横浜市西区のお客様より2017年式メルセデスベンツSL400(R231)をお預かりさせて頂きました。
今回は「新車から5年経過した愛車を新車のようにしたい!」とご依頼を頂きました。
ずっとメルセデスベンツSLクラスをお乗り継ぎになられているオーナー様であり、
新型メルセデスAMG SL(R232)は幌トップになってしまう事から今の愛車に新車のようにリフレッシュさせ、乗り続けたいと想いを語って頂きました。
鈑金塗装などからのスタートとなるため当店の提携工場とも情報を共有しながら、
オーナー様の想いを形にするため最大限技術を投入させて頂きました。
今回のご依頼内容
・プレミアムガラスコーティング「ナノクリスタル・プロ」
・ホイールコーティング
・スリックフロントガラスコーティング
・窓ガラス全面コーティング
・フロントバンパー鈑金塗装
・外装下地処理
・内装フルクリーニング
・レザーシートリペア
・モールラッピング
・ピラープロテクションフィルム
・ステッププロテクションフィルム
内容が多岐に渡りますが、
全ての施工において高い質感で仕上げていきます。
まずは提携工場にて鈑金塗装修理からスタートです。
今回のお色はダイヤモンドホワイト(799)というお色で3パール仕上げとなっているため、
色合わせの難易度も高い塗装となっております。
塗装修理から戻ってきましたら全体洗浄からスタートです。
新車から5年ほど経過しているため汚れや傷、鉄粉などが蓄積されております。
まずはこれらを整え下地作り出していきます。
ホイールは鉄粉クリーナーとトラップ粘土で蓄積されたブレーキダストを除去していきます。
ボディ全体も鉄粉が非常に多く付着しておりますので1パネルづつ丁寧に除去していきます。
クレイパッドで大凡の鉄粉を除去した後はトラップ粘土を使用し、
取り切れなかった鉄粉を一つづつ除去していきます。
ドア開口部の隙間など普段中々お手入れ出来ない場所も綺麗にクリーニングしていきます。
細かな細部の汚れはソフトブラシを使用し丁寧に汚れを掻き出していきます。
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アフター
フィン周辺の黒ずみがスッキリ致しました。
細部を細かく整えると全体のクオリティも向上致します。
窓ガラスも全体的に薄シミが蓄積していますのでフルクリーニングしていきます。
まずはスケール除去剤を使用し科学的にシミを分解除去していきます。
クリーナーで大凡のシミを除去した後はポリッシャーで全体をクリーニングしていきます。
窓ガラスもスッキリ致しました。
車両美観の上で窓ガラスの美しさは非常に重要です。
下地処理が終りましたら、ここから研磨作業に移っていきます。
メッキパーツやゴムパーツ、塗装エッジ部分をマスキングテープで養生し安全かつ的確に磨き作業を行っていきます。
一見傷の分かり辛いホワイトパールカラーですが、
当店の施工ブースではしっかり塗装状態を把握する事が可能です。
細かな部分などはミニポリッシャーなどいくつかの機材・コンパウンドを組み合わせて磨いていきます。
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アフター
ドアの内側部分もオーナー様が傷を気にされておりましたので磨いていきます。
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アフター
オーナー様がぶつけてしまったドアミラーも磨くと相手側の塗料が取れスッキリした印象に。
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アフター
意外と見落とされがちなテールライトの薄傷も綺麗に磨いていきます。
ビフォー
アフター
曇っていたテールライトがスッキリしました。
全ての磨き作業が終りましたら再度洗車を行い、磨き時に出た粉などを洗い流していきます。
外装はすっぴん状態となり、既に1トーン・2トーンと明るさがあがり美しい下地となりました。
塗装面を乾燥させている間に内装のクリーニングに移ります。
内装は長年の汚れによる黒ずみとテカリ、シートのひび割れなどが確認出来ます。
内装もまずはクリーニングからスタートです。
シートを前後させながら隅々までバキュームでクリーニングしていきます。
ドリンクホルダーやグローブボックスなど細かな部分も全てクリーニングしていきます。
バキュームが完了しましたらクリーナーを使用しレザー表面に蓄積した汚れをクリーニングしていきます。
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アフター
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レザーシートの傷などはまだこれからですが、これだけでも印象が全然違います。
ハンドルも同様にクリーニングしていきます。
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アフター
最も触る場所がハンドルです。
綺麗になると気持ち良いですね。
同様に隅々までレザーをクリーニングしていきます。
クリーニングが完了しましたら、ここからレザーリペアを行っていきます。
自動車のレザーシートは外装塗装と同様に表面にクリア塗装が加工されているものがほとんどです。
劣化してしまった部分の補修・補色・クリア塗装一連を行い自然な風合いに仕上げていきます。
まずはシートの色味に合わせてカラーを調合していきます。
同じ車種でもレザーの風合いなどにより色味は様々です。
作成したカラーを実際レザーに当て、色味を調整していきます。
カラーが完成しましたら傷が深い部分はピンで色を補色していきます。
大凡の補色が完了しましたら今度はスプレーガンで全体を補色していきます。
こちらのシートはステッチ部分の真ん中にブラックのレザーが使用されていますので、
そちらも補色していきます。
赤レザー部分に黒い塗装が入らないよう的確にマスキング処理を行い補色していきます。
補色が完了しましたら熱で乾燥を行い全体を整えていきます。
ビフォー
アフター
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新車時のようなレザーシートに復活致しました。
内装が完了しましたら、続いてはモールのラッピングとプロテクションフィルムの施工です。
既に劣化してしまい斑点が出てしまったブラックアルミモールをサテンブラックカラーのカーラッピングフィルムで色を変えていきます。
細かな部分を丁寧に仕上げていきます。
モールにカーラッピングフィルムが貼ってあるのか分からないクオリティです。
モールプロテクションフィルムと比べ耐久性は低いですが、ブラックモールなどには向いています。
リアピラー部分は既にクラックが入り始めている状態でしたので、
これ以上進行しないようにプロテクションフィルムで保護致します。
こちらも一見フィルムが施工してあるのか分からないクオリティです。
ドア内側のステップ部分はよく足が当たって傷が入ってしまうため、
綺麗に磨きを行った後フィルムで保護します。
これで安心です。
フィルム関連が終りましたら、ようやく外装のコーティング施工に入っていきます。
まずは窓ガラスのコーティングを行っていきます。
シミや油膜を除去した窓ガラスにフッ素ハイブリットタイプの高耐久窓ガラスコーティングを施工していきます。フロントガラスはワイパーびびり対策としてスリックコートを施工し、「安全な視界・防汚性・ワイパービビり音低減」の効果を得られます。
ホイールも隅々までクリーニングしましたら、
スプレー式でホイールの隅々までコーティング施工していきます。
窓ガラスとホイールが終りましたら最後にボディコーティングを行っていきます。
今回使用する液剤は「ナノクリスタル・プロ」ガラスコーティングです。
高い撥水性と透明感ある艶感が特徴のナノハイブリットガラスコーティングです。
1パネルづつ丁寧にコーティングを施工し、ドア内などの細かな部分も同様に進めます。
最後にボディ全体を整え、ようやく完成となります。
仕上がった2017年式メルセデスベンツSL400がこちらです。
この度は大切な愛車のフルディテイリングをご依頼頂き誠に有難う御座いました。
オーナー様からも「新車のようになった!」とお喜び頂く事が出来ました。
今後とも永いお付き合いを宜しくお願い致します。
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