横浜市保土ヶ谷区のお客様よりメルセデスベンツGLE450dをお預かりしました。
こちらのオーナー様からは3台目のご依頼となります。
いつも当店をご愛顧頂き誠に有難う御座います。
今回は次のお車の繋ぎのお車という事でディーラーデモカーの新古車となります。一見デモカーと聞くとボディ状態も綺麗と思われがちですが、実は結構ダメージがあったりします。しかしそのほとんどは当店の下地処理クリーニングと研磨処理にてリカバリー出来るものが多いため、新古車やデモカーをご購入検討されているお客様は当店にご相談下さい。
今回の施工内容
・セラミックコーティング「GTECHNIQクリスタルセラムBLACK」
・ホイールコーティング
・遮熱カーフィルム「シルフィードSC7015」
それでは早速施工を行っていきます。
まずはボディ状態からチェックです。
まず始めに気なったのがボディ全体に大量に付着している黒い点々とした付着物です。普通の洗車やタオルで拭くだけでは取れず、クレイバー処理が必要です。
ルーフやフェンダーの細部などにはスケール(シミ)が固着しているのも確認出来ます。
ボディカラーはダイヤモンドホワイトというパールホワイトカラーのため傷などは目立ちにくいですが当店施工ブースではこのような淡色系のお色でも傷の確認が可能です。
材質が柔らかいピアノブラックパーツにも洗車傷が多く入っている事が確認出来ます。
またデモカー(新古車)のためボディの至ることこに新車時の保護フィルムの糊跡が残った状態となっております。このままにしておくと糊に汚れが付着し黒く目立ってきてしまうため除去を行っていきます。
この他にも細部にシミや汚れの固着が確認出来ました。状態が確認出来ましたらまずはこれらを下地処理クリーニング・研磨処理により新車時の美しい状態へとリセットする事からスタートです。
まずは洗車を行いボディ表面の汚れを洗い流していきます。
洗車が完了しましたら続いて先程確認したスケールをクリーナーで分解除去していきます。この際にメルセデスベンツGLEですと窓枠やルーフレールのアルミ素材、サイドステップのアルミ素材にこのクリーナーが付着すると白く錆びてしまいますので注意が必要です。
ビフォー
アフター
洗車では落ちない固着していたスケールも綺麗に分解除去完了です。
スケール除去が完了しましたら続いてシリコンオフを使用し新車時から残されたままとなっている保護フィルムの糊残りを除去していきます。保護フィルムが新車時にどこに貼られれているかは長年の施工経験で熟知しておりますのでポイントをおさえながら糊を取り除いていきます。
ビフォー
アフター
ボディやモールに付着していた糊も綺麗に除去完了です。
糊の除去が完了しましたら今回の一番の問題である黒くプツプツとした付着物をクレイバー処理で取り除いていきます。クレイパッドと粘土両方を使用し一つづつ除去します。
非常に広範囲に飛散しているため、1パネルづつしっかり確認を行いながら進めていきます。
ビフォー
アフター
付着物が取れ、これだけでも非常のボディがスッキリと致しました。下地処理クリーニングが完了しましたら、ここから磨き作業に入っていきます。先程クレイバー処理による物理的除去の際に入ってしまう微細な薄傷や洗車傷などを除去し、塗装の光沢感を引き出しながらコーティング施工に最適な下地へと整えていきます。
マスキングテープで塗装エッジ部分などを養生してから磨き作業を行っていきます。メルセデスベンツの塗装はナノ粒子クリアコートと言われる非常に硬く強い塗装となっております。洗車傷などが入りにくい塗装ではありますが、逆に磨くのも硬く簡単に傷抜きは出来ない塗装でもあります。当店ではこのナノ粒子クリアコートの磨きにおいても非常に多くの実績と経験があるため安心してお任せ下さい。
塗装状態や傷の深さ、形状に合わせて職人がポリッシャー・バフ・コンパウンドなどを都度選定し的確に磨き処理を行っていきます。
サイドパネルも特殊スポットライトで1パネルづつ丁寧に確認しながら仕立てていきます。
特にピアノブラック塗装部分は塗装が繊細です。磨き傷などで白ボケないよう注意を払いながら仕上げていきます。
細かな箇所はマイクロミニポリッシャーで安全かつ的確に磨き処理を行います。
メッキパーツなどポリッシャーで磨くと傷付いてしまう箇所は1か所ずつ手磨きで仕上げていきます。そして磨き上げたボディがこちらになります。
ビフォー
アフター
洗車傷の多かったピアノブラックパーツも美しさを取り戻しました。
ビフォー
アフター
パールホワイト塗装部分の洗車傷や線傷なども綺麗にリセット完了です。
ビフォー
アフター
メッキパーツなども綺麗に整いました。全ての下地処理クリーニング・研磨処理が完了しましたら再度洗車を行いコーティング備えてお車を綺麗に整えます。
準備が整いましたらここからコーティング施工となります。今回お選び頂いたコーティング剤はセラミックコーティング「GTECHNIQクリスタルセラムBLACK」です。イギリス製のハイエンドセラミックコーティングであり、ジーテクニック社の中でも最上級タイプのコーティングです。2つ液剤を使用し3層の強固なコーティング被膜を形成し、塗装を強固に守ります。
まずはベースコートとなるGTECHNIQクリスタルセラムULTRAをボディに塗布していきます。クリスタルセラムULTRAはソフトレイヤーが塗装の凹凸に追従結合し、その上を硬さ9H以上と言われるハードレイヤー層が保護するベースコートです。当店のお客様からは「GTECHNIQのコーティングは洗車傷が入りにくい!」と多数お喜びの声を頂戴しており実績が御座います。
ただこちらのコーティング、施工が非常に難しいという難点が御座います。しかし当店ではイギリス本国のGTECHNIQ社より認定を受けた店舗となっており、この難しいコーティングも取扱いが可能となっております。まずはこのベースコートを1パネルづつ丁寧に塗布していきます。
1パネルコーティング施工をしたら都度、コーティング確認用ライトでムラや拭き残しなどがないか徹底的にチェックを行います。GTECHNIQセラミックコーティングは一度硬化すると磨き以外では除去出来ないほど強固なコーティング被膜を形成するためです。
この工程を1パネルづつ行っていくため、従来のガラスコーティングよりもコーティング塗布時間が3倍以上必要となります。
ベースコートの施工が完了し一晩乾燥させましたら、続いてトップコートを施工していきます。トップコートにはGTECHNIQ EXOを使用しベースコートの保護に加え、世界トップレベルの撥水性被膜を形成させていきます。
GTECHNIQセラミックコーティングは洗車傷に強い他、耐薬品性にも強くメンテナンス性にも優れている特徴が御座います。
レンズ類やドアの内側など細かな箇所も丁寧にコーティングを塗布していきます。ボディコーティングが完了しましたらオプションでご依頼頂きましたホイールコーティングを行っていきます。
ホイールの奥まで綺麗にクリーニングを行った後、耐熱性ホイールコーティング剤を吹付工法(スプレー工法)で施工していきます。吹付工法を行う事で複雑な形状のホイールでも隅々までコーティングを行う事が可能となります。ホイールコーティングを行う事でブレーキダストがホイールに固着しづらくなるためお手入れを楽にする事が可能となります。
全てのコーティング施工が完了しましたら最後に内窓などお車全体をトータル的に綺麗に整え完成となります。仕上がったMercedes-Benz GLE450dがこちらになります。
この度は3台目のご依頼誠に有難う御座いました。
引続き永いお付き合いを宜しくお願い致します。
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