横浜市南区のお客様より新車LOTUS ELISE 240 SPORT FINAL EDITIONを御入庫頂きました。
ご納車前よりご相談を頂き誠に有難う御座います。
ライトウェイトスポーツの代表格であるロータスエリーゼですが、
今回の生産を持って惜しまれつつも生産となりそのファイナルエディションモデルとなります。
そんな貴重なお車を綺麗に長くお乗り頂くためにボディ全体をコーティング施工させて頂きます。
今回のご依頼内容
・セラミックコーティング「GTECHNIQ クリスタルセラムBLACK」
・スリックフロントガラスコーティング
・窓ガラス全面コーティング
・エンジンカバーコーティング
・XPELヘッドライトプロテクションフィルム
それでは早速施工に入っていきます。
ご納車はゴールデンウィーク前だったのですが当店の都合により、
少しお待たせしてしまったためボディ全体が汚れてしまいました。
まずは洗車を行いボディ表面の汚れなどを洗い流していきます。
新車ですがボディ全体に磨き修正跡が非常に多い状態です。
ボディカラーがホワイトなので一見綺麗に見えますが、塗装が曇っている状態になっています。
ボディエッジ部分はボディカバーの跡でしょうか。傷が入り黒くなってしまっております。
新車でもこのようにボディの塗装には傷やくすみが多数存在します。
当店はコーティング専門店である前に磨きの専門店です。
コーティング前にリセットしてコーティングするため仕上がりが異なります。
(下地処理・磨きを丁寧に行うため量販店などと比べると費用は高いかもしれません)
洗車後はまずボディにザラつきが全体にあったため、
クレイパッドを使用しボディ全体のザラつきを除去していきます。
続いて少ないですが鉄粉も付着しておりますので、
こちらはトラップ粘土を使用し取り除いていきます。
トラップ粘土の使用は傷が入る作業のためご自身での使用はご注意下さい。
部分的にプロテクターフィルムの糊跡のようなものも散見されます。
これらはシリコンオフを使用し除去していきます。
ルーフ部分には花粉シミも付着しておりました。
こちらはヒートガンを使用し温めながら除去を行っていきます。
施工環境が整っているからこそ、色々なものが見えてきます。
クリーニング・下地処理が終りましたら、ここから磨きの作業に入っていきます。
ダクト部分やエッジ部分、デカール部分をマスキングテープで養生を行い安全に磨ける準備致します。
磨き時用のライティングにしてみると、より塗装面の傷が分かります。
これらを磨きで整え、本当の新車の状態にしていきます。
通常よりも小型のポリッシャーを使用し磨きを行います。
車両は小型ですが傷の入り方や箇所が非常に多いためヘビーな作業になります。
側面なども同様にライトを当てながら丁寧に磨いていきます。
このような傷も磨いて整えます。
磨き前
磨き後
いかがでしょうか?
このように特に輸入車は新車であっても様々な修正跡や付着物がくっついています。
磨き前(ルーフ)
磨き後(ルーフ)
続いて窓ガラスの全面コーティングもご依頼頂きましたので、
窓ガラスも同様にコーティング施工前に下地処理を行っていきます。
窓ガラスは量販店等で売っているガラコなどでもコーティング可能ですが、
専門店の施工は下地を整える事・コーティング後綺麗な状態を維持する事を念頭に施工を行っております。ガラコなどはシリコーンが主成分であり、場合によってはシミが多く付着する事もあるので注意が必要です。磨き作業がひと段落したら再度クリーニングを行い綺麗な状態に戻します。
続いてエンジンカバーのコーティングに入っていきます。
エリーゼのエンジンカバーは外からむき出しの状態のため既にシミ等が付着しておりました。
まずはクリーナーを使用しシミを分解除去していきます。
クリーニングが完了しましたらコーティングを行っていきます。
通常プラスチックや未塗装樹脂のコーティングには手塗りタイプのコーティング剤を使用しますが、
今回の材質は非常にマット感が強く表面もザラザラのためスプレー式でコーティングしていきます。
綺麗に施工完了です。
耐熱タイプのコーティング剤を施工しているので仕様バッチリです。
続いてヘッドライトのプロテクションフィルム施工です。
XPEL(エクスペル)製の高級フィルムを使用しヘッドライトを保護していきます。
綺麗に施工完了です。
ヘッドライトの黄ばみ防止や傷防止に大変有効的です。
ここまで作業が終りましたら、ここからようやくボディコーティングに入っていきます。
今回お選びいただいたのが「GTECHNIQジーテクニッククリスタルセラムBLACK」です。
実は当初はFEYNLABヒールプラスでお考え頂いていたのですが、
新車時の修正跡状況とボディ全体がFRPという材質を考え、
塗装に負担の少ないセラミックコーティングに切り替えのご提案をさせて頂きました。
(FEYNLABヒールシリーズは溶剤が強いため)
施工金額だけを考えればFEYNLABヒールプラスの方が遥かに高い金額であり当店も売上が立ちますが、お客様のお車を長く綺麗に一緒に維持する事が我々の使命です。
こちらのコーティング剤を丁寧にボディに塗布していきます。
GTECHNIQクリスタルセラムBLACKは3層式のコーティング剤であり、
まず初めに1層目のベース層であるクリスタルセラムを施工していきます。
クリスタルセラムはソフト層とハード層で構成されているコーティング剤であり、
ソフト層が凹凸のある塗装面に強固に密着し外側のハード層が強固に塗装を守ります。
ベース層の施工が終りましたら、続いてトップコートを施工していきます。
トップコートはEXOバージョン4というコーティング剤を使用します。
このトップコートは撥水性と艶感をあげるのに非常に重要なコーティング剤です。
このトップコートをヘッドライトやドアの内側など細かく施工し保護していきます。
窓ガラスはガラス専用のコーティング剤を塗布していきます。
最後にボディ全体をととのえようやく完成です。
仕上がりがこちら。
非常に美しいロータスエリーゼに生まれ変わりました。
磨き修正跡やボディカバーの傷などもなくなり非常に美しい状態となりました。
ご依頼頂き誠に有難う御座いました。
仕上がりを見て頂いたオーナー様もお喜び頂けました。
今後とも永いお付き合いを宜しくお願い致します。
4C Detail フォーシーディテイル
045-315-4880
info@4c-detail.com
神奈川県横浜市保土ヶ谷区保土ヶ谷町1-49
https://www.4c-detail.com