横浜市西区のお客様よりメルセデスAMG G63 (2019年式)をお預かりさせて頂きました。
こちらのオーナー様からは2台目のご依頼となります。誠に有難う御座います。
今回新車から3年が経過したタイミングで愛車をリフレッシュさせたいとご依頼を頂きました。
また合わせて新車時に他店様にてボンネットにプロテクションフィルムを施工したものの、
フィルムがシミだらけになってしまったため剥がしたいと要望を頂きました。
プロテクションフィルムはポリウレタン製フィルムとなっておりシミが付きやすいデメリットが御座います。特に屋外保管ではフィルムを綺麗に保つのは非常に難しいため当店では屋外保管のお車にはオススメ致しておりません。
オーナー様によると新車施工時にプロテクションフィルムの詳しい内容の説明が無かったようです。
コーティング・プロテクションそれぞれ適材適所、お客様の駐車環境や使用環境においてどちらが良いかは様々です。当店ではお客様一人一人に合った施工プランをご提案させて頂いております。
お気軽にご相談下さい。
今回のご依頼内容
・セラミックコーティング「GTECHNIQクリスタルセラムBLACK」
・ペイントプロテクションフィルム剥がし(ボンネット)
それでは施工を行っていきます。
まずはプロテクションフィルムの剥がし作業からスタートです。
ボンネットは通常ボンネットの裏まで巻き込んで施工してありますので、
まずはこちらの裏部分のフィルムを剥がしていきます。
フィルムがエンブレムの中まで入っているので新車施工時にエンブレムやダクトは外して施工した事が分かります。他店様でフィルムを施工した場合、どのようなフィルムを・どのように施工したかが分からないため剥がし作業もリスクが伴います。
最悪の場合、塗装が剥がれたりする事も御座います。今回はそのリスクをオーナー様も承知の上ご依頼頂いております。
熱を加えながら丁寧に剥がしていきます。
2時間かけてようやく剥がれました。(大変です)
剥がしたフィルムはご覧のように真っ黒な事が分かりますね。
フィルムを剥がすと糊が残りますので、今度はこれを溶剤を使用し除去していきます。
プロテクションフィルム剥がしの一連の作業が終りましたら、洗車を行いボディ状態を確認していきます。日常使用による多少の傷はありますが屋外保管として比較的綺麗です。
しかし気になる部分が御座います。
窓枠ゴムモール下にある線のようなもの。
これはコーティング剤の拭き残しです。
窓枠ゴムモールやドアハンドル部分に前回施工した業者さんが拭き残しものと思われます。
後はこのプラスチックの白化です。
通常3年使用でここまで白くなる事はあまり見た事が御座いません。
考えられるのはここに艶出し材のようなものを塗ったのではないかと思われます。
背面スペアタイヤを外してみると、こちらも汚れが蓄積されております。
こちらは普段触れない場所ですので致し方御座いません。
全体の状態が把握出来ましたら施工を進めていきます。
まずはボディに蓄積された汚れやスケールを除去する事からスタートです。
Gクラスは非常に入り組んだ作りとなっているため、ソフトブラシなどを使用し隅や隙間の汚れをクリーニングしていきます。
先程の背面部分もスケール除去剤を使用しクリーニングしていきます。
ビフォー
アフター
普段はスペアタイヤで見えない部分ですが、綺麗にしておくと気持ちが良いですね。
左側(クリーニング後) 右側(クリーニング前)
普段中々ケア出来ない下回りのパーツなども丁寧にクリーニングしていきます。
マフラーもご覧の通りです。
ビフォー
アフター
スッキリ致しました。
続いてクレイパッドを使用しボディのザラ付きを除去していきます。
平面や背面部分を中心にザラ付きを取り除いていきます。
先程のコーティングの拭き残しやかなり硬化してしまい取り除くのが困難ですが、
手磨きツールを使い改善を行っていきます。
ポリッシャーが入らない狭さなので薄傷は残りますが良い感じに修正出来ました。
これが全てのゴムモール枠に付着しております。
下地処理が終りましたら、ここから研磨作業に移っていきます。
Gクラスはマスキング箇所も多く、色が抜けやすく注意する場所があるなど施工になれている会社でないと磨きが難しい車両となります。当店は30年以上メルセデスベンツ車両の磨き・コーティングを行っておりますのでご安心下さい。
1パネルづつライトを当てながら丁寧に磨きを行っていきます。
磨き箇所に応じてポリッシャーを使い分け、下地を整えていきます。
ドア内側ステップ部分も乗り降りにより非常に傷が多かったため磨きを行っていきます。
ビフォー
アフター
深い傷は残ってしまいますが、スッキリ致しました。
全ての磨き作業が終りましたら再度洗車を行い磨き時に出た粉などを洗い流し乾燥させます。
乾燥が終りましたら、ここからセラミックコーティングを行っていきます。
今回お選び頂いたのは「GTECHNIQクリスタルセラムBLACK」です。
イギリス製のハイエンドセラミックコーティングであり、世界中の過酷な環境下で鍛え抜かれ選ばれています。非常に被膜が硬く、鳥フンや虫などへの耐性も強いため屋外保管のお車にもオススメです。
こちらを1パネルづつライトで確認しながら施工を行っていきます。
窓ガラスやプラスチックパーツなどコーティングがついて欲しくない部分は事前にマスキングテープで養生を行いコーティング施工を行っていきます。
非常に施工難易度が高くシビアなコーティングですが仕上がった時のツルツル感や艶は別格です。
ベースコートの施工が完了し乾燥を終えましたらトップコートを施工していきます。
ドアの内側などもコーティングし、拭き残しなどがないか丁寧にチェックを仕上げていきます。
最後にボディの隅々を仕上げ、全体のバランスを整えていきます。
こちらの施工事例ではトントン拍子でご説明しておりますが、
実はGクラスの場合、下地処理・研磨処理に2日、ベースコートを塗るだけで2日、トップコート仕上げに1日、非常にヘビーな施工となっております。
そしてようやく完成したG63がこちらになります。
2台目のご依頼誠に有難う御座いました。
「今注文中の車も頼むね!」と嬉しいお言葉を頂戴する事が出来ました。
今後とも宜しくお願い致します。
次回メンテナンスでお待ち致しております。
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