東京都町田市のお客様より新車メルセデスAMG A45ファイナルエディションをお預かりしました。この度はご依頼誠に有難う御座います。
Aクラスが販売終了となるため、このA45Sも販売終了となります。そこで登場したのがA45Sファイナルエディションであり、最後の限定車と言われています。ボディの随所にブラック×イエローのカラーリングが施され、特別使用のデカールやホイールがすぐ見て特別仕様車と分かる仕立てとなっています。
元々A45Sにお乗りになられていたオーナー様ですが、諸事情によりこのA45Sファイナルエディションにお乗換えになられ今回のお車はマット塗装という事もありご相談を頂きました。近年非常に人気のあるマット塗装ですが、当店の施工事例でも何度もご紹介している通りマット塗装はお手入れが非常に難しい塗装となります。通常の塗装と異なり磨く事が出来ないため洗車傷やシミが固着しても磨いて除去する事が出来ません。また、再塗装する際も色合わせが難しい塗装なのです。
マット塗装を保護する方法が二つあります。
①マット塗装専用セラミックコーティング
マット塗装専用に開発されたセラミックコーティングで塗装を保護する方法です。マット塗装専用のため、艶を上げずほとんど見た目を変える事無くコーティングが可能です。定期的なメンテナンスと洗車傷が入らないよう細心の注意が必要です。
②マット塗装専用プロテクションフィルム
マット塗装専用のプロテクションフィルムでマット塗装を覆い、外的要因から保護する方法です。マット塗装専用のため見た目も変わらずフィルムが変わりに外的要因から保護してくれるので安心です。コーティングと同様、定期的なメンテナンスは必要ですが洗車傷などからも塗装を保護出来るため安心です。マットプロテクションフィルムの上からフィルム専用セラミックコーティングを施工してあげるとよりお手入れが楽になります。
今回は<マットプロテクションフィルム+フィルム専用セラミックコーティング>をご依頼頂きました。また特別仕様車のデカールが派手過ぎるという事もあり、部分的にデカール剥がし行ってから施工を行います。
今回の施工内容
・XPELステルスフルプロテクションフィルム(フルラッピング)
・FEYNLAB PPFセラミックコーティング
・純正デカール剥がし
それでは早速施工に取り掛かって参ります。まずはボディチェックからスタートです。
新車納車当日にお持ち込み頂きましたが、いつも通り塗装が繊細な部分は洗車傷が多く確認出来ます。
またボディの隙間や細部には汚れや水シミの固着が見受けられます。
またリアウイングの通常塗装部分にはメーカーでの荒磨きにより、磨き傷(バフ目)が入り光が乱反射している状態でした。このように新車であっても様々な付着物や薄傷・磨き傷などが存在します。フィルム施工前に下地処理クリーニングとピアノブラックパーツの磨き作業を行い美しい状態を作り出す事からスタートです。
まずは洗車を行いながら細部の汚れを取り除いていきます。
細かな箇所までしっかりチェックを行い、固着している水シミはクリーナーで分解除去していきます。
下地処理クリーニングが完了しましたら、ピアノブラックの通常塗装部分の磨き作業を行っていきます。先程確認した薄傷や磨き傷(バフ目)を磨きで整えていきます。
多少の薄傷であればフィルムを貼れば隠れてしまうものも多く、フィルム専門店の場合は磨かず貼ってしまうケースが多いと聞きます。当店としましては、コーティング・フィルムどちらを施工するにしても美しさは下地処理が肝と考えているためフィルム施工前にもしっかり下地を整えていきます。
細かな部分はミニポリッシャーで隅々まで磨いていきます。
ビフォー
アフター
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薄傷や磨き傷で塗装がくもっておりましたが、磨きを入れて整えたことによりスッキリとした仕上がりになりました。下地処理クリーニング・磨き作業が終りましたら、ここからプロテクションフィルム施工に入っていきます。
まずはデカール剥がし作業です。塗装を引っ張らないよう慎重にデカールを剥がしていきます。
デカールを剥がし、糊残りなどを除去しましたらフィルムを施工していきます。XPEL社のDAPシステムを使用し、車種専用データでフィルムをコンピューターカットしたものを施工します。コンピューターカットを行う事でフィルムのラインが美しく仕上げられると同時に、カッター傷が入ってしまうリスクを回避する事が可能です。最近ラッピングやプロテクションフィルムを安く提供する会社が増えてきましたが、そのような会社はほとんどはコンピューターカットせずフィルムをカッターで切っていくバルク施工で行う事がほとんどです。バルク施工でもハーフカットでフィルムを切れば問題は御座いませんが、価格勝負の会社で施工するとフィルムを剥がした時にカッター傷で凄い事になっていた。。という話も聞いた事が御座いますのでご注意ください。
フィルムと塗装面の間に施工液を入れ、位置を合わせたらスキージーで施工液を抜きながらフィルムを密着させていきます。
ドアノブなど簡単に外せるパーツは外して、より自然な美しい仕上がりに仕立てていきます。
フィルムの施工が完了しましたら乾燥を行い経過観察をし、フィルムの浮きなどを徹底的チェック・修正を行っていきます。
フィルムの施工がひと段落しましたら、再度洗車クリーニングを行いコーティング施工に備えます。
クリーニングが完了しましたら、ここからPPF(ペイントプロテクションフィルム)専用セラミックコーティング「FEYNLAB PPF CERAMIC COATING」を施工していきます。
PPF専用に開発されたセラミックコーティングのため、PPFにしっかり定着し保護をします。またフィルムを傷める事もないため安心です。
プロテクションフィルムの上から更にPPF専用セラミックコーティングを施す事により、フィルムの弱点である水シミの固着を低減し、美観維持を楽にする効果が御座いますのでフルプロテクションフィルムと合わせての施工がオススメです。
ドアの内側はフィルムを施工していないので、こちらはマット塗装専用セラミックコーティング「FEYNLABマットセラミック」を使用し施工していきます。当店では施工する対象物に応じてコーティングを使い分けて施工を行っております。
全てのフィルム・コーティング施工が完了しましたら、最後にお車全体を整え完成となります。仕上がったMercedes-AMG A45S Finaledtionがこちらになります。
デカールも全て剥がすのではなく、部分的に残した事により特別仕様車と分かる状態ながら大人なカッコい仕様となりました。
ビフォー
アフター
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アフター
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アフター
仕上がったお車を見て、オーナー様より「フィルムが貼ってあるか分からない仕上がりですね!お見事!」とお褒めのお言葉を頂戴する事が出来ました。この度はご依頼誠に有難うございました。
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