横浜市戸塚区のお客様より新車BMW M4クーペ(G82)をお預かりさせて頂きました。
ご納車前よりご相談・ご予約誠に有難う御座います。
ご納車前にご来店頂き保管環境や洗車頻度などをお伺いしながら施工内容をお打合せさせて頂きました。今回はボディを強固に保護するセラミックコーティングと合わせて、カーボンパーツと傷の付きやすいピアノブラック部分をペイントプロテクションフィルム(PPF)で保護するコーティングとフィルムのハイブリット施工を行って参ります。
今回の施工内容
・セラミックコーティング「GtechniqクリスタルセラムBLACK」
・ホイールコーティング
・スリックフロントガラスコーティング
・窓ガラス全面コーティング
・フロントグリルコーティング
・Xpelプロテクションフィルム(カーボンルーフ)
・Xpelプロテクションフィルム(フロントリップ)
・Xpelプロテクションフィルム(サイドスカート)
・Xpelプロテクションフィルム(ドアシル)
・ヘッドライトスモークプロテクション(ブラックヴァイオレット)
それでは施工を行っていきます。
非常にお車を大事にされているオーナー様からのご依頼です。
新車でも気になる箇所を事前にお教え頂き的確に処理を行っていきます。
洗車後まずは新車特有のラップフィルムの糊残りを溶剤を使用し除去していきます。
ボディカラーが白のため一見分かりにくいですが、
この糊を残してしまうと後に糊が汚れて浮き出てきて美観を損ねてしまいます。
糊残りの除去が完了しましたら、
続いてトラップ粘土を使用し鉄粉などの付着物を取り除いていきます。
1パネルづつ丁寧に確認をしながら一つづつ取り除いていきます。
ホイールも非常に複雑な形状となっておりますが一か所ずつ丁寧にクリーニングを施していきます。
下地処理クリーニングが完了しましたらマスキングテープで塗装エッジ部分やゴムパーツなどを養生し安全かつ的確に磨きを行えるための準備を整えます。準備が整いましたら、ここから磨き作業に入っていきます。
塗装の硬さと除去する対象物の状態に合わせてポリッシャー・バフ・コンパウンドを選定しながら丁寧に磨き上げていきます。
サイドパネルも1パネルづつ特殊ライトで塗装を確認しながら磨き上げていきます。
形状に合わせてポリッシャーも使い分けながら隅々まで磨いていきます。
特にピアノブラックパーツは繊細です。
磨きの工程数を増やしながら丁寧に仕上げていきます。
ビフォー
アフター
ビフォー
アフター
ビフォー
アフター
薄傷や付着物などが除去され塗装本来の光沢感が引き立ちました。
今回は窓ガラス全面コーティングもご依頼頂いておりますので窓ガラスも同様に磨きの下地処理を行っていきます。
ガラス用コンパウンドとパッドを使用し丁寧に磨いていきます。
窓ガラスもボディ同様新車であってもシミや油膜などが存在するため下地処理は重要です。
全ての磨き処理が完了しましたら再度洗車を行いボディ状態を再度リセットします。
洗車が完了しましたら、ここからペイントプロテクションフィルム(PPF)の施工を行っていきます。
事前にBMW M4クーペ用のデータにてコンピューターカットしたフィルムを用意し準備を整えます。
まずはルーフから施工していきます。
塗装面を整えた状態の上にフィルムを乗せていきます。
ルーフ部分は前後にゴムパッキンがあり、そこからゴミを吸い込むリスクがあるため事前にパッキン用の養生をゴムの間に入れておき施工を行っていきます。
フィルムの位置を合わせながらスキージーで施工液を抜き出しながら塗装面にフィルムを密着させていきます。
ビフォー
アフター
乾燥を終えると一見フィルムが貼ってあるのか分からないクオリティです。
同様に他のパーツにもPPFを施工していきます。
ドア内側部分はデータが無かったため採寸を行いデータを作成してから施工を行いました。
PPF施工後
傷が気になる箇所を部分的にフィルムで保護するコーティングとのハイブリット施工は現在大変人気です。
今回ヘッドライトのプロテクションフィルムはスモークタイプ(色味:ブラックヴァイオレット)をお選び頂きました。スモークヘッドライトプロテクションはヘッドライトの飛び石傷・黄変などからヘッドライトを守りながらファッション性も兼ね備えた人気のフィルムです。
ただしディーラー様によってはヘッドライトに薄いスモークが入ると入庫をお断りされる場合が御座います。事前にご確認をお願い致します。
スモークフィルムの場合、透明部分が見えてしまってはカッコ悪くなってしまいます。
位置を上手く調整しながら綺麗に仕上げていきます。
ビフォー
アフター
薄紫色となり引き締まった印象となりました。とてもカッコよいです。
プロテクションフィルムの施工が完了しましたら、ここからようやくコーティング施工となります。
今回お選び頂いたコーティング剤は「GtechniqクリスタルセラムBlack」です。
高硬度被膜が塗装を強固に守り、外的要因からの耐性も強い人気のコーティングです。
Gtechniq社の中でも最上級となる「クリスタルセラムBlack」は3層式のセラミックコーティングとなっており、ソフトレイヤベースのコーティング層が凹凸のある塗装面と強固に結びつきその上を9H以上のハードレイヤー層で保護します。更にその上に撥水性被膜となるEXOトップコートを施し完成するハイエンドセラミックコーティングです。
当店は神奈川県初のGTECHNIQ認定施工店となります。
非常に施工難易度の高いこのコーティングは技術・知識・施工環境が整った施工店のみがイギリス本国の認証を受ける事で取り扱い出来るようになるコーティングです。
1パネルづつコーティング剤を丁寧に塗布していきます。
ドアの内側など細かな箇所も隅々までコーティングしていきます。
ペイントプロテクションフィルムを施工した箇所にはGtechniq社のフィルム専用セラミックコーティングを使用し施工していきます。我々も様々なコーティングをテスト・経過観察を行っておりますがフィルムにはフィルム専用コーティングがオススメです。通常のコーティング剤ですとフィルム上にコーティングが定着しなかったり、フィルムに悪影響が出る可能性があるためです。
またフィルムへのコーティング施工の場合、コーティングのムラや拭き残しには細心の注意を払う必要があります。そのまま硬化してしまうと最悪の場合、フィルムの貼り換えに繋がってしまうからです。ボディ全てのコーティングが完了しましたらチェック用ライトを使用し、ムラや拭き残しがないか徹底的にチェックを行いながら仕上げていきます。
ボディ部分が完了しましたらオプションコーティングに入っていきます。
まずはスリックフロントガラスコーティングです。
輸入車のほとんどはフロントガラスにコーティングをするとワイパービビりが発生してしまいます。
(コーティングしていなくてもワイパービビりが発生するお車もあります)
スリックフロントガラスコーティングは特殊ワイパーゴムとワイパー調整、専用コーティングがセットになった輸入車オーナー様から人気のオプションメニューとなっております。
その他の窓ガラスも隅々まで窓ガラス専用高耐久フッ素ガラスコーティングを塗布していきます。
窓ガラスコーティングは雨天時の視界確保を行い安全に寄与しますが、合わせて窓ガラスへのシミやウロコの固着低減に大変有効です。ボディが綺麗でも窓ガラスがシミだらけでは美観を損ねてしまうため合わせての施工をオススメ致しております。
続いてホイールコーティングを行っていきます。
ホイールの内側まで綺麗にクリーニング・脱脂を行った後、
耐熱用ホイールコーティング剤をスプレー工法で施工していきます。
M4コンペティションのような複雑な形状のホイールでもスプレー工法で施工する事で隅々までコーティングを施す事が可能です。輸入車の場合はブレーキダストが非常に出やすくなっておりますので新車時の内にホイールコーティングを行う事でブレーキダストの固着を低減出来、お手入れを楽にする事が可能です。
フロントグリル部分も同様の方法でグリルをコーティングで保護していきます。
(センターのキドニーグリルは手塗りで膜厚を付けながら施工してあります)
全てのコーティング・フィルム施工が完了しましたら最後にお車全体を整え完成となります。
仕上がったBMW M4コンペティションクーペがこちらになります。
ボディカラーがホワイト系でもこの艶感です。
とても綺麗に仕上がったのではないでしょうか。
ご納車時にお客様にしっかりチェックを行って頂き、
日頃の洗車方法やメンテナンスについてご案内させて頂きご納車完了です。
この度はご依頼誠に有難う御座いました。
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