い完成となります。仕上がったTESLA MODEL Yがこちらになります。
今回のモデルYはリアが非常にカッコよいですね。
仕上がったお車を見てオーナー様にもお喜び頂く事が出来ました。
この度も多岐に渡るご依頼誠に有難う御座いました。
今回も前回同様綺麗が維持出来るよう施工後もサポートさせて頂きますので安心してお任せ下さい。
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