藤沢市内のお客様より新型NISSANフェアレディZをお預かりさせて頂きました。
ご納車前よりご相談・ご予約を頂き誠に有難う御座います。
1年以上前からご相談を頂き、ようやくご納車となり御入庫頂きました。
新型モデルZ34(Z35?)は懐かしいレトロデザインを随所に取り入れ、
美しいスタインリングとなっております。
今回はボディ内外装フルコーティングでのご依頼となります。
多岐に渡る施工のご依頼誠に有難う御座います。
今回の施工内容
・最上級セラミックコーティング「FEYNLABヒールプラス」
・ホイールコーティング
・窓ガラス全面コーティング
・プラスチック未塗装樹脂コーティング
・内装レザーシート(アルカンターラ含)コーティング
・ヘッドライトプロテクションフィルム
・ドアノブ+ドアカッププロテクションフィルム
それでは施工を行っていきます。
まずはボディチェックからスタートです。
一見綺麗に見えるボディも施工ブースに入ると薄傷が見えてきます。
こちらはボンネットとトランクの写真です。特にトランク部分の薄傷が目立ちます。
サイドのドアやフェンダー部分にも薄い洗車傷のようなものが確認出来ます。
写真では分かりにくいですがピアノブラックパーツのピラーは塗装が曇っております。
細部に水シミの固着も見られます。
こちらは新車納車前洗車の水の拭き残しでしょうか。固着しており洗車では落ちません。
おおよその状態が確認出来ましたら、まずはこれらの付着物や薄傷を除去する事からスタートです。
まずは洗車を行いボディ表面の汚れを洗い流します。
洗車後は先程確認した固着した水シミ(スケール)を酸性クリーナーで除去していきます。
クリーナーをスポンジにつけ、化学的にシミを分解除去していきます。
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洗車では落とす事の出来なかった固着したシミも綺麗にリセット出来ました。
ドアを開けた内側部分にも同様にシミが固着しておりました。
外装だけでなく開けた部分も同様にクリーニングしていきます。
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ドアの内側や給油口の内側など細部のシミも綺麗にリセット完了です。
下地処理クリーニングが完了しましたら続いて研磨処理を行っていきます。
磨きに備えて塗装エッジ部分やプラスチックパーツなどをマスキングテープで養生し準備を整えます。窓下のゴムモールはマスキングテープの成分で変色する可能性があるため、磨く直前で養生を行います。
準備が整いましたら磨きを行っていきます。
遮光を行い特殊スポットライトで塗装面を確認しながら磨き上げていきます。
先程確認した洗車傷などの薄傷を除去し、
塗装面を平滑にしていく事で塗装本来の美しさを引き出していきます。
材質や形状に合わせてポリッシャーやバフ・コンパウンドの組み合わせを変えながら磨いていきます。
特にピアノブラックパーツは繊細な塗装です。
工程数を増やしながら丁寧に磨き上げていきます。
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ボディ全体に入っていた薄傷が除去され、塗装本来の光沢度も引きあがりました。
このように新車であっても様々な付着物や薄傷が存在します。
コーティングやフィルム施工前にはこのような下地処理や研磨処理を行う事が美しく仕上げる上で最も重要です。
今回は窓ガラスの全面コーティングもご依頼頂いておりますので、
窓ガラスもボディ同様下地処理を行っていきます。
窓ガラスもボディ同様新車であってもシミや油膜が付いている場合が御座います。
これらをしっかり除去する事でコーティングの定着も高め、
透明度高いガラスに仕上げる事が可能となります。
全ての下地処理クリーニング・研磨処理が完了しましたら、
再度洗車を行いボディ状態をリセットします。
洗車が完了しましたら、まずはプロテクションフィルムから施工を行っていきます。
ペイントプロテクションフィルム(PPF)は主に飛び石傷などから塗装を守る商材ですが、
ヘッドライトに施工する事でヘッドライトの黄ばみ防止に大変有効的です。
今回が新型車両のため車両データが不十分であったためワンオフ施工でフィルムを施工します。
フィルムをヘッドライトの形状にフィットするよう定着させていきます。
一見簡単そうに見える形状ですが案外技術力がいる形状です。
フィルムを定着させたら余剰分をカットしながら仕上げていきます。
一見フィルムが貼ってあるの分からない仕上がりです。
今回は爪で傷付きやすいドアノブとドアカップにもプロテクションフィルムを施工していきます。
こちらはデータを使用し事前にコンピューターカットしたフィルムを施工していきます。
施工液を丁寧に抜きながら仕上げていきます。
プロテクションフィルム施工完了です。
これでドアの開け閉めも安心ですね。
PPFの施工が完了しましたら、ここからようやくコーティング施工となります。
今回お選び頂いたコーティング剤は最上級セラミックコーティング「FEYNLABヒールプラス」です。薄傷の自己修復機能を持つ最新のセラミックコーティングであり6本の液剤を使用し、4層の分厚いコーティング被膜を形成します。外的要因からの耐性も非常に強く、コーティングの艶感も他のセラミックコーティングよりも更に高いのが特徴です。(まるで陶器のような仕上がりです)
コーティングを塗布する直前にコーティングを調合し準備を整えます。
ファインラボの自己修復機能タイプ(ヒールシリーズ)はメーカーの認定を受けた施工店のみが施工を許されたプレミアムコーティングです。認定には高い技術力・豊富な経験知識・整った施工環境が必要です。当店は神奈川唯一のファインラボセラミックコーティング認定施工店としてこれまで多くのお車にコーティング施工を行わせて頂いております。
準備が整いましたらコーティングを施工していきます。
ファインラボヒールシリーズは塗装に浸透し強固なコーティング被膜を形成するコーティングです。
材質の弱いパーツなどは事前にマスキングテープで保護を行い施工を行います。
非常に粘度の高い塗料に近いコーティング剤を塗装に浸透させながらコーティングしていきます。
ベースコーティングではSTEP1の液剤を塗布後、
乾燥状態を見ながらSTEP2の液剤をSTEP1の上に塗布していきます。
STEP2の液剤はSTEP1のコーティング被膜を塗装に浸透させるためのコーティング剤です。
STEP1・STEP2とコーティングが完了しましたらSTEP3でコーティングをレベリングしていきます。この工程を1パネルづつ行っていくためコーティングだけでも非常に時間が必要となります。
1パネルコーティングを塗り終えたらすぐさまコーティングのチェックを行います。
ファインラボヒールプラスは一度硬化すると磨き以外では除去出来ないほど強固なコーティング被膜を形成するためです。当社独自のライトで入念に仕上げを行っていきます。
サイドパネルも慎重にコーティングを進めて行きます。
コーティングを塗り、どの時間で次のコーティング剤を塗るか、室温の最適温度、マスキングを剥がすタイミングなど独自のノウハウが御座います。同じコーティング剤を使用しても仕上がりは施工店によって変わってくるのです。
ベースのセラミックコーティングが完了し一晩乾燥が完了しましたら、
続いてFEYNLABオリジナルセラミックトップコートを施工していきます。
こちらのコーティング剤は単体でも使用出来るコーティング剤ですが、
当店ではトップコートとして使用しております。
1パネルづつ丁寧にコーティングを施工していきます。
ヘッドライトPPFやテールライトの樹脂パーツなどにも施工可能です。
こちらも合わせてコーティング施工していきます。
ドアを開けた内側部分なども隅々までコーティングを施していきます。
ボディコーティングが完了しましたら続いてオプションコーティングを施工していきます。
まずは初めは窓ガラス全面コーティングです。
下地処理を行った窓ガラスに高耐久フッ素ハイブリットガラスコーティングを塗布していきます。
窓ガラスコーティングを行う事で雨天時の視界確保は勿論ですが、
窓ガラスへのシミやウロコの固着を低減する事が可能なためオススメのメニューとなっております。
続いてホイールコーティングを行います。
ホイールの内側までクリーニングを行い脱脂後、コーティング剤をスプレー工法で施工します。
スプレー式(吹付式)で行う事で複雑な形状のホイールでも隅々までコーティングが可能です。
ホイールコーティングはブレーキダストの固着を低減出来るため、
ブレーキダストが出やすいお車は施工をオススメ致しております。
続いて未塗装樹脂プラスチックコーティングです。
当社でも様々プラスチックコーティングを試してきましたが、
現状GTECHNIQ社のC4 PERMANET TRIM RESTORERが優秀です。
プラスチックをクリーニング後、コーティング剤を塗布していきます。
プラスチックの白濁化を低減出来るコーティング剤です。
また多少の艶も出るため既に白くなり始めたプラスチックパーツにも有効です。
コーティングが乾燥すると自然な艶感に仕上がります。
外装のコーティングが全て完了しましたら最後に内装レザーコーティングを行っていきます。
まず始めにボディ同様クリーニングからスタートです。
バキュームで塵などを除去していきます。
新車でもレザーなどが汚れている事はよくあります。
レザーにも使用出来るクリーナーで汚れを浮かせながらクリーニングしていきます。
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写真では分かりにくいですが黒ずみが除去され美しさを取り戻しました。
クリーニングが完了しましたら、ここからコーティングを施工していきます。
室内もスプレー工法で施工を行うため、
コーティング剤が付きたくない部分は予め養生を行っておきます。
準備が整いましたらコーティングをスプレー工法で施工していきます。
スプレー工法で施工する事で隅々までコーティングする事が可能であり、
質感もほとんど変える事無くコーティング施工が可能となります。
今回はフルセットでご依頼頂いておりますので、
ドアトリムやハンドルなど手が触れやすい箇所も一緒にコーティングを行います。
室内レザーコーティング完成です。
当店の室内レザーシート(アルカンターラ)コーティングは、
質感を変える事無くコーティングが出来るのが特徴です。
変に艶が出てしまったり、ツルツル滑ってしまう事もほとんど御座いません。
全てのコーティング施工が完了しましたら最後にお車全体を整え完成となります。
仕上がったNISSAN FAIRLADY Zがこちらになります。
この度は多岐に渡る施工のご依頼誠に有難う御座いました。
仕上がったお車を見てオーナー様にもお喜び頂く事が出来ました。
納車時に日頃の洗車方法やメンテナンスなどについてご案内させて頂き無事ご納車完了です。
コーティング施工後のアフターフォローもお任せ下さい。
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