東京都杉並区のお客様より新車NISSANフェアレディZをお預かり致しました。
ご納車前よりご相談・ご予約誠に有難う御座います。
初代フェアレディZ(S30)マルーンを彷彿させる大人気カラー【バーガンディ】の新型フェアレディZの御入庫です。今回はこの人気カラー【バーガンディ】を更にカッコよく保護するマットプロテクションフィルム施工をご依頼頂きました。元色が非常に良いお色のため、私どもも最初はどのようなカラーになるのか心配な部分も御座いましたが施工して大正解。非常にカッコよいフェアレディZの完成です。
今回の施工内容
・XPELステルスフルプロテクションフィルム(マットPPF)
・FEYNLAB PPF専用セラミックコーティング
・ホイールコーティング
・フロントガラスコーティング
・窓ガラス全面コーティング
それでは早速施工に入っていきます。
まずはボディチェックからスタートです。
新車では御座いますがボディ全体に薄い洗車傷が確認出来ます。
フードの先には薄い線傷も確認出来ます。
ボディのサイド部分やルーフ部分には新車納車前のプロテクターフィルムの糊跡が確認出来ます。
またボディの隙間や細かな箇所には既に水シミ(スケール)の固着も見られます。このように新車でも様々な薄傷やシミなどの付着物が御座います。まずはフィルムやコーティングを施工する前にこのような薄傷や付着物を修正・除去する事からスタートです。
まずは洗車を行いボディ表面の汚れを洗い流していきます。
続いてシリコンオフを使用しボディ全体に付着している新車特有のプロテクターフィルムの糊跡を分解除去していきます。
続いて洗車では落とす事の出来ない水シミをクリーナーを使用し分解除去していきます。
細かな隙間のシミはソフトブラシにクリーナーを付け、隅々までクリーニングしていきます。
ビフォー
アフター
固着していたスケールも綺麗に分解除去完了です。固着した水シミの除去が完了しましたら続いて磨き作業に入っていきます。この工程で先程確認した洗車傷や薄い線傷を目に見えない細かな状態にまで磨き上げていきます。
塗装エッジ部分やゴム・エンブレム類などをマスキングテープで養生してから、磨きを行っていきます。職人が塗装状態に合わせてポリッシャーやバフ・コンパウンドを都度選定し美しい塗装面へと改善していきます。
1パネルづつ特殊スポットライトで塗装面を確認しながら丁寧に磨き上げていきます。
ピアノブラックのピラー部分は樹脂パーツのため塗装が柔らかく繊細です。傷取りをした後、磨き傷が残らないよう工程数を増やしながら仕立てていきます。
細かな箇所はミニポリッシャーを使用し隅々まで磨いていきます。
ビフォー
アフター
薄い洗車傷も綺麗にリセット完了です。
ビフォー
アフター
フードにあった薄い線傷も除去完了です。
ビフォー
アフター
新車特有の糊跡も全て除去致しました。
ビフォー
アフター
ピラーなどのピアノブラックパーツのダメージも修正完了です。
ボディの下地処理が完了しましたら、続いて窓ガラスの下地処理を行っていきます。
マスキングテープを貼り替え、窓ガラス用バフとコンパウンドで窓ガラスの下地を整えていきます。
窓ガラスもボディ同様、新車でもシミや油膜などが付着しております。これらを取り除いてからコーティングを行う事で美しさとコーティングの耐久性も大きく変わって参ります。
細かな箇所は手磨きでシミや油膜を取り除き下地を整えます。
ボディと窓ガラスの下地処理が完了しましたら再度洗車を行いお車の状態を一度リセットします。
洗車が完了しましたら、また油膜がガラスに付かないように今回はフィルム施工前に窓ガラスコーティングを実施しておきます。
このままコーティングで仕上げても非常にカッコよいですが、今回はここから塗装保護とマット化を兼ね備えた人気メニュー「マットPPF XPELステルス・フルプロテクションフィルム」を施工していきます。
車両をフィルムブースに移動させ、洗浄後早速プロテクションフィルムを施工していきます。今回施工するXPELステルスマットプロテクションフィルムは厚さ約150μ以上の厚いフィルムが塗装を飛び石傷などの外的要因から保護しながらマットカラー化する事が出来る商材です。今回は元のお色がバーガンディのため、XPELステルスPPFを施工するとマットバーガンディとなります。フィルムを事前にフェアレディZ用のカットデータでコンピューターカットを行い、その切り出したフィルムをボディの1面づつに施工していきます。
フィルムを綺麗に施工するには技術や施工環境も重要ですが、フィルムデータを作成した人の意図を感じ取りながら施工する事も重要です。【どこからフィルムを止め、どこを伸ばすのか】などを考えながら施工を行っていきます。
フィルムの施工は塗装面とフィルムの糊部分に施工液を塗布した後、ボディの形状に合わせてフィルムを乗せます。その後フィルム用のスキージーで施工液を抜いていく事でフィルムが密着してきます。施工液を抜き終わったら水で施工箇所を流す事で余分な施工液を洗い流し、よりフィルムが止まりやすくなります。
簡単に外せるパーツは外してより完成度の高いフィルム施工を目指して施工を行っております。
フィルムの施工が完了しましたら、フィルム施工時に付着した水シミがないか再度確認しながら除去を行っていきます。フィルム施工時も基本的に純水を使用して施工致しますが、それでも多少はシミが付着してしまう場合が御座います。フィルム専門店ですとフィルムの施工箇所は綺麗なのですが、その他の関係ない箇所(例えばグリルなど)が汚れてしまっているお車を良く見かけます。当店はカーディテイリング専門店として施工前の下地処理(クリーニングや研磨処理)や施工後の全体仕上げもトータル的に行う事が可能です。
クリーニングが完了しましたら、ここからプロテクションフィルム用のセラミックコーティングをフィルム全体に塗布していきます。プロテクションフィルムのデメリットでもあるシミの付着を低減させる事が出来ます。
こちらのコーティング剤を1パネルづつ丁寧に塗布していきます。通常のコーティング剤とは異なりフィルム専用設計となっております。
1パネルコーティングが塗布出来ましたらコーティング確認用ライトでコーティングのムラや拭き残しなどがないか徹底的にチェック・仕上げを行っていきます。ムラが出来た状態でそのままコーティングが硬化してしまうと最悪の場合、またフィルムを貼りかえる必要が出てくるため細心の注意を払いながら施工を行っていきます。
ボディの隅々までコーティングを塗布していきます。
単なる拭き残しやムラを見ているだけでなく、微妙なニュアンスまで確認仕上げを行っているのも当店のこだわりで御座います。
コーティングが完了しましたらフィルム施工前に外したエンブレム類などを戻していきます。外す際にガイドラインを手作りしているため、元のあった位置にしっかりとエンブレムを戻す事が可能です。
最後にホイールをクリーニングした後、耐熱ホイールコーティングをスプレー工法で施工していきます。スプレー工法で施工する事で複雑なホイールの形状でも隅々までコーティングを行う事が可能です。全てのフィルム施工・コーティング施工が完了しましたら最後にお車全体を整え完成となります。仕上がったNISSAN FAIRLADY Zがこちらになります。
仕上がったお車を見てオーナー様も「想像以上の仕上がりです!」とお喜び頂く事が出来ました。この度は多岐に渡るご依頼誠に有難う御座いました。ご納車時に日頃の洗車方法やメンテナンスについてご案内させて頂きご納車完了です。施工後のアフターメンテナンスもお任せ下さい。
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