東京都港区六本木のお客様より新車ポルシェマカンGTSをお預かりさせて頂きました。

ご納車前よりご相談・ご予約誠に有難う御座います。

納車までに１年以上かかり、

ディーラー様で納車後そのまま御入庫頂きました。

オーナー様は当店の施工事例をご覧頂き、施工の丁寧さを評価頂きご依頼下さいました。

ご期待に沿えるよう丁寧に施工を行っていきます。

 

今回の施工内容

・セラミックコーティング「GTECHNIQクリスタルセラムBLACK」

・ホイールコーティング

・スリックフロントガラスコーティング

・内装レザーシートコーティング（フルセット）

 

それでは施工を行っていきます。

まずは洗車を行いながらボディチェックから行っていきます。

ディーラー様でご納車前に仕上げを行っているようで一見のボディ状態は良好です。

細かく見ていくとまず発見出来たので新車特有の糊残り跡です。

これは新車輸送時の保護フィルムの糊の跡であり、

このままにしておくとここに汚れが固着していまいます。

溶剤ですぐに除去完了です。

続いて発見したのがプラスチック部分のスケール付着です。

これは洗車や拭いただけでは落とす事が出来ません。洗車の水残りなどが原因です。

スケール除去剤を使用し科学的に分解除去していきます。

水シミを綺麗に除去致しました。

こちらはドア下のサイドステップ部分です。

ドアの水抜けの穴部分にグリースが塗られており、雨や洗車で流れ出てきてしまいます。

こちらも溶剤で除去し、コーティングで後ほど保護を行います。

こちらは天井のリアスポイラー部分です。

角が白くなってしまっております。

最初塗装ハゲかと思いゾッとしましたが、コンパウンドの固着でした。

メーカーまたはディーラーで仕上げ磨きした際の付着物と思われます。

こちらも除去完了です。

このように新車であっても様々な付着物や薄傷などが存在します。

１つづつ丁寧に修正していき全体のクオリティを高めます。

まさに「神は細部に宿る」とはこの事を言います。（ディテイリング）

下地のクリーニングが完了しましたら、ここから磨き作業を行っていきます。

塗装エッジ部分やプラスチック・ゴムパーツなどをマスキングテープで養生します。

こうする事で安全かつ的確に塗装を磨く事が可能となります。

しかしマスキングも貼る材質を見極める必要が実はあります。

上記の写真はフロントガラスのサイドゴムパーツです。

この材質はマスキングテープの糊で変色や跡が付く可能性があります。

この箇所を磨く直前でマスキングを貼り、磨いたらすぐに剥がす。

このような工夫がとても重要です。

マスキング処理が完了し、遮光し状態を確認してみます。

ホワイトカラーなのでわかりにくいですが、多少の薄傷が存在しています。

このような薄傷は施工環境が整った店舗でないと確認する事が難しいものです。

状態を確認出来ましたら、磨きを行っていきます。

車のメーカーや車種・状態などに合わせバフ・コンパウンドを選定し磨いていきます。

お車の形状や状態に合わせ随時ポリッシャーを切り替えながら的確に処理を行っていきます。

先程確認出来た薄傷もご覧のようにしっかり除去完了です。

サイドパネルなどもしっかりライトで傷を確認しながら磨きを行っていきます。

マカンの場合は空力の設計上、下回りまでボディが伸びています。

普段中々見る機会の無い場所ですが、こちらも手を抜かず丁寧に仕上げていきます。

細かな部分はミニポリッシャーを使用し安全に磨いてきます。

今回はフロントガラスのコーティング施工も承っておりますので、

フロントガラスも下地処理を行っていきます。

上記の写真は一旦磨きが完了したものの、

センター部分にスポット的に薄傷が発見され再度部分的に磨きを行っているものです。

仕上がりに妥協はありません。

（窓ガラスの下地処理の際も勿論マスキングを行っております）

全ての磨き作業が完了しましたら再度洗車を行いボディを綺麗な状態にリセット致します。

乾燥が完了しましたら、ここからボディコーティング施工です。

今回お選び頂いたコーティング剤は「ジーテクニック・クリスタルセラムブラック」です。

イギリス製のハイエンドセラミックコーティングでありヨーロッパで高いシェアを誇ります。

非常に強固で耐性の強いコーティング層を形成しボディをしっかり守ります。

また撥水性が非常に高く、超撥水性被膜が気持ちの良いほど水を弾きます。

コーティング剤を１パネルづつ丁寧に塗布していきます。

こちらのコーティング剤は施工難易度が非常に高く綺麗に仕上げるには技術が必要です。

当店はイギリス本国並びGTECHNIQの日本法人から正式に認定施工店としての称号を得ています。

コーティング確認用ライトを使用し、コーティングのムラや拭き残しがないか丁寧に施工を行っていきます。GTECHNIQクリスタルセラムBLACKは一度硬化すると磨き以外では除去出来ないほど強固なコーティング被膜を形成してしまうからです。

ホワイトカラーなどの淡色系はコーティングのムラなどが分かりにくいため、

チェックをあまり行わない施工店もあるようですがそれでは本来の性能は発揮する事が出来ません。

ベースとなるコーティングの施工が完了し一晩乾燥させた後に、トップコートを施工していきます。

ベースコートはソフトレイヤーとハードレイヤーからなる２層構造のセラミックであり、

塗装に深く浸透・結合し強固なセラミック層を形成します。

トップコートはそのベース層を守り、高い撥水性を与えます。

ドアの内側ステップ部分など細かな部分もしっかりコーティングしていきます。

トップコートもベースコート同様、チェック用ライトで隅々まで確認を行っていきます。

ボディコーティングが完成しましたら続いてオプションコーティングを施工していきます。

まずはスリックフロントガラスコーティングです。

スリックフロントガラスコーティングは特許技術により輸入車のフロントガラスコーティングにおいてもワイパーびびりを低減しながらコーティング施工可能な人気のメニューです。

オーナー様もご納車時に「フロントガラスのコーティングはワイパーがびびってしまう」旨の説明を受けたとの事でした。当店でしたら解決可能で御座います。

続いてホイール＆キャリパーコーティングです。

マカンのようにブレーキダストが多くでるお車は綺麗な状態の内にホイールコーティングがオススメです。日頃のホイールのお手入れが断然楽になります。

ホイールも隅々まで綺麗にし、下地処理を行います。

クリーニング後は吹付式のホイールコーティングで保護していきます。

吹付式で行う事により細かな形状のホイールでも隅々までコーティング施工可能です。

外装のコーティングが全て完了しましたら続いて内装のレザーコーティングです。

ベージュレザーがとても上品で素敵ですが、汚れが目立つお色でもあります。

レザーコーティングを行う事でお手入れを楽にし、レザーの劣化を低減します。

まずはレザーに汚れがついていないか確認とクリーニングを行っていきます。

レザーのクリーニングが完了しましたらレザーシートコーティングを行っていきます。

こちらもスプレー工法で行うため、

パネル類などコーティングが付きたくない箇所を養生し丁寧に吹き付けていきます。

今回はレザーシートのフルセットでご依頼を頂いておりますので、

ハンドルやドアトリムなど手の触れやすい箇所なども合わせてコーティングしていきます。

全てのコーティング施工が完了しましたので、ボディ全体を整え完成となります。

仕上がったPORSCHE MACAN GTSがこちらになります。

この度は多岐に渡るご依頼誠に有難う御座いました。

今後とも永いお付き合いが出来れば幸いで御座います。

次回コーティングメンテナンスにてお待ち致しております。

 

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