神奈川県座間市のお客様よりLOTUSの新型車種エミーラをお預かりさせて頂きました。

ご納車前よりご相談・ご予約誠に有難う御座います。

ロータスの最新ミッドシップスポーツカーとなります。

ロータスとしても最後のミッドシップと言われており感慨深いものがあります。

ボディカラーはセネカブルー、特別なファーストエディションのお車となります。

今回はフロント周りとロッカーパネルの飛び石傷防止として、

プロテクションフィルムの施工とボディ全体のセラミックコーティングのご依頼を頂きました。

 

施工内容

・XPELアルティメットプラス・プロテクションフィルム

（フロントセット＋ロッカーパネル）

・FEYNLAB PPF&VINYL フィルム用セラミックコーティング

・GTECHNIQクリスタルセラムBLACKセラミックコーティング

・スプレー式ホイールコーティング

 

それではボディチェックからスタートです。

ロータスなどのスポーツカーは生産や仕上げも手作りに近い内容で行っている場合が多いお車です。

そのためボディ各所には修正跡や磨き傷などが多い事が御座います。

今回も新車納車後そのままお持ち込み頂きましたが、

磨き傷などが多い状態でしたので事前にチェックを行っていきます。

ボディ用チェックペンで印をつけていきます。

ボディ全体に上記写真のような付着物や薄傷などが多数確認出来ます。

こちらはボンネット部分ですが線傷が確認出来ました。

リアフェンダー部分にも付着物を確認。

特殊なLEDライトで確認してみるとバフ目（磨き傷）も多く入っております。

リアダクトの部分はブラック塗装部分も荒く磨いてしまっているため塗装がボケています。

磨き傷と同じ様にコンパウンド残りも多数確認出来ます。こちらはルーフ部分です。

ドアノブの内側やトランク、給油口の内側など開口部の内側にコンパウンドがこびりついております。またエンブレム周辺などの細かい部分などにも多く確認出来ます。

ボディの状態が確認出来ましたら、まずはボディ全体クリーニングから行っていきます。

細部に詰まった汚れやコンパウンドなどを掻き出しながらクリーニングしていきます。

ボディの裏側など洗車時に拭き残しそうな箇所はやはりスケールが付着しております。

こちらはクリーナーを使用し科学的に分解除去していきます。

続いて付着物の除去です。トラップ粘土を使用し一つずつ丁寧に除去していきます。

ビフォー

アフター

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アフター

ビフォー

アフター

ビフォー

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付着物やコンパウンド残りなどが除去されスッキリ致しました。

下地クリーニングが完了しましたら、ここから研磨作業に入っていきます。

ボディエッジ部分やゴムパーツなどは事前にマスキングテープで養生してから磨きを行います。

このひと手間を入れる事で磨きの精度は勿論ですが最終的な仕上がりも変わってきます。

ボディ全体がFRPで出来ているため塗装も特殊です。

シングルアクションポリッシャーで薄傷を除去しながら光沢感を高めていきます。

ルーフ部分はソリッドブラックで塗装されているため更にシビアな塗装です。

バフとコンパウンドを変え、丁寧に磨いていきます。

ドア内側部分も状態を確認しながら丁寧に熟練の職人が磨き上げていきます。

細かな部分はミニポリッシャーを使用し的確に磨きを入れていきます。

シングルアクションでの磨きが終りましたら、

続いてダブルアクションのポリッシャーで仕上げ磨きを行い塗装を整えていきます。

ビフォー

アフター

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ビフォー

アフター

ボディ全体の磨き作業が完了しましたら一旦洗車を行いボディ全体を綺麗にリセットします。

磨き時に出た粉など洗い流し水気を切っていきます。

次のセクションでプロテクションフィルムの施工を行うため、

出来るだけ塵などの混入を防ぐため床や天井、壁などもクリーニングします。

準備が整いましたらペイントプロテクションフィルムの施工に入っていきます。

ペイントプロテクションフィルム（PPF)は厚さ約150ミクロンの透明度の高いポリウレタンフィルムをボディの形状に合わせて施工する事が、飛び石傷などの外的要因から塗装を守るアイテムです。

今回は飛び石傷を受けやすいフロントセクション（フード・フロントバンパー・フロントフェンダー・ヘッドライト）と左右ロッカーパネルをフィルムで保護していきます。

フィルム施工前に施工液をフィルムと施工する箇所に吹きかけ準備を行います。

事前にデータカットしたフィルムをボディの形状に合わせていきます。

このフィルムをのっける瞬間が非常に鍵となります。

フィルムをのせましたら、まずは端部からフィルムをとめていきます。

端部をとめフィルムが固定出来ましたら、

フィルム内の施工液をスキージーで掻き出し塗装に密着させていきます。

その他の箇所も同様の手順でフィルムを施工していきます。

データ製作者の意図をくみ取りながら、

どこを先に抑え、どこを引っ張るのかなど考えながら施工を行っていきます。

フロントセクションの施工が完了しましたら、ロッカーパネルも施工していきます。

車高が低いお車は下回りの施工時は寝そべるなど、

態勢を変えながら仕上がり重視で施工を行っていきます。

フィルムの施工が一旦完了しましたら、

続いて通常部分のセラミックコーティングを行っていきます。

今回はオーナー様と塗装状態なども考慮しながらコーティングを選定し、

GTECHNIQクリスタルセラムBLACKを施工させて頂く事になりました。

GTECHNIQクリスタルセラムBLACKはイギリスのハイエンドセラミックコーティングになります。

非常に外的要因への態勢が強く塗装を強固に守る事が可能です。

しかし施工が難しく美しく仕上げるには技術が必要です。

当店は神奈川県初のGTECHNIQ認定施工店としてイギリス本国から認証を受けております。

1パネルづつ丁寧にセラミックコーティングを塗布していきます。

今回施工するジーテクニック社の最高峰セラミックコーティング＜クリスタルセラムBLACK＞は、ベースコートとトップコート合わせて３層式のコーティングです。まずはベース層を構築していきます。

非常にムラが出やすいコーティングのためチェック用ライトを使用しながら、

じっくり１パーツづつコーティングするため時間も非常にかかるコーティングですが仕上がりは別格です。

リアディフーザーなど複雑な箇所もライトで確認しながら、しっかりコーティングします。

ベースのセラミックコーティング完了しましたら、

乾燥させている間にホイールコーティングを行っていきます。

ホイールコーティングもコーティング前には下地処理が欠かせません。

キャリパーも油汚れのようなものが付着しており拭いても落ちないためクリーナーでクリーニングを実施しました。

ビフォー

アフター

ホイールとキャリパーのクリーニングが四か所完了しましたら、

ホイールコーティングを施工していきます。

当店では吹付式のホイールコーティングを採用致しております。

吹付式で行うことで複雑な形状のホイールでも隅々まで耐熱ホイールコーティングを施工する事が可能です。ホイールコーティングを施工する事でブレーキダストの固着を抑える事が出来るため、大変オススメのオプションコーティングです。

綺麗にホイールも仕上がりました。

一晩乾燥させましたら、続いてボディのトップコートを施工していきます。

GTECHNIQのトップコートにはEXOを使用します。

ベースのセラミックコーティングを強固にし、世界でも屈指の撥水性を与えます。

ベースコート部分にトップコートを塗り重ねていきます。

どんどん深みが増していきます。

ボディの隅々までコーティングを施工し仕上げを行っていきます。

続いて先程施工したプロテクションフィルム部分にもフィルム専用セラミックコーティングを施工していきます。プロテクションフィルムのデメリットであるシミの付着を低減するのに非常に有効的です。

フィルム用セラミックコーティングはファインラボ社のPPF&VINYLセラミックコートを使用。

当社のデモカーでもフィルム部分にテスト施工を行い、非常に良い結果が出ているコーティング剤です。

フィルムを施工したロッカーパネルなど細かな部分も丁寧にコーティングを施工していきます。

全てのコーティング・フィルム施工が完了しましたら、最後にボディ全体を整え完成となります。

仕上がったLOTUS EMIRA 1st editionがこちらになります。

非常に美しく仕上がりました。

プロテクションフィルム施工部分もフィルムが貼ってあるか分からないように仕上がりました。

また当店の強みとしてプロテクションフィルム施工前の下地処理があります。

コーティング同様プロテクションフィルムも施工前に下地を的確に整えてあげる事で仕上がりが変わって参ります。

この度はご依頼誠に有難う御座いました。

最後に日頃のお手入れ方法やメンテナンスについてご案内させて頂き無事ご納車完了です。

コーティング・フィルム施工後のアフターメンテナンスもお任せ下さい。

今後とも長いお付き合いをさせて頂けると幸いで御座います。

有難う御座いました。

 

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