FEYNLAB社は世界ではじめてセラミック被膜のガラスコーティング開発に成功した高い技術力を持った会社です
最上級セラミックコーティング「クリスタルセラム・ウルトラ」は塗装と共有結合しソフトなベースレイヤーとハードなトップレイヤーの2層を形成します
セラミックプロ9Hは3Dセラミックマトリックス分子構造を持ち、最高硬度9Hの非常に硬い被膜を形成し、優れた耐擦傷性・耐薬品性を誇ります
servFaces(サーブフェイス)は、革新的で高品質なカーケア製品を提供するドイツ発のカーディテイリングブランドです
茨城県水戸市のお客様より新車ヴェルファイアをお預かりさせて頂きました。
ご納車前よりご相談・ご予約を頂き、遠方からのご来店誠に有難う御座います。

ヴェルファイアの最上級モデル「エグゼクティブラウンジ」。
モデリスタのフルエアロにフルオプションの豪華仕様です。
外装色は繊細で有名な202ソリッドブラック。
漆黒のブラックで非常にエレガントですが施工もお手入れも非常に難しいお色です。
関東圏内で様々なコーティング専門店を比較検討され今回当店をお選び下さいました。
今回の施工内容
・最上級セラミックコーティング「FEYNLABヒールプラス」
・フロントガラスコーティング
・窓ガラス全面コーティング
・ガラスルーフコーティング
・レザーシートコーティング
水戸市のディーラー様でお車をご納車されそのままお持ち込み頂きました。
まずはボディチェックからスタートです。

オーナー様が気にされていた薄傷。
202ソリッドブラックは優しくタオルで拭いただけでも傷が入るくらい繊細です。

ルーフには既に付着物が確認出来ました。
擦った跡も確認出来たため納車前からあったものと思われます。

またルーフを中心に新車プロテクターフィルムの糊跡が確認出来ます。
その他ボディは綺麗かと思いきや、、、



水シミ(スケール)が大量に付着しておりました。
納車前洗車で水をかけて拭き取らなかったのでしょう。
前述した通り202ソリッドブラックは拭くだけで洗車傷が簡単に入ってしまうため、それを恐れて水を流しただけにしたのだと思いますがそれではダメです。

ボディ全体に付着しているという事は当然窓ガラスにもシミが固着しています。

ドアを開けた内側もびっちりシミが付いています。

ホイールも同様です。

ピラーなどはギラつきも確認出来ました。大凡のお車の状態を確認出来ましたら、まずはコーティング前にこれらをリセットする事から始めていきます。

洗車を行ったのち、早速酸性クリーナーを使用しお車全体に付着しているシミ(スケール)を除去する作業から始めていきます。酸性クリーナーとシミ(無機汚れ)を科学反応させ取り除いていきます。

1パネルづつ丁寧に取り除いていきます。塗装が柔らかいためクリーナーだけではシミを除去出来ないものも確認出来ました。それは後ほどの研磨作業で除去を行っていきます。
ビフォー


アフター


固着してシミ(スケール)の除去が完了しました。

ホイールも同様にシミを1本づつ取り除いていきます。
ホイールは形状が複雑なためホイールを回転させながら丁寧にシミを取り除いていきます。
ビフォー

アフター

ホイールも綺麗にリセット完了です。

下地処理クリーニングが完了しましたらマスキングテープで養生を行った後、磨き作業に入っていきます。非常に柔らかく磨き傷も入りやすい塗装です。塗装と道具のマッチングを見つけてから丁寧に磨き上げていきます。

ルーフはフィルムの糊跡なども多いため1つづつ取り除きながら磨いていきます。

サイドパネルも1パネルづつ特殊ライトで状態を確認しながら鏡面ボディへと仕立てていきます。

細かな部分はマイクロミニポリッシャーを使用し隅々まで磨き上げていきます。
ビフォー

アフター

洗車傷も綺麗にリセット完了です。
ビフォー

アフター

ギラついていたピラーもスッキリとした仕上がりに。
ビフォー

アフター

リアバンパー部分はバフ目(磨き傷)が元から入っておりましたが、こちらも修正完了です。

ドアの内側もクリーナーでは除去出来なかった部分はミニポリッシャーで磨いていきます。
ビフォー

アフター

ドアの内側も丁寧に仕上げております。ボディの磨きが完了しましたらマスキングテープを貼り替え、窓ガラスも同様に磨きで下地を整えていきます。

まずはシミ取りの作業を行います。ヴェルファイアの場合、合わせガラスが多く酸性クリーナーが危険なため磨きでシミを取り除いていきます。

シミ取りが完了しましたら続いてコンパウンドを変え窓ガラスの油膜も取り除いていきます。

今回は窓ガラス全面コーティングでご依頼頂いておりますので同様に全てのガラスを磨き上げていきます。
ビフォー

アフター

窓ガラスも綺麗にリセット完了です。
全ての下地処理クリーニング・研磨処理が完了しましたら再度洗車を行い状態をリセットします。
洗車が終わり乾燥まで完了しましたら、まずは今回窓ガラスコーティングを施工していきます。

窓ガラス専用フッ素ハイブリットガラスコーティングを窓ガラス全体に塗布していきます。

当店の窓ガラスコーティングは雨天時の視界確保は勿論ですが、先程まで付着していたようなシミやウロコの固着低減に大変有効的です。せっかくボディが綺麗でも窓ガラスが汚くては見た目の美しさが半減してしまいますのでボディと合わせての施工をオススメしております。窓ガラスコーティングまで完了しましたら、ここからようやくボディコーティングに入ります。

今回お選び頂いたコーティングは当店最上級「FEYNLABヒールプラス」です。
6液の液剤を使用し4層の厚さ10ミクロン以上の非常に分厚い被膜を形成するセラミックコーティングであり、耐擦り傷性・防汚性・耐薬品性・スリック性どれもトップレベルの性能を誇ります。また熱による薄傷の自己修復機能を有しており洗車傷などの薄傷は太陽光の熱やエンジンの熱などで塗装パネルが70度以上に温まりますと修復してしまう最新機能付きです。(全ての傷が消える訳では御座いません)当店は神奈川県で初のFEYNLAB社の公式認定施工店として登録を受けております。高い技術力・豊富な経験知識・整った施工環境など全て高いレベルでクリアを出来なくては公式認定施工店にはなれません。また施工実績や仕上がりが評価され、他社様への認定施工インストラクターとしてメーカー様より委託を受けております。

先程丁寧に磨き上げた塗装パネルにまずはFEYNLABセラミックプライマーを塗布していきます。FEYNLABセラミックプライマーは塗装へのコーティングの密着を高める他、FEYNLABヒールプラスの溶剤から塗装を保護する効果も御座います。FEYNLABヒールプラスは塗装に浸透結合する最新コーティング剤であり塗装が弱いお車の場合、溶剤が強すぎて合わない場合が御座います。今回も202ソリッドブラックと繊細な塗装ですのでプライマーを入れていきます。

プライマーの施工が完了しましたら本液剤を塗布していきます。
6つの液剤を施工前に調合し、STEP1・STEP2・STEP3と3つの液剤を作り準備を整えます。

準備が整いましたらSTEP1よりコーティングを塗布していきます。
非常に粘性の高いコーティング剤であり、まるでクリア塗料のような厚みが御座います。

STEP1のコーティング剤を塗布しましたら、その上からSTEP2の液剤を塗布していきます。
FEYNLAbヒールシリーズは前述した通り溶剤が強いコーティング剤ですので、コーティング施工時も塗装が弱いパーツやゴムパーツなどはマスキングテープで養生を行いながらコーティング施工するなど特殊な施工方法が必要です。

STEP2まで終わらいましたら最後にレベリング剤であるSTEP3を更に上から重ねていきます。
コーティングの反応レベルを見ながら塗り重ね、綺麗にレベリングしていくのは認定施工店であっても容易では御座いません。弊社は認定施工店の中でも圧倒的な施工経験と長年の技術・知識が御座いますので安心してお任せ下さい。

1パネルベースコーティングが完了した時点でコーティング確認用ライトを使用し、コーティングのムラや拭き残しなどがないか徹底的にチェックを行います。FEYNLABヒールプラスは一度硬化すると磨き以外では除去出来ないほど強固なコーティング被膜を形成するためです。

同様の手順で1パネルづつ丁寧にコーティング剤を塗布していきます。
このように1パネルでベースコートで3液を塗り込み、粘性の高いコーティング剤をレベリングしていく必要があるため通常コーティングの3倍以上の時間が必要となります。

バンパーなど形状が複雑な箇所は材質などを見極めながら慎重にコーティングを行っていきます。

ベースコートの施工が完了し乾燥まで完了しましたら4層目のトップコートを施工していきます。当店ではトップコートにFEYNLABオーバーコート剤ではなく耐久性の高いFEYNLABオリジナルセラミックを採用し更に防汚性・耐久性・スリック性を高めています。

トップコートをベースコートの上に重ねていきます。
FEYNLABヒールプラスはベースコート自体が既に陶器のような硬くツルツルとした手触りとなっておりますが、これを更にトップコートで高めていきます。

細かい箇所や下回り部分なども丁寧にコーティングを塗布していきます。

綺麗に整えたドアの内側もコーティングで保護していきます。
外装部分のコーティングが全て完了しましたら最後に内装レザーシートコーティングを行います。

新車ではありますが外装同様にレザーコーティング前にクリーニングを行い下地を整えます。

クリーニングしてみると新車でもやはり薄っすら汚れているのが分かります。
マイクロファイバータオルが薄黒くなりました。

クリーニングが完了しましたらレザーシートコーティングを手塗りで塗布していきます。レザーシートコーティングは失敗してムラなどが発生してしまうと基本的に元に戻す事が難しい箇所です。1か所づつ丁寧にコーティングしていきます。

今回は内装フルセットでご依頼頂いておりますので後席のキャプテンシートもコーティングしていきます。当店のレザーシートコーティングは質感や見た目をほとんど変える事無くコーティングする事が可能です。またコーティングしてツルツル滑ってしまう事もないため大変好評頂いております。

フルセットでご依頼頂いておりますのでドアトリムやハンドルなど手が触れやすい箇所もコーティングしていきます。

以前この型のアルファード・ヴェルファイアにお乗りのお客様から後席の手すりの汚れが気になるとご相談を頂いた事があるため、こちらもコーティングで保護していきます。


質感や見た目を変える事無く綺麗にコーティングが完了です。
全てのコーティング作業が完了しましたら最後にお車全体を整え完成となります。
完成したTOYOTA Vellfire Executive Loungeがこちらになります。







仕上がったお車を見てオーナー様から「頼んで良かった!感動しました!」とお喜びの声を頂戴する事が出来ました。FEYNLABヒールプラスはまさに塗装のカスタムといっても過言では御座いません。202ソリッドブラックへのファインラボヒールシリーズの施工は容易では御座いませんが、お喜び頂けて大変嬉しく思っております。
この度は遠方よりご来店誠に有難う御座いました。
コーティング施工後のアフターフォローもお任せ下さい。
今後とも永いお付き合いを宜しくお願い致します。
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