千葉県袖ケ浦市のお客様より新車メルセデスベンツE350eをお預かり致しました。
ご納車前よりご相談・ご予約誠に有難う御座います。
新型Eクラス(W214)の上級モデルE350eはPHEV(プラグインハイブリット)モデルとなります。
今回、内外装フルコーティングにてご依頼頂きました。
今回の施工内容
・セラミックコーティング「セラミックプロ9H ION4層」
・ホイールコーティング
・スリックフロントガラスコーティング
・窓ガラス全面コーティング
・REPELレザーシートコーティング(フロントセット)
それでは施工を行っていきます。
まずはボディチェックからスタートです。
ディーラー様で納車前に洗車などを行うと傷が付く恐れがあるからと、オーナー様が気を利かせてそのままの状態で納車日当日にお持ち込み頂きました。プロテクターフィルムを剥がした際の糊跡に砂埃が付き汚れが目立っております。
ボディだけではなく、フィルムが貼ってある箇所には全て糊残りが確認出来ました。
ドア下部分にはドアの水抜け穴にあるグリースが流れ出ており汚れております。
ドアの一部にはスケールの固着も確認出来ます。ここは新車時にドアガードが貼っており、そこに水が溜まりシミが出来てしまいます。メルセデス車はほぼ100%この部分にスケールがついています。
大凡の状態が確認出来ましたら、まずは洗車から行っていきます。
ボディ表面の汚れから隙間汚れまで隅々までクリーニングを実施していきます。
洗車が完了し砂埃がなくなると糊残りがよく分かります。
基本的に大きな傷はありませんが細かな薄傷がボディ全体に確認出来ました。
まずは洗車では落とす事の出来ない糊残りを溶剤を使用して溶かしながら除去していきます。
特にエッジ部分などを中心に除去を行い、平面部分は溶剤で柔らかくしておき後の工程で完全除去を行っていきます。
グリースや油汚れもクリーナーでクリーニングしていきます。
下地処理クリーニングが完了しましたら研磨処理に入ります。
塗装エッジ部分を中心にバフを当てたくない箇所にマスキングテープで養生を行い、安全かつ的確に磨くための準備を整えます。
準備が整いましたら磨きを行っていきます。職人が塗装状態に合わせてポリッシャー・バフ・コンパウンドを選定し塗装本来の光沢感を高め、コーティングに最適な下地へと仕立てていきます。
1パネルづつ特殊スポットライトで塗装面を確認しながら丁寧に磨き上げていきます。
下地を整える研磨が完了しましたら、仕上げにソフトウレタンバフを使用し光沢度を更に高めながら塗装を整えていきます。
ビフォー
アフター
糊跡は薄傷が除去され塗装面がクリアになりました。
ビフォー
アフター
ボディ数か所に付着していた薄傷も修正完了です。
ボディ磨きが完了しましたら、続いて窓ガラスの下地処理を行っていきます。
マスキングテープの養生を窓ガラス磨き用に貼り換え準備を整えます。
準備が整いましたらフロントガラスより磨いていきます。ボディ同様、窓ガラスも新車であってもシミやウロコ・油膜などが付着している事は珍しくありません。窓ガラスもコーティングに最適な下地へと修正していきます。
ガラスルーフ部分は付着物が多かったため二工程に分けて磨いていきます。
その他の窓ガラスも隅々まで丁寧に磨き上げていきます。全ての下地処理クリーニング・研磨処理が完了しましたら再度洗車を行いボディ状態をリセットします。水気を切りましたら、まずはコーティング前にセラミックプロ用コーティングプライマーを施工していきます。
塗装面のクリーニングと脱脂効果を高めコーティングの定着を高める効果が御座います。
セラミックプロプライマーを専用バフに付け、ボディ全体に塗り広げていきます。
セラミックプロプライマーをボディ全体に塗布し1時間ほど乾燥させましたら、ここからようやくコーティング施工となります。今回お選び頂いたコーティング剤は「セラミックプロ9H ION」です。多層レイヤーを可能とした高硬度セラミックコーティングであり最大10層施工が可能です。非常に硬く艶感が良い老舗セラミックコーティングブランドです。
今回は4層施工でご依頼頂いておりますので、まずはベースコートを4層形成していきます。
整えた塗装面にセラミックプロIONを1パネルづつ丁寧に塗布していきます。このセラミックプロIONはイオン交換テクノロジーとナノセラミックテクノロジーが融合し厚みと艶感を持たせ、全ての性能が高次元化された最新セラミックコーティングになります。
1パネルコーティングが塗布出来ましたら自社製のコーティング確認用ライトを使用し、コーティングの拭き残しやムラなどがないか徹底的にチェックを行いながら仕上げていきます。セラミックプロ9H IONは一度硬化すると磨き以外では除去出来ないほど強固なコーティング被膜を形成するためです。
非常に拭き取りが難しいコーティング剤であり施工には技術と経験が必要です。当店はセラミックプロの認定施工店として数多くの施工実績が御座いますので安心してお任せ下さい。
2層目まで完了しましたら乾燥させた後、3~4層目をコーティングしていきます。コーティングを重ねるにつれ色の深みが出て参りました。
隅々までチェックを行いながらコーティングしていきます。
4層のベースコートが完了しましたら、最後にトップコートを施工していきます。トップコートはベースコートを保護しながらコーティング被膜へのシミの付着を低減させる効果が御座います。
ベースコート同様トップコートも1パネルづつ丁寧に塗布していきます。
ドアの内側など細かな部分も丁寧に施工を行っていきます。
セラミックプロ4層+トップコートの施工が完了しましたら、再度チェック用ライトを使用しムラや拭き残しがないかチェックを行います。これでセラミックプロボディコーティングは完成です。続いてオプションのコーティング施工に入っていきます。
まずはスリックフロントガラスコーティングです。スリックフロントガラスコーティングは超撥水性被膜により雨天時の視界を大幅に確保する他、輸入車オーナー様お困りのワイパービビりを低減出来るため大変好評いただいております。
その他の窓ガラスも全てコーティングしていきます。当店の窓ガラスコーティングは雨天時の視界確保は勿論ですが、シミやウロコ・油膜の付着を低減させる効果があるため窓ガラスの美観を維持する事が可能です。せっかくボディが綺麗でも窓ガラスが汚くては美観が半減してしまいますので、ボディと合わせての施工をオススメ致しております。
窓ガラスコーティングが完了しましたら、続いてホイールコーティングに入ります。ホイールの裏側まで綺麗にクリーニングしたホイールに耐熱ホイールコーティング剤をスプレー工法で施工していきます。今回のお車のように非常に複雑な形状のホイールでも隅々までコーティングを行う事が可能です。ホイールコーティングを行うとブレーキダストの固着を低減出来るため、特にブラック塗装のホイールやマット塗装のホイールには施工がオススメです。
外装のコーティングが全て完了しましたら最後に室内レザーシートコーティングを行っていきます。外装同様、まずは室内のクリーニングからスタートです。
掃除機で塵埃は吸い取ったらクリーナーでレザーの表面をクリーニングしていきます。新車でもレザーが既に汚れている事は珍しくありません。しっかりクリーニングを行いコーティングに最適な下地へと整えていきます。
下地処理クリーニングが完了しましたらレザーシートコーティングを行っていきます。使用する液剤はレザーリペア本場のドイツ製geistのRepelを使用します。車のレザーを知り尽くした職人が開発したこのレザーコーティング剤は最新の水性式であり、どのようなレザーでも負荷なく施工する事が可能な商品です。特筆すべきは色移り防止や防汚性能です。従来のシートコーティングよりも更に防汚性が高まり、濡れている状態でも色移りしづらい性能が確認出来たため新たにラインナップに追加致しました。
綺麗に整えたレザーにコーティング剤を塗布していきます。レザーシートコーティングはいかに質感や見た目を変えず施工出来るかが重要です。ムラが出来ないよう1か所づつ丁寧にコーティングを塗布していきます。
今回はフロントセットでご依頼頂いておりますので運転席シート・助手席シートに加え、左右のドアトリムやハンドル・センターコンソールなど前回りの手が触れて汚れやすい箇所も合わせてコーティングしていきます。
リペルレザーコーティングは手汗にも有効なためハンドルコーティングも従来品よりも更に高い性能が期待出来ます。
見た目や質感を変えない自然な仕上がりです。コーティングして艶々になってしまったり、ツルツル滑って運転しにくいという事も御座いません。これで全てのコーティング施工が完了しましたので最後にお車全体を整えようやく完成となります。仕上がったMercedes-Benz E350eがこちらになります。
仕上がりを気に入って下さり追加でもう1台ご依頼を頂戴する事が出来ました。
この度は多岐に渡るコーティングのご依頼誠に有難う御座いました。
コーティング施工後のアフターメンテナンスもお任せ下さい。
今後とも永いお付き合いを宜しくお願い致します。
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