常連様より新車マクラーレン765LTスパイダーをお預かりさせて頂きました。
いつも当店をご愛顧頂き誠に有難う御座います。
マクラーレンのフラッグシップモデルを更にストイック仕様に仕立てた世界限定765台のスパーカーである765ロングテール・スパイダーモデルです。
サーキットでの使用も視野に入れながらオーナー様と施工内容をお打合せさせて頂きました。
今回のご依頼内容
・ペイントプロテクションフィルム フロントフルセット
・イギリス製ハイエンドセラミックコーティング GTECHNIQクリスタルセラムBLACK
・レーシングストライプ ラッピング施工
・ロゴステッカー制作施工
飛び石傷などが付きやすいフロントセクションには、
ペイントプロテクションフィルム(PPF)で保護させて頂きセンター部分から後ろのセクションはイギリス製のハイエンドセラミックコーティングで保護する内容です。
もちろんコーティング・プロテクションフィルム施工前の下地処理も行います。
合わせてレーシングストライプのラッピング施工もご依頼頂きました。
それでは早速施工を行っていきます。
まずはエンジンルームなどに水が入るのを防ぎながら、洗車を行い砂・埃などを洗い流していきます。
屋外ではほとんど分かりませんが随所にシミが確認出来ます。
まずはこれらのスケール(シミ)綺麗に除去していきます。
無機汚れには酸性のクリーナーを使用し、隅々までクリーニングしていきます。
新車でもこのようにシミや薄傷が存在します。
当店ではそれらを的確に処置してからコーティングやフィルムで保護していきます。
続いて気になってきたのがリアセクションのザラつきです。
マフラーが上部についているため、その影響かリアセクションに鉄粉などが多く付着しております。
トラップ粘土を使用し丁寧に取り除いていきます。
ビフォー
アフター
ビフォー
アフター
細部が綺麗にする=ディテイリングです。
一連のクリーニングによる下地処理が完了しましたら、ここから研磨作業を行っていきます。
新車でも様々な薄傷などが存在します。それらを整えてあげる事でコーティング前でも光沢を作り出していきます。
スパイダーのルーフ部分はソリッドブラックカラーになっています。
ルーフ部分に薄傷がありますので除去していきます。
ビフォー
アフター
部分でディーラー様で磨いてきた際のコンパウンド残りなどもありますので除去します。
ビフォー
アフター
細かなパーツが多いお車ですので、形状や大きさに応じてポリッシャーを使い分けていきます。
1パネルづつ丁寧に確認しながら光沢を作り出していきます。
研磨作業が完了しましたら再度洗車を行い研磨時に出た粉などを洗い流します。
続いてペイントプロテクションフィルムの施工に移っていきます。
ペイントプロテクションフィルムは厚さ約150ミクロンのポリウレタンフィルムでボディを覆う事で、飛び石などから塗装を強固に守る施工内容です。
まずはフィルムを施工する前に脱脂やエッジ部分の処理を丁寧に行っていきます。
プロテクションフィルムは水や施工液を大量に使用して施工します。
水が入って欲しくない部分などは予めマスカーなどで保護しておきます。
マクラーレン765LTスパイダー用に予めデータカットしたフィルムを用意し施工していきます。
施工面に綺麗にしてから施工液を噴霧します。
PPFを施工箇所にのっけます。
この際、極力塵や埃などが混入しないよう細心の注意を払いながら塗装面に施工していきます。
(塵・埃の混入ゼロは現実的に難しいですが、それを目指して施工していきます)
施工液を抜きながら塗装面にフィルムを密着させていきます。
フィルムの位置などにも注意を払いながら丁寧に施工していきます。
フロントバンパーなどは形状が複雑な事がほとんどです。
データを作成したメーカーの意図を考えながらフィルムを施工していきます。
(どこから止めるのか・どこを引っ張るのか など)
カーボンパーツも施工していきます。
隙間の細い部分などはスキージーを使い分け密着させていきます。
フィルムが貼ってあるかは少し離れると分からないクオリティです。
ヘッドライトやダクトなどデータが存在する部分は全て施工していきます。
プロテクションフィルムの施工が完了しましたら、続いてラッピングフィルムを施工していきます。
今回フロントセクションはプロテクションフィルムの上からラッピングフィルムを施工します。
失敗すると先に貼ったプロテクションフィルムも駄目になりかねないので慎重に施工していきます。
位置を合わせマーキングします。
フロントエンブレムは一度外し、ストライプを施工していきます。
フィルムを張り付けたら保護フィルムを丁寧に剥がしていきます。
いかがでしょうか?
更にレーシーな雰囲気となり、まさにレースカーです。
オーナー様の色決めやストライプの大きさなどセンス溢れる仕上がりです。
フィルム関連の施工が完了しましたら、ここからようやくコーティング施工を行っていきます。
今回使用するコーティング剤はイギリス製ハイエンドセラミックコーティングの代表格である「ジーテクニック社 クリスタルセラムBLACK」です。
塗装と共有結合する最先端ナノセラミック技術のコーティング剤です。
耐スリ傷性能はもちろんですが、鳥フンなどの耐付着物に対しても非常に耐性が御座います。
まずはベース層となるGTECHNIQクリスタルセラムを施工していきます。
こちのコーティング剤が塗装と結合し強力な塗装面を作り出していきます。
非常にシビアなコーティング剤ですので半パネルづつ丁寧に塗布し、
ムラや拭き残しがないか確認しながら丁寧に進めていきます。
先程施工したマットブラックのラッピングフィルムが艶があがらないようマスキングで保護。
このひと手間が仕上がりに直結していきます。
下回りや細かい部分のコーティング→チェックも怠りません。
ベースコートが完了しましたら、続いてトップコートである「ジーテクニックEXO V4」を施工していきます。こちらのコーティング剤は先程のクリスタルセラムと結合し、艶感と撥水性を高める効果とベース被膜を保護する効果が御座います。
リアディフューザーの奥の方やリアウイングの裏側など保護出来る部分は全て保護し、
全てコーティング確認用ライトでチェックし仕上げていきます。
最後にホイールや窓ガラスなどボディ全体を整え、ようやく完成となります。
仕上がった765LTスパイダーがこちらです。
全体のトータルクオリティを意識し施工を行わせて頂きました。
この度は当店に貴重なお車の施工をお任せ頂き誠に有難う御座いました。
オーナー様にも仕上がりにご満足頂く事が出来ました。
誠に有難う御座いました。
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