横浜市西区のお客様より新車レンジローバースポーツP550eをお預かりさせて頂きました。
こちらのオーナー様からは2台目のご依頼となります。
ご納車前よりご相談・ご予約を頂き誠に有難う御座います。
PHEVモデルの最上級グレードとなります。
注文から2年近くお待ちになられ、納車と同時にお車をお持ち込み頂きました。
今回はボディへの保護はXPEL社のステルスプロテクションフィルムを使用し、
元のボディカラーを活かしながらマットカラー化し、
塗装の保護も可能とした今大人気のPPFをボディ全体に施工する事となりました。
また合わせてプロテクションフィルム用コーティングから各種オプションコーティングまで、フル施工でのご依頼です。多岐に渡るご依頼誠に有難う御座います。
今回の施工内容
・Xpelステルス・フルプロテクションフィルム施工
・FEYNLABプロテクションフィルム用セラミックコーティング
・マットホイールコーティング
・スリックフロントガラスコーティング
・窓ガラス全面コーティング
・ガラスルーフコーティング
・内装レザーシートコーティング(フルセット)
・シルフィード遮熱カーフィルム施工(リア5面)
それでは施工を行っていきます。
まずは早速ボディのプロテクションフィルム施工から行っていきます。
ボディ全体へのPPF施工の場合はお車をフィルムブースにローダー車で移してから施工を行います。
フィルム専用の密閉ブースにて施工を行います。
まずはボディ全体の洗浄からスタートです。
ボディ表面の汚れは勿論ですがボディの隙間などに詰まっている汚れを掻き出しながら、
丁寧に隅々までクリーニングを行っていきます。
エンブレム類や簡単に取り外せるパーツは先に取り外し準備を整えます。
準備が整いましたらフィルムをボディに施工していきます。
レンジローバースポーツのボンネットフードは非常に大きいため、
Xpel社の最大サイズの72インチフィルムを使用し施工を行います。
施工液をボディとフィルムの内側に満遍なく塗布し、
フィルム内に出来るだけ塵や埃が混入しないよう素早くボディにフィルムをのせていきます。
フィルム内の位置を合わせながらスキージーで施工液を掻き出しながらフィルムをボディに密着させていきます。
プロテクションフィルムの施工は基本DAPシステムのデータカットされたフィルムを使用しますが、データを作成した人の意図を考えながら出来るだけフィルムに負荷がかからないように考えながら施工を行っていきます。
先程まで艶の黒い塗装だったレンジローバースポーツがステルスプロテクションフィルムを貼った事でマットブラックに変貌致しました。ボディカラーがホワイトの車にこのフィルムを施工するとマットホワイトカラーとなります。少し乾燥させ際のフィルムの止まりが良くなりましたら余分な部分のフィルムをカットし仕上げを行います。
同様に他の部分にもフィルムを1か所ずつ丁寧に施工を行っていきます。
今回は事前にお客様とお打合せし、
<どこの部分をマット化し・どこの部分をあえて艶を残すか>
などをお打合せさせて頂きその仕様を元にフィルムを貼り進めていきます。
ステルスプロテクションフィルムを使用してマット化するデメリットは、
他のマットカラーに出来ない事と形状などによってはフィルムの際から元の塗装色が見えてしまう事です。プロテクションフィルムはラッピングフィルムと異なり塗装を保護する事が出来るフィルムのため厚みがあるフィルムとなっております。そのため施工箇所に巻き込んで施工すると後から剥がれてきてしまうため危ない箇所は隙間が空いての施工となります。今回のように元色が黒色のお車の場合は黒色の元色が見えても影のように見えるため違和感はあまり出ません。
フィルムの施工が完了し乾燥が完了しましたら取り外したエンブレムなどを元に戻していきます。
元にエンブレムが貼ってあった位置が分からなくならないように外す際にガイドラインを作成し、綺麗に元に戻せるよう工夫をしております。
フィルムの施工が完了しましたら通常施工ブースにお車を移動させ、再び細部洗浄とチェックを行っていきます。たまに他店様でボディのプロテクションフィルムを施工されたお車を触る事があるのですが、この際よく見られるのがフィルム施工箇所以外の水シミ付着です。元からあったシミなのかフィルム施工時に付着したものかは判断が付かない部分はありますが少なくともフィルム施工時に多少ボディ全体に水シミが付着します。(施工時に大量の水を使用するため)
今回はボディのプロテクションフィルム施工と合わせてお車全体のコーティングや細部オプションコーティングを施工するため隅々までクリーニングするのは当たり前なのですが、このような作業がなくてもその他に影響が出ていないか必ずチェック・修正をしてご納車させて頂いております。
クリーナーを使用し隅々まで丁寧にクリーニングしていきます。
ボディ全体のクリーニングが完了しましたら続いて窓ガラスコーティングに備えて、
窓ガラスの下地処理を行っていきます。
窓ガラスに新車時から付着している薄いシミや油膜を除去しコーティングに最適な状態に整えていきます。
今回はガラスルーフ仕様車のためガラスルーフも同様に下地を整えていきます。
全ての下地処理クリーニングが完了しましたら、ここからフィルム用コーティングの施工に入ります。今回使用する液剤はフィルム専用品のFEYNLAB PPF&VINYLセラミックコーティングです。
プロテクションフィルムは塗装を飛び石傷や洗車傷などから強力に保護出来ますが水シミが付着しやすいデメリットが御座います。そこでフィルム用コーティングを施工する事で水シミの固着を低減出来るため合わせて施工する事をオススメ致しております。
コーティングがムラが出ないよう細心の注意を払いながら1パネルづつ丁寧にコーティングしていきます。フィルムへのコーティング施工は失敗するとリカバリーが難しいため注意が必要です。
ボディPPFコーティングが完了しましたら続いてその他オプションコーティングも施工します。
先程クリーニングを完了したホイールにコーティングをスプレー工法で施工していきます。
スプレー工法で施工する事で立体的なホイールでも隅々まで均一にコーティングが可能です。
ホイールコーティングを施工する事でブレーキダストの固着を低減出来るため新車時の施工がオススメです。
続いてリアセクションに遮熱カーフィルムを施工していきます。
丁寧にフィルムを成型していき窓ガラスの内側に施工していきます。
遮熱カーフィルムはUVのカットは勿論ですが暑さ(IR)をカットするフィルムです。
窓ガラスが多いお車は遮熱カーフィルムを施工する事で車内の温度上昇を低減する事が可能です。
カーフィルムの施工が完了しましたら、続いてスリックフロントガラスコーティングと窓ガラス全面コーティングを塗布していきます。
下地を整えた窓ガラスにフッ素ハイブリット窓ガラスコーティング剤を隅々まで塗布していきます。
窓ガラスコーティングは雨天時の視界確保は勿論ですが、窓ガラスへのシミやウロコ固着の低減に大変有効です。ボディが綺麗でも窓ガラスがシミだらけでは美観が損なわれてしまいます。
外装部分の施工が全て完了しましたら続いて内装レザーシートコーティングを行っていきます。
内装コーテイングの際も外装同様コーティング施工前に下地処理クリーニングは欠かせません。
車の内装も新車であっても汚れている事は珍しくないためです。
クリーニングが完了しましたらコーティングを付けたくない箇所で施工時に触れる可能性のある場所を中心にマスキングテープで養生を行いコーティングをレザーに塗り込んでいきます。
シートを動かしながら隙間や細かな箇所まで均一にコーティングを施工していきます。
今回はフルセットでご依頼頂いておりますのでハンドルやドアトリムなど手が触れやすい箇所は全てレザーコーティングを行っていきます。レザーシートコーティングを行う事でレザーの防汚性・擦り傷性をおさえお手入れを楽にする効果が御座います。また撥水性も付与できるため万が一水分がレザーに触れても安心です。
全ての施工が完了しましたら、お車全体を再度整えようやく完成となります。
仕上がったRANGE ROVER SPORT Autobiography P550eがこちらになります。
仕上がったお車を見てオーナー様より「4C Detailに任せて良かった!」と大変嬉しいお言葉を頂戴する事が出来ました。この度は多岐に渡るご依頼誠に有難う御座いました。
今後もお車が綺麗な状態を保てるようサポートさせて頂きます。
引続き当店を宜しくお願いいたします。
4C Detail フォーシーディテイル
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