横浜市内のお客様より新車フェラーリローマをお預かりさせて頂きました。
こちらのオーナー様からは3台目のご依頼となります。
いつも当店をご愛顧頂き誠に有難う御座います。
スペシャルカラーである「ビアンコイタリア」に塗装されたお車であり、
オプション多数のスペシャルなフェラーリローマです。
今回もオーナー様のご意向により、
ディーラー様の納車式を当店で行って頂きそのままお預かりさせて頂きました。
「今回も頼むよ!」と内外装フルでのご依頼です。
しかも今回は外装全てをフルプロテクションフィルムを施工させて頂く事となりました。
今回の施工内容
・XPELアルティメットプラス 外装フルプロテクションフィルム施工
・XPELステッププロテクションフィルム施工
・FEYNLABプロテクションフィルム用セラミックコーティング PPF&VINYLセラミック
・内装レザーシートコーティング フルセット
・ホイールコーティング
・スリックフロントガラスコーティング
・窓ガラス全面コーティング
それでは施工を行っていきます。
新車でそのままお預かりさせて頂いておりますので内外装綺麗で御座います。
しかしフェラーリのような1台1台オーダーメイドのお車の場合、
どうしても仕上げが行き届かない事が御座います。
オーナー様からも「プロテクションフィルムを貼る前に下地をしっかり整たい」と
ご要望を頂いておりますので、まずはいつも通り下地を整える事からスタートです。
こちらはボンネットフードの写真です。
真ん中のライトを見て頂くと光が乱反射しているのがお分かり頂けるかと思います。
これがバフ目(磨き目)となります。
ルーフも同様に磨き目が御座います。
オプションのカーボンパーツ部分も細かな磨き目が入っております。
新車のフェラーリなのにこんなに磨き目が残っているの!?
と思われる方もいらっしゃると思いますが前述した通り珍しい事では御座いません。
当店でも何台もフェラーリを施工させて頂いておりますが状態としては良好な仕上がりです。
(もっと凄い状態の新車も沢山見てきました)
磨きに入る前にボディのザラつきや鉄粉などを除去しておきます。
今回のようなビアンコイタリアのようなホワイトカラーは特に鉄粉などが目立ちます。
鉄粉が取れる箇所はトラップ粘土を使用し除去します。
今回は窓ガラスの全面コーティングもご依頼頂いておりますので、
まずは窓ガラスを全面磨いていきます。
新車の窓ガラスでもシミや油膜などが付着している場合が御座いますのでボディ同様クリーニングしていきます。
窓ガラスの磨きが完了しましたら、ここからボディ研磨に入っていきます。
塗装部分に不要な研磨ダメージを与えず、先程チェックした修正すべき箇所を中心に磨きを行っていきます。
ボディ塗装面をしっかり確認しながら美しい塗装表面に仕上げていきます。
形状や修正したい箇所に応じてポリッシャー・バフ・コンパウンドなどを使い分け、
丁寧に仕上げていきます。
細かな部分は無理をせずマイクロミニポリッシャーに切り替え、地道に磨いていきます。
下地処理・磨きの作業が終りましたら再度ボディを洗浄し、ボディ全体をクリーンに保ちます。
ここからペイントプロテクションフィルム(PPF)をボディ全体に施工していきます。
事前に車種用(ローマ用)にデータカットされたフィルムを施工していきます。
ペイントプロテクションフィルム(PPF)は厚さ約150μのポリウレタン樹脂フィルムを施工する事により見た目を変える事無く、飛び石傷などの外的要因からボディを守る最新の保護方法です。
当店では<プロテクションフィルムのメリット・デメリット><コーティングのメリット・デメリット>をしっかり説明させて頂きお客様の使用環境下に合わせて最適なご提案をすることが可能です。
フィルムを施工箇所に置いたら、ここから施工液を抜きながらボディにフィルムを密着させていきながら1パネルづつ丁寧にペイントプロテクションフィルムを施工していきます。
フェラーリローマといえば特徴的なフロントグリルですが、
こちらもデータが存在します。
穴の位置がずれないよう丁寧に施工していきます。
ボディカラーがホワイト系というのもありますが、
一見フィルムが貼ってあるかは分からないクオリティです。
通常プロテクションフィルム施工の場合はパーツの脱着は行わないのが普通ですが、
今回はスペシャルオーダーでリアエンブレムを外して施工していきます。
リアの可変ウイングのエンブレムも外したかったですがウイング自体を脱着する必要があるため、
こちらは特別にフィルムデータをワンオフ作成して施工致します。
どうフィルムを貼ったら一番美しく見えるのか何度も試行錯誤しながらデータを作ります。
データを作成しましたらフィルムをカットし施工していきます。
通常はエンブレムの周りを四角く穴が開いているデータですが、
エンブレムの隙間までフィルムを入れる事でエンブレムを外して施工したかのようなクオリティです。
フィルム内に出来るだけ塵・埃などの異物が混入しないよう、
「フィルム・ボディ・室内空間・施工道具・施工者自身」を出来るだけクリーンに保ちながら施工していきます。
ビアンコイタリアのボディカラー部分だけでなく、
オプションのカーボンパーツも全てフィルムを施工していきます。
こちらの施工写真はリアディフューザー部分となります。
ヘッドライトやテールライトなどのパーツも同様にフィルムを施工していきます。
全てのペイントプロテクションフィルムを施工したら、乾かしながら細部を仕上げていきます。
ペイントプロテクションフィルムの難しいのは施工は勿論ですが、
施工後のフィルムの浮きです。
フィルム施工直後は水気が乾くまで状態が判断出来ない事と、
熱や寒さによりフィルムが伸縮するため後から浮きなどが発生する場合が御座います。
当店では出来るだけそれらをクリアした状態でお車をお出し出来るよう細心の注意を払っております。しかしそれでもフィルムが浮いてくる場合も御座います。その場合は施工直後であれば無料で手直し可能で御座いますのでご安心下さい。
外装のペイントプロテクションフィルムの施工が完了しましたら、
ここからプロテクションフィルム用セラミックコーティングを施工していきます。
ペイントプロテクションフィルムは傷などから塗装を強固に守れる反面、
フィルムにシミが付きやすいデメリットが御座います。
これらを低減するためにフィルム専用のコーティング剤を塗布していきます。
ペイントプロテクションフィルム用のコーティングも何でも良いわけではなく、
しっかり効果を与えながらフィルムに悪影響のないものを選ばなくてはなりません。
当店が認定施工店として取扱いしている「FEYNLABファインラボ」社からは、
プロテクションフィルム専用のセラミックコーティングもラインナップに御座います。
こちらを通常のセラミックコーティング同様、1パネルづつ丁寧に施工していきます。
通常の塗装へのコーティングであればコーティングの拭き残しなどがあり硬化してしまっても、
磨いてリカバリーする事も出来ますが今回はフィルムのためそれが出来ません。
細心の注意を払いながらコーティング確認用ライトを使用し仕上げていきます。
ドアの内側やエンジンルームの内側は塗装用セラミックコーティングに切り替え、
隅々までコーティング施工していきます。
ボディ外装部分のコーティングが完了しましたら、その他の部分もコーティングしていきます。
窓ガラスは窓ガラス専用の高耐久コーティングを使用し窓ガラスにコーティングを擦り込んでいきます。
ホイールはクリーニング後脱脂を行ったのちに、
エアーガンを使用し隅々までコーティングを吹付ていきます。
外装の全てのコーティングが完了しましたら、最後に内装のレザーコーティングです。
レザーセラミックコーティングはレザーの質感をほとんど変える事無く、
レザーの保護を可能とする人気のコーティングです。
今回は内装フルコーティングでご依頼頂いておりますので、
全席のレザーシートは勿論ですが手がいくハンドルやドア箇所などもコーティング致します。
最後にボディ全体を整え、ようやく完成となります。
仕上がったFerrari Romaがこちらです。
今回も大切なお車を当店にお任せ頂き誠に有難う御座いました。
今後も愛車のコンシェルジュとしてお任せくださいませ。
ご依頼誠に有難う御座いました。
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