山梨県のお客様より新車レクサスLC500コンバーチブルをお預かりさせて頂きました。
こちらのオーナー様からは3台目のご依頼となります。
いつも当店をご愛顧頂き誠に有難う御座います。
レクサス最高峰フラッグシップモデルのクーペモデルであるLC。
非常にスタイリッシュでカッコよいお車です。しかもコンバーチブルモデル。
エンジンはV8の5000cc。
エンジンを始動するとまるでアメ車の様なドロドロとしたカッコよい排気サウンドに心躍ります。
納車前より色々とお打合せさせて頂き施工内容を決めさせて頂きました。
今回の施工内容
・最上級セラミックコーティング「FEYNLABヒールプラス」
・ホイールコーティング
・フロントガラスコーティング
・窓ガラス全面コーティング
・フロントグリルコーティング
・幌コーティング
・内装レザーシートコーティング(フロントセット)
それでは早速施工を行って参ります。
まずはボディチェックからスタートです。
オプションで外装にTRDパーツを取付られましたが、全体的に磨き傷(バフ目)が凄いです。
ライトを当ててみると光が乱反射してしまっております。
その他のソリッドブラック仕立てのTRDパーツを見ても同様にシミや薄傷が確認出来ます。
また下回りは新車納車前洗車時の水の拭き取り不足でしょうか。
下回り全体に水シミが多く固着してしまっております。
よく見てみると窓ガラスや上面ボディにも固着してしまっております。
あとは新車特有のプロテクターフィルムの糊残りが確認出来ます。
特に白色のお車は糊残りが見えにくいため残り易い傾向にあります。
しかし糊を残してしまうと後でそこに汚れがくっつき黒くなってきてしまうため注意が必要です。
(黒くなっても除去可能です)
新車でもこのように様々なシミや薄傷、付着物が存在します。
新車=綺麗とは限らないのです。
まずはこれらを全て除去・修正を行い塗装状態を整える事からスタートです。
まずはボディ全体を洗車クリーニングしていきます。
幌開口部分など隅々まで丁寧に汚れを除去していきます。
洗車が完了しましたら続いてシリコンオフでボディ全体に付着している新車のプロテクターフィルムの糊残り除去作業を行っていきます。大きい面は後の磨き作業時に除去が可能なため、際などの細部を中心に糊を除去していきます。
ビフォー
アフター
洗車では落とせない糊も綺麗に除去完了です。
続いて酸性クリーナーを使用しボディに付着している水シミ(スケール)を除去していきます。
クリーナーをスポンジにつけシミを科学的に分解除去していきます。
酸性クリーナーは材質によっては変色や酸焼けなどを起こしてしまう箇所も御座います。
お客様ご自身での使用は出来るだけお控え下さい。
ビフォー
アフター
固着していた水シミも綺麗に除去完了です。
部分的に鉄粉の付着も見られました。
ボディが傷つきにくいクレイパッドを使用し鉄粉も取り除いていきます。
下地処理クリーニングが完了しましたら続いて研磨作業に入っていきます。
塗装表面を磨きコーティングに最適な下地を作り上げていきます。
塗装エッジ部分や塗装が弱い箇所をマスキングテープで養生を行い安全かつ的確に磨くための準備をしっかりと行ってから磨きを行っていきます。また遮光を行い特殊ライトで塗装面の状態をしっかり確認し、通常光では見えないような薄傷を除去し光沢感ある塗装へと改質していきます。
職人が1台1台塗装の状態に合わせてポリッシャーやバフ・コンパウンドを選定しながら丁寧に磨き上げていきます。
側面も1パネルづつ特殊ライトで塗装を確認しながら磨いていきます。
磨き傷が多く入っていたTRDパーツなどは一回シングルポリッシャーで磨き傷を除去・均一化してから、ダブルアクションポリッシャーに切り替え仕上げ磨きを行っていきます。
ビフォー
アフター
ビフォー
アフター
ビフォー
アフター
ビフォー
アフター
磨き傷(バフ目)や薄傷が除去され鏡面の美しい塗装に生まれ変わりました。
ホワイトパール塗装部分も写真では写りませんがソリッドブラック部分同様、
美しい塗装面へと改質されております。
ボディ研磨が完了しましたら一度幌を開け、
オーナー様が気にされていた幌が閉まった際に接触するブラックモール部分の傷も整えていきます。
ビフォー
アフター
こちらも綺麗に整いました。
磨き後フィルムでの保護も検討されましたが、
また新たなお車の納車も控えているため今回はコーティングでの保護を行う事となりました。
ボディ研磨が完了しましたら今回は外装フルカーディテイリングでのご依頼ですので、窓ガラスも同様に下地処理磨きを行っていきます。
マスキングテープを貼り替え窓ガラスを磨くための準備を整えます。
窓ガラス用のバフ・コンパウンドに切り替え窓ガラスを磨いていきます。
窓ガラスもボディ同様、シミや油膜などが新車でも付着しているためです。
ビフォー
アフター
透明感のあるスッキリとした窓ガラスに仕上がりました。
全ての磨き作業が完了しましたら再度洗車を行いボディ状態を一度リセットします。
乾燥が完了しましたら、ここからようやくボディコーティング作業に移って参ります。
今回お選び頂いたコーティング剤は当店最上級ボディコーティング「FEYNLABヒールプラス」です。6つの液剤を使用しコーティングの厚み約10ミクロン・4層の強固なコーティング被膜を形成する最新セラミックコーティングです。当店の取り扱っているコーティング剤の中でも圧倒的な艶感を誇り、耐薬品性にも強くボディを強固に守ります。また薄傷の自己修復機能を持っている事も特徴的であり、薄い洗車傷であれば太陽光の熱やエンジンの熱などでパネル温度が70度以上に温まりますと自己修復をする優れものです。(全ての洗車傷が自己修復する訳では御座いません)
こちらのコーティング剤は当店が取り扱っている世界各国のセラミックコーティングの中でも圧倒的に施工難易度が高いコーティングです。当店は神奈川県唯一のFEYNLAB認定施工店として豊富な経験と知識が御座いますので安心してお任せ下さい。(県外の認定施工店への技術指導も行っております)
ファインラボヒールプラスは6つ液剤を調合し、4層に塗り重ねていくセラミックコーティングになります。施工時は塗装の弱い箇所などはマスキングテープで養生を行いながら施工を行います。液剤が塗装に浸透結合し塗装を強化します。まずは1層目のコーティング層を塗布していきます。
コーティング剤の塗布は1パネルづつ(場合によっては半パネルづつ)丁寧に塗り重ねていきます。
施工場は常に空調機で管理を行っていますが、その日の外気温や湿度により微妙にコーティングの定着が異なります。職人がその時の状態に合わせて塗り重ねるタイミングを見計らいながら施工を行っていきます。
液剤はとても粘性が高く、綺麗に仕上げるには各液剤の量も非常に重要です。
コーティング剤を塗り重ねましたら余剰分を拭き取っていきます。
この拭き取り作業も非常のコツが必要です。
均一になるよう丁寧に拭き上げ作業を行っていきます。
コーティングが1パネル塗り終わる事に自社製のコーティング確認用ライトを使用し、コーティング剤がムラになっていないか・拭き残しはないかをしっかりとチェックを行っていきます。FEYNLABヒールプラスは一度硬化すると磨き以外では除去出来ないほど強固なコーティング被膜を形成するためです。
同様の作業を1パネルづつ丁寧にコーティングを行っていきます。
そのためFEYNLABヒールプラスの場合、コーティングを塗る作業だけでも1日仕事です。
お車によっては1日で終わらない場合も御座います。
一晩乾燥を終えましたらトップコートで仕上げを行っていきます。
FEYNLABヒールプラスは通常オーバーコート剤で仕上げるのですが当店は更に防汚性の高いトップコート剤「FEYNLABオリジナルセラミック」を贅沢に使用し仕上げを行っていきます。
ベースコート同様、トップコートも1パネルづつ丁寧に塗り込んでいきます。
ドアの内側など細かな部分も隅々まで施工を行っていきます。
トップコートも拭き残しやムラなどがないか慎重にチェックを行い仕上げを行います。
ボディコーティングが完了しましたら続いてオプションコーティングに入っていきます。
まずはフロントガラスコーティング+窓ガラス全面コーティングです。
下地を整えた窓ガラスに高耐久フッ素ハイブリットガラスコーティングを塗布していきます。
窓ガラスコーティングは雨天時の視界確保は勿論ですが、
シミやウロコが固着しにくくなる効果が御座います。
ボディが綺麗でも窓ガラスが汚くてはお車は綺麗に見えないため、
ボディと合わせての施工をオススメしております。
続いてホイールコーティングを行っていきます。洗車時に一度ホイールはクリーニングしていますが再度清掃を行ってから脱脂を行い準備を整えます。
準備が整いましたら耐熱用ホイールコーティング剤をスプレー工法で施工していきます。
スプレー工法で施工する事により複雑な形状のホイールでも隅々までコーティングが可能です。
綺麗に仕上がりました。
ホイールコーティングは当店でも非常リピートの多いオプションメニューです。
エアーガンをクリーニングしてから続いてフロントグリルにもスプレーコーティングを施していきます。レクサス車をはじめ最近のお車はフロントグリルが大型化かつ複雑化しております。フロントグリルの美しさは美観に直結するためお手入れを楽にするフロントグリルコーティングが人気です。
コーティング後は洗車時にブロアーを活用するればお手入れが楽にする事が可能となります。
続いて幌コーティングに入っていきます。
幌もコーティング前にクリーニングを行った後、まずは下地処理剤を幌に手塗りで施工していきます。このひと手間を入れる事で幌コーティングの密着が向上するためです。
下地処理が完了しましたら「セラミックプロTEXTILE」を使用し、スプレー工法で幌に施工していきます。
ボディ周りをマスカーで養生し、コーティング剤を全体に吹き付けていきます。
コーティング後、乾燥を行えば綺麗な幌の完成です。
これで撥水効果も高まりシミの付着を低減する事が可能となります。
ボディ外装部分のコーティングが完了しましたら、最後に内装コーティングを行っていきます。
内装もボディ同様、新車でも汚れている事は珍しくありません。
まずはコーティング前にレザークリーニングから行っていき状態を整えます。
下地処理が完了しましたらコーティングを付着させたくない箇所にマスキングテープで養生を行ってからコーティング剤をレザーに塗布していきます。レザーコーティングはいかにコーティングしたかが分からないように美しく仕上げるかが鍵となります。当店のレザーコーティングは質感をほぼ変える事無く施工が可能となり、艶っぽくなってしまったりツルツル滑ってしまう事も御座いません。
今回はフロントセットでご依頼頂いておりますので、ハンドルやセンターコンソールも合わせてコーティングを施工していきます。
ドアトリムにも施工を行います。
当店のレザーコーティングは防汚性の他にも撥水機能や耐スリ傷性能もあるため、ドアトリムに施工しておくと雨の日も安心です。
質感を変えない美しい仕上がりです。
近年上質なレザーシート使用のお車が増えておりますので、外装だけでなく内装レザーシートコーティングも合わせて施工する事をオススメいたします。もちろんアルカンターラやファブリック用のコーティング剤もご用意が御座いますのでお気軽にご相談下さい。
全てのコーティング施工が完了しましたら最後にお車全体を整え完成となります。
完成したLEXUS LC500 Convertibleがこちらになります。
非常に美しく仕上がりました。
ファインラボヒールプラスの艶感は淡色ボディカラーで圧倒的な艶感を感じます。
幌オープン時のお写真もどうぞ!
3台目のご依頼誠に有難う御座いました。
オーナー様に仕上がりを見て頂き「綺麗!」とお喜び頂く事が出来ました。
次期納車予定のお車もご相談頂き無事ご納車完了です。
いつも当店をご愛顧頂き誠に有難う御座います。
4C Detail フォーシーディテイル
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