FEYNLAB社は世界ではじめてセラミック被膜のガラスコーティング開発に成功した高い技術力を持った会社です
最上級セラミックコーティング「クリスタルセラム・ウルトラ」は塗装と共有結合しソフトなベースレイヤーとハードなトップレイヤーの2層を形成します
セラミックプロ9Hは3Dセラミックマトリックス分子構造を持ち、最高硬度9Hの非常に硬い被膜を形成し、優れた耐擦傷性・耐薬品性を誇ります
servFaces(サーブフェイス)は、革新的で高品質なカーケア製品を提供するドイツ発のカーディテイリングブランドです
横浜市中区のお客様より新車ポルシェ911カレラTをお預かりいたしました。
こちらのオーナー様からは2台目のご依頼となります。
いつも当店をご愛顧頂き誠に有難う御座います。

911カレラの走りを楽しむTモデルになります。
Tモデルはホイールやドアミラーがグレー色になっているのが特徴です。
しかしただのTモデルではありません。オプション総額はなんと700万円以上。
前回の別のお車のコーティング施工からお付き合いが始まりましたが、
仕上がりや性能を気に入って下さり今回もご依頼を頂きました。
今回も前回同様、内外装フルコーティングにてご依頼です。
今回の施工内容
・最上級セラミックコーティング「FEYNLABヒールプラス」
・ホイールコーティング
・スリックフロントガラスコーティング
・窓ガラス全面コーティング
・内装レザー&アルカンターラコーティング
それでは早速施工に取り掛かって参ります。
まずはいつも通りボディチェックからスタートです。

ディーラー様で納車仕上げ磨きは行っている状態のようですが、ソリッドカラーのためしっかりとした環境下でボディ状態を確認するとまだまだ洗車傷が多く確認出来ます。

リアフェンダーなどを中心にプロテクターフィルムの糊跡が塗装に浸透してしまっているようです。


また「PORSCHE」エンブレムの台座部分のグロスブラック樹脂パーツは変質しているのが見受けられます。熱を入れながら修正出来るかチャレンジします。


その他のピアノブラックパーツもソリッドブラックゆえに薄傷が目立ちます。


またスポイラー裏やフロントグリルの細かい部分など細部には水シミの固着が見受けられます。


またリアスポイラー裏には磨き傷(バフ目)も確認できました。
このように3000万レベルの新車でも薄傷やシミ、磨き傷など様々なものが存在します。
コーティングやプロテクションフィルムを施工する前に、これらを全てリセットする事が重要です。

お車の状態を大凡把握出来ましたら、ここから作業を行っていきます。
まずは洗車から行いボディの隅々までクリーニングを行っていきます。

固着している水シミ(スケール)は溶剤で科学的に分解除去していきます。

細かな部分はソフトブラシを使用し隅々までスケールを取り除いていきます。

下地処理クリーニングが完了しましたら磨き作業に備えてマスキングテープで養生処理を行っていきます。マスキングを適切に行う事で安全かつ的確な研磨が可能となります。

今回はオプションのリアスポイラーが装着されておりエンジンルームとの隙間が大きく開いている仕様となっております。エンジンルーム内にコンパウンドなどが落ちないようマイクロファイバータオルなどを駆使しながら養生を行います。

準備が整いましたら遮光を行い特殊スポットライトで塗装面をしっかり把握出来るようにします。そうすると先程までは見えながら薄傷が更にはっきりと見えるようになります。この見えるようになる環境が非常に重要です。

今回はソリッドカラーゆえに繊細な磨きが求められます。塗装状態を見極めながら職人がその場でバフ・コンパウンドを選定しながら磨いていきます。

ポルシェの特徴といえば、やはりこのリアフェンダーやフロントフェンダーの曲面ではないでしょうか。この局面をいかに綺麗に仕立てられるかでポルシェ車の仕上がりは大きく異なります。曲面は現在磨き屋さんの中で主流のポリッシャー(ダブルアクション)では塗装をたたいてしまい不向きです。曲面には昔ながらのポリッシャー(シングルアクション)で綺麗に磨いていきます。

1パネルづつ特殊スポットライトで塗装面を確認しながら仕立てていきます。

通常は未塗装樹脂になっている箇所も今回はオプションでボディ同色塗装となっています。このような箇所は塗装が弱い可能性があるため磨きも注意が必要です。

ピアノブラックパーツも同様に塗装が繊細です。磨き傷を残さないよう丁寧に磨きます。

細かな箇所はミニポリッシャーを使用し慎重に磨きを行っていきます。

ミニポリッシャーでも磨けない箇所は職人が1か所ずつ手磨きで仕立てていきます。

今回一番磨きが難しかった箇所がリアスポイラー下の塗装部分です。上手くポリッシャーが入らない箇所なのですが、それなりに薄傷があり施工者としてはここも整えたい部分です。試行錯誤しながら丁寧に磨いていきます。
ビフォー

アフター

細かな薄傷や洗車傷がなくなり塗装がくっきりといたしました。
ビフォー

アフター

ビフォー

アフター

プロテクターフィルムの糊が塗装に浸食していた部分も熱を入れて塗装を動かすイメージで磨いていき無事綺麗に修正できました。
ビフォー


アフター


スポイラー裏の磨き傷もしっかり修正完了です。
ビフォー


アフター


ピアノブラックパーツも黒さを取り戻しました。ボディの磨き作業が完了しましたら今回は窓ガラスも全面コーティングをご依頼頂いておりますので窓ガラスもコーティング前に下地処理を施していきます。

マスキングテープを貼り替え、窓ガラスを専用のバフとセリウム系コンパウンドで磨いていきます。

窓ガラスもボディ同様、新車であってもシミや油膜など様々な付着物が付いております。コーティング施工前にこれらをしっかり除去してあげる事で、美しく耐久性の高い窓ガラスコーティングが可能となります。これで全ての下地処理クリーニング・磨き作業が完了しました。再度洗車を行い綺麗に整えます。これでようやく綺麗な状態にリセット完了です。コーティングでもプロテクションフィルムでも下地処理の重要性が分かります。

ここからようやくコーティング施工に入ります。今回お選び頂いたコーティング剤は最上級セラミックコーティング「FEYNLABヒールプラス」です。前回のお車でも施工させて頂き、「非常に良かった!」からと今回もこちらのコーティングにてご依頼を頂きました。6つの液剤を使用し4層の非常に分厚いコーティング被膜が塗装をしっかり守り、艶感も群を抜く美しさです。また熱による薄傷の自己修復機能も備わっています。しかしこちらのコーティング剤は施工が非常に難しく、コーティング前の下地処理の技術力によっても仕上がりが変わってくる施工難易度が高いものとなっております。当店は神奈川県初のFEYNLAB社からの公式認定を受けているため安心してお任せ下さい。

FEYNLABヒールシリーズは塗装が弱い箇所や材質が弱い箇所には施工する事が出来ないものとなっております。(施工出来ない箇所は非自己修復機能タイプの最上級セラミックコーティングを施工します)コーティング施工前に予めマスキングテープでコーティングを付着させたくない箇所を養生してから進めていきます。

コーティングを塗り重ねていきます。このコーティング剤は塗装に浸透していくタイプのため、下地をしっかり整えていないと粗が出てきてしまうなど綺麗に仕上げる事が出来ません。特に今回のお車のようなソリッドカラーの場合はより繊細な作業が求められます。

更にコーティングを塗り重ねていきます。FEYNLABヒールプラスセラミックコーティングの自己修復機能は太陽光の熱やエンジンの熱などでボディが80度以上の温まりますと薄傷が自己修復するユニークな機能も兼ね備えています。

従来のボディガラスコーティングであればコーティング作業は1~2時間で完了出来ますが、このFEYNLABヒールプラスセラミックコーティングはベースコートだけでも1日~2日ほど施工に時間が必要です。

ベースコートがようやく完成しましたら、最後にトップコートを更に重ねていきます。トップコートはベースコートの保護に加え、更に艶感・スリック性・防汚性をブーストさせます。


リアスポイラーの裏側やドアの内側など細かな部分も丁寧にコーティングを塗布していきます。ボディコーティングが一旦完了しましたら、ここからオプションコーティングに入っていきます。

まずはスリックフロントガラスコーティングです。特殊浸透型窓ガラスコーティングと特殊ワイパーゴム交換がセットになった人気のオプションです。フロントガラスにおいても非常に耐久性が高く、輸入車特有のワイパービビり音が低減出来るため大変好評いただいております。


その他の窓ガラスにも全面コーティングを塗布していきます。弊社の窓ガラスコーティングは雨天時の視界確保はもちろんですが、シミや油膜の付着をおさえる事が出来るためお車の美観維持に有効です。せっかくボディが綺麗でも窓ガラスが汚くては美しさが半減してしまいます。ボディと合わせての施工をオススメいたしております。

続いて吹付耐熱ホイールコーティングを行っていきます。ホイールの奥までクリーニングした後、耐熱性のホイールコーティング剤をスプレー工法で施工していきます。スプレー工法で施工するためホイールの隅々までコーティングが行き届き、ホイールのお手入れを楽にする事が可能です。特にブレーキダストが多くでる輸入車オーナー様から大変好評いただいております。

外装のコーティングが全て完了しましたら、最後に内装のレザー&アルカンターラコーティングを行っていきます。外装同様、室内のクリーニングから初めていきます。まずは掃除機で細かな塵・埃などのゴミを隅々まで掻き出しながら綺麗にしていきます。

続いて室内専用クリーナーとマイクロブラシでレザー表面をクリーニングしていきます。実は内装も新車でも汚れていたりします。しっかり確認しながら綺麗に整えていきます。

下地処理クリーニングが完了しましたらレザーシートコーティングを行っていきます。今回使用するのはULGOレザーセラミックコーティングです。当店ではお車のレザーに応じて数種類のレザー専用コーティングから毎回そのレザーに一番適するものを選定し施工を行っております。レザーシートコーティングを行う事で防汚性や色移り低減、耐擦り傷性強化の効果が御座います。コーティングを施工したシートはお手入れが非常に楽になるため、普段のお手入れは堅絞りのタオルで優しく拭いてあげるだけでOKになります。

準備が整いましたら、こちらのコーティング剤を綺麗に整えたレザーに塗布していきます。

レザーシートコーティングは拭き残しやムラなどが発生しないよう丁寧に確認しながら進めます。


手が触れて汚れやすいハンドルなどもコーティングしていきます。

レザー部分が完了しましたらアルカンターラ部分は専用コーティング剤に切り替えコーティングを行っていきます。撥水性が高まるためアルカンターラにシミが付きづらくなり防汚性を高めます。

室内コーティング、完成いたしました。当店のレザーシートコーティング・アルカンターラコーティングはしっかり保護性能を持たせながらも見た目や質感をほとんど変える事無くコーティングが可能です。艶々になってしまったり、ツルツル滑って運転しにくいという事も御座いません。

全てのコーティング施工が完了しましたら最後にお車全体を綺麗に整え完成となります。仕上がったPorsche911CarreraSがこちらになります。








この度はご依頼誠に有難う御座いました。
圧倒的な艶感と美しさのカレラに仕上がったかと思います。
いつも当店をご愛顧頂き誠に有難う御座います。
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